就活で応募先企業をどう探せばいい?探し方7選と、探し方のポイント&注意点を紹介

就活で企業を探す際には、どのような探し方があるのでしょうか?具体的な探し方や、つまずきがちなポイントについてリクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーに聞きました。

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就活での企業の探し方7選

就活で応募先企業を探す際の、主な探し方を7つご紹介します。

1. 就職情報サイト

「リクナビ2026」などの就職情報サイトには、新卒採用を行っているさまざまな企業の情報が詳しく掲載されています。

それぞれの企業ページからは、企業概要や採用情報、求める人物像などを調べることができます。先輩インタビューからは働きやすさやキャリアステップが、掲載画像からは会社の雰囲気をつかむこともできるでしょう。

また、掲載情報の項目が統一されているので、比較検討しやすいという特徴があります。

2. 就職エージェント

就職エージェントでは、一人ひとりの希望や志向、強みや持ち味に合った企業を紹介しています。

自分では探し切れなかった企業を紹介してもらえたり、思いも寄らない可能性を提示してもらえたりするので、企業選びの視野も広がるでしょう。

3. 合説・就職イベント

さまざまな企業が参加する合同企業説明会や就職イベントでは、一度に多くの企業に触れることが可能です。気になる企業の話を気軽に聞くことができるので、知らなかった業界や企業の魅力を発見できるかもしれません。

その中から気になる企業が見つかったら、企業のコーポレートサイトなどから深掘りして調べてみるといいでしょう。

4. インターンシップ

インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムに参加し、企業で働く社員や職場の雰囲気を直接知るという方法もあります。

気になるプログラムを設けている企業をピックアップし、参加してみることで、仕事理解、企業理解が深められるでしょう。

5. キャリアセンター

学校のキャリアセンターでは、インターンシップや企業の求人情報の提供も行っています。一般には公開されていない、学校に直接届いている求人もあるので、確認してみるといいでしょう。

6. 学校のOB・OG

OB・OG訪問を行い、先輩社員に直接話を聞くという方法もあります。その企業で働いている社員からリアルな話を聞くことで、仕事理解・企業理解が深まり、「このような仕事がしたい、このような環境で働きたい」と自分の軸を明確にできる可能性があります。

7. ハローワーク

各都道府県に「新卒応援ハローワーク」が設置されていて、就職支援を専門とする就職支援ナビゲーターが相談に対応しています。企業の探し方や企業選びの視点などのアドバイスも得られるでしょう。

地域ごとの就職事情に詳しいので、地元で働ける企業を探したい場合に特に向いています。

企業の探し方でつまずきがちなケース

就活生が応募先企業を探す際に、やってしまいがちなケース、つまずきがちなケースをご紹介します。

大手・有名企業ばかり探す

CMで名前をよく見る企業、多くのユーザーが利用している商品やサービスを手掛けているなど、誰もが知っている大手・有名企業ばかりに応募する人は少なくありません。

このようなネームバリューのある企業は、当然ながら多くの学生が応募しており、倍率も跳ね上がります。応募を続けても「超狭き門」を通過できないケースが大半のようです。

大手・有名企業に限った応募にならないよう、さまざまな規模感の企業を並行して受けていくことをお勧めします。

特定の業種に絞り込み過ぎる

例えば「自分は広告営業しか受けない」などと1つの業種に絞り切ってしまう人も多い印象です。中には、どこからも内定が得られず、その時点で初めて別の業種に視野を広げるというケースもあります。

ただ、その時点で「○○業界の△△職種にも応募してみよう」と動き出しても、その業種を第1志望として早くから行動している人もいます。結果的に応募できる先がなかなか見つからず、就活が長期化してしまう人も見受けられます。

そのような状況に陥らないためにも、絞り込みすぎずに最初から第3志望群(別業界・別職種など)まで並行して受けるようにしましょう。

軸を持たずに探し始める

就活の軸を持たず、行き当たりばったりで就活を進める人もいます。自分は何が強みで何をしてみたいのか、どういう環境で働きたいのか…などのイメージがつかないまま、ただ気になった企業に取りあえず応募するという姿勢は、リスクが伴います。

たとえES(エントリーシート)は通過できたとしても、面接で志望動機を聞かれたり、入社後の展望を問われた際にうまく答えられず、「何がやりたいのかわからない」「当社でなくてもいいのでは」と思われ、先に進めない可能性があるでしょう。

周囲の意見に流されてしまう

企業探しの過程で、さまざまな人の意見を聞くのは悪いことではないのですが、意見を聞き過ぎて流されてしまう人が見受けられます。

自分で調べる前に「親が○○社はやめておけと言ったから」「△△社は口コミサイトの評価が悪いから」などと先入観を持ってしまい、早々に選択肢から外してしまうという人もいますが、人によって合う・合わないは異なります。

誰かにとっては合わない会社であっても、自分にはとても合っていて、イキイキ働けるかもしれません。

周囲の意見をうのみにするのではなく、あくまで一意見として捉えることが大切です。

「自分に合った企業」の探し方

PCでリサーチをする若者

数ある企業の中から「自分に合った応募先企業」を探す際には、次のようなステップを踏むといいでしょう。

Step1:「5つの視点」で自己分析を行う

企業を探す際の「軸」を作るため、まずは自己分析で自分自身に向き合ってみましょう

お勧めしたいのは、次の「5つの視点」から自分の軸を考える方法です。

まずはざっくりとでいいので、それぞれの視点で自分はどういう思いを持っているのか、考えてみましょう。これが企業選びの際の、仮置きの「軸」になります。

1)やりたいこと
例:ものづくりにかかわりたい/人と直接かかわれる仕事がいい/新しいものを生み出したい

2)できること
例:初対面の人とも臆せずコミュニケーションが取れる/地道にコツコツ物事に取り組める

3)職場の環境
例:アットホームな雰囲気がいい/目標に向かってバリバリ働きたい/周りの人に質問しやすい環境がいい

4)キャリアの志向
例:若いうちに役職に就きたい/ずっと技術者としてやっていきたい/ゼネラリストとしていろいろなことを経験したい

5)譲れない条件
例:転勤はしたくない/土日は休みたい

Step2:「5つの視点」に合いそうな企業を探し、調べてみる

5つの視点を洗い出したら、それぞれに合いそうな企業を探してみましょう。視野を広げ、さまざまな業界・職種を見てピックアップすることが大切です。

5つすべてを満たす企業はめったにないでしょうが、例えば「ものづくりにかかわれそうで土日休み、かつアットホームな社風をPRしている企業」というように、2~3当てはまるという企業はピックアップできると思います。そういう企業を見つけたら、じっくり深掘りして調べてみましょう。

企業サイトの採用ページや、就職情報サイトなどで情報収集するほかにも、会社説明会に参加して企業の雰囲気を肌で感じてみたり、実際に選考に進んでみたりするのもいいでしょう。

Step3:さまざまな会社を見て、軸を明確化していく

さまざまな企業を見て知っていく過程で、Step1で仮置きした軸が徐々に磨かれていきます。

例えば、最初は「ものづくりにかかわりたい」と漠然と思っていたのであれば、それに合いそうな企業を調べる中で、「ものづくりの中でも、ユーザーが直接手に取れるものを作る仕事に就きたい」とか「製品を動かす精密部品を作る方に興味がある」、あるいは「ものづくりに直接かかわるよりも設計の方が自分に合っていそうだ」などと、企業を知れば知るほど軸が明確化していきます。

その明確化された軸を基にさらに企業をリサーチすることで、より自分にマッチした企業を見つけられるようになるでしょう。

就職エージェントを活用すると企業探しもスムーズに

就職エージェントでは、一人ひとりの軸を洗い出し、企業を探すお手伝いをしています。

リクナビ就職エージェントでは、学生の皆さんと対話をしながら、軸の仮置きから明確化までをサポートしています。軸に合った企業の紹介も行っているので、企業の探し方がわからず不安な人もスムーズに就活を進められるでしょう。

自分では思いも寄らない選択肢を幅広く提示してもらえる可能性があるので、視野を広げるきっかけにもなると思います。


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プロフィール
後藤 佑子(ごとう・ゆうこ)
リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー。自身の就活経験で感じた後悔「もっと早く動き出して、もっと早く相談できていれば…」という思いから、一人でも多くの学生の道しるべをつくるべく新卒で大学のキャリアセンターに入職。約8年間の大学職員生活、人材派遣コーディネーターを経て現職のリクルートへ入社。学生さんが自分の「らしさ」に気づき納得感のある就活終了ができるよう、全力で向き合っている。

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