内定した先輩たちに聞きました。 就活を通じてイメージが変わった業界は?

就活を通じてイメージが変わった業界はありましたか?

img_souken_graph01_vol229今は大学1年生の皆さんも、2年後には就活を意識しているはず。そこで今回は、就活を経験し、今は無事に内定した大学4年生・大学院2年生に、就活を通じてイメージが変わった業界があるどうかを尋ねてみた。すると、「はい」と回答したのは、全体の約4割にとどまり、「いいえ」と答えた学生は約6割に達した。
属性別に見ると、文系学生の方が理系学生と比べて「はい」と答えた学生の割合が高かった。

どの業界のイメージが変わりましたか?(複数回答)

img_souken_graph02_vol229次に、どの業界のイメージが変わったかを尋ねたところ、一番多かったのが「金融・証券・保険」で、約4割。「メーカー」が3割強で続き、「サービス」も約2割となった。「商社」「情報(通信・マスコミ)」「ソフトウェア・情報処理」も10%台後半でほぼ並んだ。

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地方銀行は、ビジネスの規模が小さいというイメージしかなかったが、小さいからこそ一人ひとりのお客さんを大切にしていることを知った。(経済学部4年)

メーカーはあまり海外駐在がないと思っていたが、実は商社よりも海外駐在のチャンスが多い会社が多いような気がしてきた。(経済学部4年)

情報・通信業界の技術者は、社外の人とかかわることの少ない仕事だと考えていたが、思った以上にお客さまと接する機会が多いということを知った。(農学部4年)

世間では“大企業”というイメージのあるエンタテインメント系企業の説明会に足を運んだ際、話が終始「経営を立て直す」といった内容で驚いた。(文理学部4年)

小売業界は、店舗勤務が主かと思っていたが、実力があれば数年で本社勤務になったり、管理職になれるチャンスがあることを知った。(外国語学部4年)

就活をする前は、広告業界に華やかなイメージを持っていましたが、就活を始めてさまざまな企業を見ていくうちに、華やかさの裏にある地味で大変な業務があることに気づきました。しかし、だからこそやりがいのある仕事なんだと新しい魅力を発見することができました。(国際総合科学部4年)

商社は、実際どのような事業を行っているのかよくわかっていなかったが、業界研究を進めることで、社会に貢献するような事業も手がけていることを知った。(法学部4年)

サービス業は、あまり専門性の高い仕事ではないようなイメージがあったが、日本のサービス業界はどの企業も質が高く、お客さまの要求レベルも高いので、プロとして一人前になるのは客の立場でイメージするより厳しいことがわかった。(大学院農学研究科2年)

金融業界は、お金を扱うだけの業界だと思っていたが、実際はモノを取り扱うリースや、コンサルティング的な対人サービスを提供することも増えてきており、業界の中でも少しずつ変化が起こっていることを知った。(商学部4年)

アミューズメント業界には、なんとなくネガティブなイメージを抱いてしまっていたが、実際に働いている社員の方々の話を聞いて、一気に良いイメージになった。(人文学部4年)

IT系の業界は、理系の人のみが活躍する場だと思っていたが、実際は文系のシステムエンジニアなどの採用もしており、文系出身者もエンジニアになれる場合があるのだとわかった。(教養学部4年)

食品や日用品など、よく名前を聞く企業の規模が意外と小さくてビックリ。世の中には知らない企業がたくさんあるんだなと実感した。(大学院理学研究科2年)

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「イメージが変わった」と回答したうち3~4割の先輩が「イメージが変わった」と言っている「金融・証券・保険」と「メーカー」。裏を返せば、こうした業界ほど、実態と異なるイメージを持たれがちということなのかもしれないね。先輩たちが、就活を通じてイメージを修正しながら、自分に合った業界・企業を見つけたことを考えると、業界研究・企業研究はとっても大事なんだね。「就職ジャーナル」には、「業界トレンドNEWS」など業界についての読み物がたくさんあります。ぜひ読んで、就活までにリアルなイメージが持てるようにしておきたいね。

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか

記事作成日:2014年2月20日 記事更新日:2024年2月13日

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