大学1~2年生のときにやっていたことで、就活に役立ったことはありましたか?
就活を経験した大学4年生・大学院2年生に、大学1~2年生のときにやっていたことで、就活に役立ったことがあったかどうかを尋ねたところ、「はい」と「いいえ」が約半数ずつという結果になった。属性別には、大学院生よりも学部生の方が、「はい」と答える学生の割合が高い傾向が見られた。
●1~2年生のときに大学祭実行委員会に参加しており、協賛のお願いなどで企業とかかわる機会が多かったので、正式な場で大人と話すことに慣れることができた。就活の面接でも、言葉遣いやマナーに関してまったく不安がなかったのはよかったと思う。(教育学部)
●「課題解決型ゼミ」を履修し、企業の方たちと一緒に活動したことで、社会では、どんなふうに問題解決を行うのかが実践的に学べた。(国際学部)
●コールセンターでのアルバイト。敬語や電話のマナーが身についたし、大企業における組織のあり方も、肌で感じることができた。(大学院総合科学研究科)
●映画祭の実行委員会に所属したこと。大学生活を通じて最も力を入れて取り組んでいたことだったので、面接でどのような切り口から質問されても、苦労せずに熱のある答えが返せました。(政策科学部)
●インターンシップ。企業が、具体的にどんな業務で回っているのかを理解できたから。(工学部)
●大学のフラダンスサークルです。珍しいサークルなので、面接担当者の食い付きもよかったですね。また、女子ばかりのサークルで、皆の意見をひとつにまとめていた経験は、女性顧客が多い内定先に好まれたようです。(法学部)
●資格をいくつか取得したことで、就活の際、面接担当者から「ほかの学生よりも光っていた」と言われた。(文系)
●塾講師のアルバイトで、生徒の悩みの相談に乗っていたとき、親身になって相手が抱えている課題や、相手が求めていることを掘り起こすスキルが身についた。(経済学部)
●大学生活を通じて、週1回のピアノのレッスンを続け、発表会にも参加したこと。自己PRのときに使うことができた。習い事を大学生になっても続けている人は意外と少ないので、よく話題にされたし、盛り上がった。(文学部)
●バイト先で、シフト調整などの環境改善のために奮闘したこと。自発的に動ける人材だということが印象付けられたみたい。(国際コミュニケーション学部)
●母校の進路支援ボランティアに参加し、後輩を支えた経験。対人スキルが評価され、アピールにつながった。(文学部)
●アルバイト先で、いつも上司からの無茶振りに対応していたことで、面接担当者からの質問にも、即座に切り返せるくらいの力が身についた。(理工学部)
就活のときに「大学生活でこんな経験をした」「こんなスキルを身につけた」と胸を張って言えるように人や社会とかかわる経験を積んでみたらどうかな。僕も、ケバブの食べ比べサークルを立ち上げて、日本全国のケバブを味わいながらケバブ屋台の外国人オーナーたちと交流したことを、「これぞ真の国際交流」と面接でアピールしたっけ。
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか
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