最終面接を終えて合否が出るまでの時間は、「あの時こう答えれば良かったかな」「面接担当者があまり質問をしてこなかったけど大丈夫だろうか」など、内容を振り返って不安になりがちです。どんな雰囲気だったら受かるケースが多いのか、はたまた不合格なのか…就活を終えた先輩たちはどんな感触を得ていたのでしょう。当時の様子を振り返ってもらいました。
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落ちるフラグ?最終面接の結果が不合格だった先輩の体験談
「これって落ちるの?」「内々定なの?」そんな不安を解消すべく、内定者300人へのアンケートを実施しました。まずは、最終面接で落ちてしまった先輩たちのエピソードから紹介していきましょう。
「最終面接中から手応えを感じられずに、結果はやっぱり不合格だった」というケース
・緊張しすぎてうまく話せなかった。
・技術面の具体的な用語を知っているか尋ねられたが、きちんと理解できていなかったためうまく答えられなかった。
・話していてもいい反応をもらえない、興味がなさそうな感じがあった。
・質問の内容が雑談のようになり、私への興味をなくしたように感じた。
・対策が十分にできていなかったこともあり、うまく受け答えができず、焦ってしまった。
・面接担当者が高圧的と感じ、たとえ一時的なものだとしても一緒に働く意欲がそがれてしまい、質問が頭に入ってこなかった。
先輩たちが感じた“手応えのなさ”として数多くの声が上がっていたのが、面接担当者の態度や表情でした。
具体的には「反応が薄かった」「ため息をつかれた」「(面接担当者の)表情が徐々に硬くなっていった」など。相手のその態度に心が折れ、話がしどろもどろになってしまったり、あきらめモードになってしまったり…という先輩たちもいたようです。
「手応えがあったのに、結果は不合格だった」というケース
・問いかけに割とうまく答えられ、面接担当者とも和やかなムードだったのにもかかわらず不合格だった。
・話が盛り上がり、面接時間を延長したのに不合格だった。
・面接時には会話がとても弾み、また、自分が苦手としていることでも取り組んでいくという意欲を見せた時に「うちの社員とつながる部分がある」と言われたため、次に行けるのでないかと感じたが、結果は不合格だった。
・いろいろな話を引き出してくれて会話が弾んだが、会社の求める人物像に当てはまらなかったとみえて、不合格だった。
面接の結果については、企業側に理由を聞くことができません。紹介した先輩たちのように、「ここがうまくいかなかった」と具体的に思い当たる点があれば、次に改善するなど準備を進めてみるのもいいでしょう。
友人や家族など第三者との模擬面接で、客観的に気になる点を指摘してもらうのもいいかもしれません。
ただ、なぜ駄目だったのか、本当のところは自分ではわかりません。ですから、残念な結果であっても、自分を責めすぎないで、「相性が合わなかったのだろう」と開き直って前に進む、ポジティブな姿勢もまた大切です。
受かるフラグ?最終面接の結果が合格だった先輩の体験談
では、内定が出たときの最終面接では、先輩たちはどんな手応えを感じたのでしょう。「面接中から受かると感じた」というケースから、「まさか受かるなんて…」というものまで、具体的な声を紹介していきます。
「手応えもあり、結果は合格だった」というケース
・一対一のフランクな雰囲気で行われ、リラックスして話ができ、少しプライベートな話題も自然に話せた面接だった。
・面接担当者が終始笑顔で相づちを打ちながら聞いてくれた。さらに、グループ面接の中で自分だけ追加の質問があったので、手応えを感じた。
・SPIの結果についてと、該当企業に向いているという旨の話をされた。
・面接の質問内容に対して準備できていたので、落ち着いて答えることができた。
・自分の回答に対し深掘りを繰り返し、より内面を見ようとしているように感じることが多々あった。
「会話が盛り上がった」「和やかな雰囲気で終えられた」など、面接担当者の態度、表情などから手応えを感じた先輩も多くいました。
また、面接後に声を掛けられた先輩も多く、「ぜひ来てください」「君のような人材が必要」「一緒に頑張りましょう」などと言われ自信を持てたケースもあるようです。
「手応えはなかったけど、結果は合格だった」というケース
・「最後に質問はありますか?」と聞かれた時に、ないと答えてしまったので不安だったが、合格した。
・正社員になり責任が増えることに対して怖い、と話してしまった。アルバイトでも満足している、という話をしてしまったため、熱意という意味ではマイナスに捉えられてしまったのではないかと思った。
・面接時間はおおよそ30分と言われていたが、20分程度で終了した。内容も特に深掘りされず、私に興味がないように思えた。しかし、内定を頂いた。
・初めての対面面接で緊張しており、しっかりと話せたとあまり思えなかった。
・「自宅から遠いが大丈夫か?」という質問を面接内で2回も聞かれたため、受け入れる気がないのかな、と感じた。
・質問内容と少し違った角度から話してしまったため、内容がずれていると指摘された。それで落ちたと思っていたが、内定をもらえた。
・オンライン面接で入る部屋を間違え、面接時間に遅れてしまったところ、面接担当者に「あなたはそういうミスが多いのでは?」と言われたが、合格通知を頂けた。
質問にうまく答えられなかった…と落ち込んでいたケースが多いようですが、「(わからないことについては)わからない、と正直に伝える」「スムーズでなくとも伝えたいことを伝える努力をする」など、うまくいっていないと感じても、最後までやりきることで成功につながるケースもあります。
面接担当者とコミュニケーションを取る姿勢が大切なのかもしれません。
連絡が遅いと落ちるフラグ?結果通知はどれくらいで来るの?
学生の間でひそかにささやかれる「連絡が遅いと落ちる」という説。実際はどうだったのか、先輩のデータから傾向を見ていきましょう。
合格通知は当日から1週間以内に来ることが多い
■最終面接後の「合格通知」が来るまでに、だいたいどれくらいの期間があったのか教えてください。(n=300、複数回答)
「当日」は13.7%、「3日未満」は16.3%、「1週間未満」は29%、「2週間未満」が22%という結果に。1週間未満に連絡が来たケースが目立ちます。2週間以上かかるケースはぐっと数値が落ちるのがわかります。
不合格通知は1週間以内、もしくは2週間以内が比較的多い
■最終面接後の「不合格通知」が来るまでに、だいたいどれくらいの期間があったのか教えてください。(n=174、複数回答)
結果を見ると、当日は1.3%、3日未満は5.7%と、合格通知に比べて低い数値であることがわかります。
ただ、1週間未満は20.7%、2週間未満は14.7%と比較的高いのに対し、2週間以上かかるケースが総じて低いのは、合格通知の傾向と同じです。
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【調査概要】
調査期間: 2022年9月13日~9月16日
調査サンプル:2023年3月に卒業予定の大学生、大学院生、短大生、専門学校生300人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/田中瑠子