今週は、大学2年生284人のアンケートを紹介します。
先輩たちが考える、大学1年生のうちに、やっておけばよかったこととは何でしょうか?
一番やっておけばよかったことは、「勉強」、次いで「アルバイト」、「資格取得」
■大学1年生の時を振り返って、やっておけばよかったと思うことは何ですか?(複数回答)
入学から1年が経過した大学2年生に、大学1年生の時を振り返って、やっておけばよかったと思うことについて尋ねたところ、最も多かった答えが「勉強」で約4割。「アルバイト」も約3割で続き、「資格取得」も3割弱に上った。
もし戻れるなら…勉強と生活と、さまざまな反省点
リアルボイス編では、勉強と大学生活の両方の反省点を紹介します。もし、戻れるなら大学2年生は、どんなことをやっておけばよかったと考えているのでしょうか?
もっとしっかりやれば…!勉強面での反省点
●もっと真剣に勉強すべきだった。専門科目の単位を1つ落としてしまい、2年前期にもう一度その授業を取ろうと思っていたが、2年生の必修授業の時間と重なっていて、結局取れなかった。(工学部)
●学科の勉強を、手抜きせずにやるべきだった。2年生以降の専門科目の基礎になるのに、今の自分の知識では正直心もとないから。(理工学群)
●受験で鍛えた英語力がまだ残っているうちにTOEFL(R)テストの点をもっと伸ばしておきたかった。(国際教養学部)
●語学の勉強をもっとしっかりとやっておけばよかった。2年生になって講義についていけなくなって焦っています。(文学部)
●1年生のうちに短期留学しておけばよかったと思う。(工学部)
○○をやっておけばよかった…生活面での反省点
●一人暮らしをするようになって生活が不規則になり、体調を崩して授業に出られないこともしばしば。ちゃんと規則正しい生活をすればよかったと思う。(工学部)
●アルバイトをしておけばよかった。2年生から副専攻の授業を受けるようになったため、1年生の時よりも忙しくなってしまったので。(文学部)
●休日は一人で家に引きこもっていることが多かったので、もっと遊びに行けばよかった。(生命環境学部)
●夏休みは、アルバイトやサークル活動、友人との遊びで忙しくそれ以外のことができなかったが、運転免許を取っておけばよかったと後悔している。(教養学部)
●サークルをもっと真剣に選ぶべきだった。趣味のサークルに入ったが、サークルの先輩や仲間と好みが合わず、時間を無駄にしてしまった気がする。(文学部)
●交友関係をもっと広げておけばよかった。2年生になってゼミが始まったのに、知り合いがいなくて苦労している。(文学部)
●恋愛したかった! 今からでも遅くないとは思うものの、すでに周りがカップルだらけになって、出遅れ感ハンパないから。(文芸学部)
なるほど、決して少なくない数の大学2年生が「もっと勉強しておけばよかった」と悔やんでいるんだね。確かに、1年生の時に学ぶことって、専門科目に進むためのベースになったり、希望する学科や研究室に進むための絶対条件だったりするもんね。とはいえ、勉強だけしている大学生活だと、アルバイトや部活・サークル活動、遊びが足りなかったという悔いを残すこともあるもよう。そういう僕も、勉強に心血を注ぐあまりに、彼女いない歴を更新するだけの大学生活だったなあ…。
【調査概要】
調査期間:2015年4月11日~4月14日
調査サンプル:大学2年生284人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか