ES添削は誰にお願いする?的確なアドバイスをもらうコツや依頼メール例文を紹介

エントリーシート(ES)を書いてみたけれど内容に自信が持てない。もっとブラッシュアップしたい…。そんなときは第三者からの客観的な意見をもらって完成度を上げることができます。ただ、誰にどうやってお願いすればいいのかが悩みどころ。
そこで、ES添削を依頼する先の選び方と、依頼するときのポイントを、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーと、新卒採用の動向に詳しい専門家に聞きました。

ES添削をお願いするなら?誰に相談すればいい?

ES添削をお願いする相手として考えられるのは、大きく分けて「友達や家族など身近な人」「社会人の先輩やOB・OG」「就活に詳しい人・サービス」の3通り。それぞれの特徴について、数多くの就活生の相談に乗っているキャリアアドバイザーの田村梨香さんに解説してもらいました。チェックしてもらいたいことに合わせて、お願いする相手を選ぶといいでしょう。

プロフィール 田村梨香(たむら・りか)都市銀行で法人営業を経験後、2016年、株式会社リクルートキャリアに入社。新卒・中途採用の求人広告営業を経て、現在はリクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーを担当。「自分で納得のいく意思決定をする学生を増やす」ことをモットーに、就活生のサポートに力を注いでいる。
→リクナビ就職エージェント公式サイト

友達や家族など身近な人

学校やアルバイト先の友人や家族は、いつでも気軽に相談しやすく、本音を言ってもらいやすいというメリットがあります。また、性格や強みなど、自身の人物像を理解した上でアドバイスをもらえる点も魅力です。

ただ、就活の専門家ではないので、企業側の人事の視点を考慮したアドバイスや添削をもらうのは難しいでしょう。ES全体から受けた印象や、自分の魅力が伝わっているかどうかなどを確認したいとき、誤字や脱字をダブルチェックしてもらいたいときにお願いするのが良さそうです。

社会人の先輩やOB・OG

同じ部活やサークルだった社会人の先輩は、友達や家族と同様、気軽に相談しやすい上、自分のことや今の環境(学校やサークルなど)の特徴をわかった上でアドバイスをもらえるでしょう。さらに、社会人の視点でチェックしてもらえるので、より実践的なアドバイスがもらえそうです。

その先輩の所属業界・職種ならではの考え方や価値観でアドバイスをしてもらえるので、できれば志望業界・職種の先輩にお願いしてみましょう。
また、志望企業のOB・OGであれば、社風や文化、実際の仕事内容も考慮した上でアドバイスしてもらえるかもしれません。

就活に詳しい人・サービス

学校のキャリアセンターや就職エージェント、ES添削サービスを行っている会社など「就活の専門家」は、ES添削実績が多くさまざまなパターンを知っているため、過去の事例を踏まえ専門性の高いアドバイスがもらえるでしょう。就活の動向を踏まえつつ企業視点でチェックをもらえる点、自分のことをまったく知らない人だからこそフラットな目で客観的なアドバイスがもらえる点もメリットといえます。

ただ、例年1~3月は就活生からの添削依頼が多く、じっくりアドバイスをもらうのは難しい場合もあります。アドバイスをもらう際は、少し余裕をもって相談するなどの工夫が必要です。

なお、最近ではLINEなどSNSのオープンチャット機能を利用し、就活生同士でESを添削し合うケースもあるようです。気軽に相談しやすいメリットはありますが、専門家ではないので、的確なアドバイスはもらいにくいでしょう。「ES全体から受ける印象を知りたい」「感想が欲しい」というぐらいの依頼にとどめた方が良さそうです。

エントリーシート(ES)を作成する学生

ES添削をお願いするときのポイントと注意点

ES添削をお願いするとき、どのような点を押さえて依頼をすることで、より的確なアドバイスをもらえるのでしょうか?依頼の際のポイントと注意点を、企業の新卒採用に詳しい人材研究所の曽和利光さんに詳しくうかがいました。

株式会社人材研究所 曽和利光さん写真プロフィール 曽和利光(そわ・としみつ)株式会社人材研究所・代表取締役社長。1995年、京都大学教育学部教育心理学科卒業後、リクルートで人事コンサルタント、採用グループのゼネラルマネージャーなどを経験。その後、ライフネット生命、オープンハウスで人事部門責任者を務める。2011年に人事・採用コンサルティングや教育研修などを手掛ける人材研究所を設立。『「ネットワーク採用」とは何か』(労務行政)、『悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?人事のプロによる逆説のマネジメント』(星海社新書)など著書多数。最新刊の共著『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(星海社新書)も好評。

ESに自信がなければ「就活の専門家」「志望業界の先輩」からアドバイスをもらおう

自分のESに自信がない、足りない部分を知ってブラッシュアップしたいという場合は、「就活の専門家」と「志望業界の先輩やOB・OG」の2カ所にお願いするのがベストです。

文章の添削には高度なスキルが必要。キャリアセンターや就職エージェントなど専門家にお願いするのが確実です。ただ、専門家は就活に関する広い知識を持っている一方で、必ずしも志望業界にピンポイントで詳しいわけではありません。同時並行で、志望業界や志望企業の先輩にもESを見てもらえば、より志望業界に沿った感想がもらえるでしょう。例えば広告業界志望ならば、広告業界の先輩にチェックをお願いして、ESからどんな人物というイメージを受けたか、広告業界に合っていそうかどうかを具体的に確認し、ブラッシュアップの参考にするといいでしょう。

なお、専門家に依頼する際には、「どの企業向けのESなのか」「どんな人物だと思ってもらいたいのか」を伝える必要があります。
この2つの情報がないと、志望企業に沿った正しいES添削ができないからです。例えば、慎重にコツコツ仕事に取り組める人が欲しい企業に、「好奇心が旺盛」である点をアピールしても評価されにくいですよね。どういう会社、どういう仕事を志望するかによって、強みとアピールしたことが弱みと捉えられたり、逆に弱みだと思っていることが強みだったり…ということはよくあることなのです。

もちろん、事前情報がなくても文章に破綻がないかどうか、誤字脱字がないかぐらいはチェックできますが、志望企業の書類選考を突破するための精度の高いアドバイスをもらいたいのであれば、応募企業名と伝えたい人物像の2つは最低限伝えましょう。

ES送付前に「相手にどんな人物だと思ってもらいたいか」が書けているかどうか確認しよう

私は就活生からES添削を依頼されることも、企業の採用選考時にESをチェックすることも多いのですが、どんな人物だと思ってもらいたいか、という視点が抜け落ちているESが多すぎると感じます。

素直に企業が用意した設問通りの答えを書くだけでは、応募企業へのアピールにはなりません。ESのどの項目も、面接でのどんな質問も、基本的にはすべて「あなたはどういう人ですか?」という質問の変形。したがって、すべての項目において「私は応募企業が欲しいと思っている能力や特性を持っています」という要素を組み込むことが大切です。ES添削を依頼する前に、この点を意識して全体を見直すといいでしょう。

ES添削をお願いする際のメール例文

ES添削をお願いする際のメール例文をご紹介します。
忙しい中、添削に時間を割いてくれることに感謝の気持ちを伝えつつ、応募企業とESで伝えたいこと(どんな人物だと思ってもらいたいか)を記しましょう。

添削を依頼する際は、期日を記載するようにしましょう。送付日から1週間ほどのゆとりを持たせ、相手の都合に配慮することが大切です。

専門家に添削依頼する際のメールの例文

件名:【エントリーシート添削のお願い】〇〇大学△△学部・りくなび太郎

〇〇様

お世話になっております。〇〇大学のりくなび太郎です。
このたびは、エントリーシートの添削をお引き受けいただき、ありがとうございます。
お忙しい中お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

●応募企業・募集職種
〇〇株式会社(ECサイト「△△」などを運営するインターネットサービス会社)で採用を行っている法人営業。

●エントリーシートを通して伝えたいこと
応募先企業が求めている「好奇心旺盛でフットワークが良く、自ら道を切り開けるタイプ」の人物だと伝えたいです。

●希望期日
□月□□日(□)まで

差し支えなければ、1週間以内ぐらいを目安にアドバイスを頂けるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(署名を入れる)

志望企業の先輩に添削依頼する際のメールの例文

件名:【エントリーシート添削のお願い】〇〇大学△△学部・りくなび太郎

〇〇様

お世話になっております。〇〇大学のりくなび太郎です。
このたびは、エントリーシートの添削をお引き受けいただき、ありがとうございます。
広告業界の第一線で活躍されている先輩ならではのご意見、ご感想を頂けるとうれしいです。

●エントリーシートを通して伝えたいこと
・広告業界の営業職に適した特性、素養があると伝えたいです
・貴社ホームページに「求める人物像」として記されていた、「顧客第一で能動的に行動でき、自ら考えイノベーションを起こせる人材」と思ってもらえたらと考えています。

●希望期日
□月□□日(□)まで

差し支えなければ、1週間以内ぐらいを目安にアドバイスを頂けるとありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

(署名を入れる)

署名の書き方や基本的なメールの送り方はこちらの記事を参考にしましょう。

関連記事:【例文付き】OB・OG訪問で役に立つメールの書き方

リクナビ就職エージェントなら志望業界・企業に合った添削が可能

リクナビ就職エージェントは、専門知識に長(た)けた専任アドバイザーが、マンツーマンで就職をサポート。志望企業にどんな人物だと思ってもらいたいのかをヒアリングした上で、各企業に沿ったES添削を行っています。より企業に伝わる文章の書き方や誤字脱字のチェックなども行います。

そのうえ、就活生一人ひとりの志向や価値観に合った企業紹介や、面接アドバイスなども実施、納得のいく就活が行えるよう伴走します。就活に悩んだり迷ったりしたら、活用するのも一つの方法です。

取材・文・編集/伊藤理子


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