今週は、大学1年生341人のアンケートを紹介します。みんなが睡眠のために気を付けていることはなんでしょうか?
8割以上の大学1年生が8時前に起床
■毎日、何時ごろに起きていますか?
大学1年生に、毎日の大体の起床時刻を尋ねたところ、一番多かったのが「6時台」で約4割。次いで「7時台」が35.7%となり、8割以上が8時前に起きていることがわかった。
大学1年生の約6割が0時~2時に就寝
■毎日、何時ごろに寝ていますか?
次に、毎日の大体の就寝時刻を尋ねたところ、一番多かったのが「0時台」で約4割。次いで「1時台」が23.4%となり、全体の約6割は0時~2時の間に就寝していることがわかった。
毎日の睡眠時間は3人に1人が「6時間台」
■毎日の睡眠時間は?
次に、毎日の大体の睡眠時間を尋ねたところ、一番多かったのが「6時間台」で約3人に1人。次いで「7時間台」が3割弱となった。平均睡眠時間は6時間30分で、男女差や文系と理系の差は2~4分程度しかなかった。
人によって睡眠のための工夫はさまざま
リアルボイス編では、みんなが質の良い睡眠のために気を付けていることを紹介します。
●寝る前は少し厚着して筋トレ。汗をかいて代謝を高めてから寝る。(睡眠時間6時間20分・医療保健学部)
●眠りにつく30分前には電気を暗めにする。(睡眠時間6時間40分・家政学部)
●寝る直前に入浴し、あがったらパソコンや携帯をなるべく使わずに早く寝る。(睡眠時間6時間・人文学部)
●眠くなって瞼(まぶた)が勝手に落ちてきたときには、逆らわずにそのまま寝ると、気持ちよく眠れる。(睡眠時間7時間・人文社会学群)
●抱き枕を使って心地よい体勢で寝るようにしている。(睡眠時間6時間20分・理工学部)
●足を枕より高くして寝て、むくみを取っている。(睡眠時間4時間・人間社会学部)
●カーテンを閉めないで寝ると、朝になると日ざしが照り付けるため、体内時計が「朝」モードになり、自然に目が覚める。(睡眠時間6時間・医学部)
●パジャマは寝返りのうちやすいものにしている。また、クーラーなどは、できるだけつけないようにして寝ている。(睡眠時間7時間・薬学部)
●枕に枕用の保冷剤をセットすることで、寝苦しい夜も快適に眠れるようにしている。(睡眠時間6時間・保健医療学部)
●僕は、睡眠時間を90分の倍数(3時間、4時間半、6時間、7時間半…)にすることで、気持ちよく起床できる。(睡眠時間7時間30分・工学部)
●翌日の起床時間を口に出して唱えてから寝ると、その時間に起きることができます!(睡眠時間6時間・経済学部)
●布団に入ってから幸せな妄想に浸る(笑)。安眠できること請け合い。(睡眠時間7時間15分・教育学部)
どうやら、0時台に寝て6時台に起きるのが、みんなの平均的な睡眠パターンなんだね。平均睡眠時間6時間30分という数字は、日本人の平均睡眠時間が7時間30分程度であることから考えると、1時間程度短いことに。大学生は若い分、短い睡眠時間でも元気に過ごせるということかもしれないけど、過度な睡眠不足は熱中症や体調不良にもつながるから要注意だよ。そして、夏は寝苦しい夜も多いだけに、快眠のための工夫はさまざま。「布団の中で幸せな妄想に浸る」という方法は、すでに同僚のGも試していて、妄想の中で日替わりでイケメンとデートしているらしいよ(笑)。
【調査概要】
調査期間:2014年7月19日~7月24日
調査サンプル:大学1年生341人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか