誰もが知っている人気企業や大企業に新卒で入社したのに、3年以内に早期退職する人がいます。そういった企業を志望している就活中の学生からすると、「なんてもったいない…」と言いたくなります。けれども本人は本人なりに「こんなはずじゃなかったのに…」という残念な気持ちを抱きながら、退職という決断に踏み切っていることが少なくありません。
インタビューに応じてくれた先輩たちは全員、自身の就活を振り返って、
「内定をもらった時点では、自分の就活は取りあえず成功したと思っていました」と口をそろえます。けれども入社してから、就活時には「見えていなかったこと」に直面したと言います。
「(就活の時には)そこまで考えてなかった」
「就活の時、こうしておけば良かった」
「今思えば、自分の就活はここが失敗だった」…。
今の時代、生涯、1つの企業だけに勤めるとは限りませんが、どんな人でも、いわゆる「新卒入社」で入る会社は1つです。せっかくの就活して最初に入る会社。社会人スタートを、より実りのあるものにするためにも、そんな先輩たちがホンネで語る、リアルな就活失敗体験談にじっくり耳を傾けてみませんか。
また、これから活動する就活生の参考になるよう、企業の採用に精通している、株式会社人材研究所の曽和利光さんから、体験談ごとに解説とアドバイスも頂きました。これから就活を進める人に、きっと役立つ内容が満載です!
【CASE1】大手食品メーカーを3年で退職したAさんの就活失敗体験談
大好きな商品を扱っている大手食品メーカーに内定し、得意な英語を生かして海外との事業に携わりたいと希望を抱いて新卒入社したAさん(28歳)。面接でも希望は伝えていたけれど、入社後に、希望の部署に行ける可能性が限りなく低いことがわかりました。「自分にとって譲れない部分が満たされない働き方が続くことに耐えられず」3年で退職しました・・・。
【CASE1】大手食品メーカーを3年で退職したAさんの就活失敗体験談
【CASE2】地方テレビ局を2年で退職したBさんの就活失敗体験談
Bさん(27歳)が入社した地方テレビ局は、地元では知名度抜群の超人気企業です。どうしてもテレビ局に入りたくて就活をしたものの、キー局は全滅。それでもこのテレビ局から内定をもらって、Bさんの就活は無事に終了したのでした。けれども営業部門に配属され、連日続く宴席と週末のゴルフ接待に、次第に心身共に疲弊して自分を見失っていきました・・・。
【CASE2】地方テレビ局を2年で退職したBさんの就活失敗体験談
【CASE3】大手保険会社を2年で退職したCさんの就活失敗体験談
女性活用が進んでいて、福利厚生も手厚いと評判の大手保険会社のエリア総合職として新卒入社したCさん(29歳)。「将来結婚・出産しても長く働き続けたかったので、雇用も待遇も安定していることが魅力でした。条件の良さで選んだのですが…」。職場の風通しの悪さに加えて変化も刺激もないルーチン業務に飽き、「成長実感がまるで持てない」ことを理由に2年で退職しました・・・。
【CASE3】大手保険会社を2年で退職したCさんの就活失敗体験談
取材・文╱佐々木ゴウ、就職ジャーナル編集部
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