大学生活・大学院生活を振り返って、しておけば良かったと悔やんでいることはありますか?
大学4年生・大学院2年生に、大学生活・大学院生活を振り返って、しておけば良かったと悔やんでいることがあるかどうかを尋ねたところ、全体の6割を超える学生が「はい」と回答。属性別に見ると、大学院2年生よりも大学4年生、理系学生よりも文系学生の方が、「はい」と答える学生の割合が多いことがわかった。
しておけば良かったと思うのは、どんなことですか?(複数回答)
次に、どんなことをしておけば良かったと考えているのかを尋ねたところ、「勉強」と「資格取得」が半数を超え、「遊び」「旅行」「アルバイト」が4割弱で続いた。「その他」では、「貯金」「就活」といった声が複数あがった。
●本格的に勉強ができるのは、基本的に大学が最後の機会。もう少し自分の興味ある分野に関して真剣に学び、知識と教養を深めておきたかった。(文学部)
●就活の際に自信を持って話せることがなくて困りました。部活動などにもっと熱心に取り組んでおけば良かったと思います。(文芸学部)
●時間が自由に使えるのは大学生でいる間だけなので、一人旅をすれば良かったなと思う。(工学部)
●簿記とか宅建とか、実用的な資格をもっと真面目にとっておけば良かった。また、大学1年の時に海外旅行に行っておけば良かった。(経営学部)
●事務系のアルバイトが多かったので、接客系のアルバイトで、もう少し社会人としてのマナーやコミュニケーション力を鍛えておけば良かった。そうすれば、就活でこんなに苦労しなかったと思う。(外国語学部)
●サークルに入って、もっと青春を味わいたかった。(薬学部)
●TOEIC(R)テストの対策だけでなく、英会話などコミュニケーションの方に力を入れて勉強しておけば良かった。(大学院理工学研究科)
●もう少し専攻科目の専門書を読んだりしておけば良かった。ボランティア活動に参加し、いろいろな経験を積んでおきたかった気もする。(大学院社会福祉学研究科)
●大学の2~3年生の時はアルバイトに明け暮れてしまった。あの時期に海外留学をして英語力を向上させるべきだった。(文系学部)
●彼氏を作って、甘酸っぱい経験をいっぱいいっぱいしたかった!(法学部)
●大学生のうちに、社会人になったらできないようなおバカな遊びをしておけば良かった。会社に入ったらさすがに無理だと思うから。(文学部)
●英検準1級、TOEIC(R)テスト900点、証券外務員の資格は取っておきたかった。社会人になってからでは時間がないと今になって気がついた。(学芸学部)
半数以上の先輩が、卒業を前にして何らかの後悔を抱えているのね。そのトップが「勉強」であることが、とっても大学生・大学院生らしくてなんだかほっとしちゃった。そしてその次が「資格取得」であるところに、先輩たちの意識の高さを感じたわ。みんなも、先輩たちの声を教訓に、今、何をしておいたらいいのか、一度じっくり考えてから、アクションを起こしてみるといいかも。もちろん、「恋愛」もそう。この時期にしかできない恋があるから、みんなもぜひ悔いのないようにね(涙)!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか