周りの学生の通学ファッションで気になるところはありますか?
大学1年生に、周りの学生の通学ファッションで気になるところがあるかどうかを尋ねたところ、半数以上が「はい」と回答した。
属性別に見ると、理系学生よりも文系学生の方が、気になるところがあると答えた学生の割合が多い傾向が見られた。
どんなところが気になりますか?
次に、気になるところがあると答えた人に、どんなところが気になるのかについて尋ねたところ、半数以上が「流行を追いすぎている」と答えて一番多く、次いで「お金をかけすぎている/だらしない」が約3割で続いた。「露出が多すぎる」「個性的すぎる」も約4人に1人に達し、「その他」では、「皆同じような格好で個性がない」といった声が複数挙がっていた。
●電車通学なので、ヒールの高い靴やサンダルは安全のため避けている。(文学部)
●実習の際に邪魔になるため、アクセサリーはつけないようにしている。また、実習では白衣に着替える必要もあるので、着替えやすいように前開きのシャツを着るようにしている。(理学部)
●皮膚が弱いので、肌触りが良い服を選んでいる。カーディガンを着るときは、下に着るTシャツとの色合いを考慮している。(理工学部)
●風が強いときは、短いスカートをはかないようにしている。(薬学部)
●電車や教室の中は、暑かったり涼しすぎたりすることがあるので、セーターよりはカーディガンなどの脱ぎ着しやすい服にしています。(社会福祉学部)
●派手な色は目立つので着ない。短パンも、なんとなくみっともない気がするのではかない。(理工学部)
●襟付きのシャツにカーディガンが定番スタイル。スカートは膝丈のものを選んでいる。(法学部)
●ポロシャツには薄手のパーカーを、半袖のTシャツには薄いYシャツを合わせて、カジュアルな服と少しだけあらたまった感じの服を組み合わせるようにしている。(理工学部)
●通学時に自転車に乗るので、短いスカートをはくときには、レギンスなどと合わせるようにしています。(総合科学部)
●Tシャツのときは、上に襟付きのシャツをはおったりして、だらしなく見えないような服装にしている。(工学部)
●体の線が出すぎない服が基本です。(生活科学部)
●だらしなく見えるのがイヤなので、襟元から下着がのぞかないような、詰まった襟の服を着るように気をつけている。(工学部)
高校生のときは制服だった人も多いから、この4月が「私服デビュー」だったという人も少なくないはず。それだけに、特に女の子たちが、周りの学生たちのファッションを気にしているみたいね。みんなの意見を見ていると、くだけすぎない実用的なスタイルが大学という場にはふさわしい模様。その中で、自分らしさを出していければ言うことなさそうね。シゴト総研主任研究員の私も、白衣が基本だけど、その中でちょびっとずつ私らしさを演出しているつもりよ!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか