就活準備で力を入れたことは次のどれですか?(複数回答)
就活中の大学4年生と大学院2年生に、就活準備で何に力を入れたのかを尋ねたところ、一番多かったのが「学内での就活ガイダンス参加」で6割弱に上り、次いで「企業研究」「学外での就活ガイダンス参加」がそれぞれ4割強、4割弱で続いた。「インターンシップ参加」も約3割に上り、「その他」では、「公務員試験の勉強」という声が複数寄せられた。
●学内の就活ガイダンスは参加して正解だった。企業のリアルな情報を得ることができて、就職した後の働き方などについて具体的に考えられるようになった。(法学部)
●インターンシップは、自分に合う企業と合わない企業の傾向がはっきりとわかって有益だった。(文学部)
●学内や学外の就活ガイダンス。世の中にどんな企業があるか、そして各業界の動向について、深く知ることができて良かった。(国際食料情報学部)
●インターンシップを通じて、職場の環境や、職種に応じた働きがいの違いを知ることができた。(人文学部)
●筆記試験の勉強を半年くらい前からしていたから、今になって焦らなくて済んだ。(教育学部)
●OB・OG訪問を通じて、さまざまな人と交われたのは収穫だった。(生命理工学部)
●業界研究をしておいたため、志望の業界にどれだけの企業があるのかをあらかじめ知っておくことができ、役立った。(人間福祉学部)
●インターンシップなどで企業を訪れる機会を増やしていたので、選考で会社に行ったときや、説明会で企業の人に会ったときに、過度に緊張せずに済んだ。(法学部)
●学外の就活イベントに出たことで、知っている企業が一気に増えた!(理工学部)
●学内の就活ガイダンスに参加したら、それまで知らなかった企業で魅力的な会社が3社も見つかった。その後の就活も順調に進んでいるので、大いに役に立ったと思う。(教育学部)
●業界地図を見て志望業界を詳しく分析したことが、企業研究にもつながり、より分析を深めることができた。(心理学部)
●就活本番前に、自己分析、履歴書、エントリーシートの試作に取り組んでいたため、就活が始まってからも、余裕を持って行動できた。(人間文化学部)
早い時期から就活を行うことが学業に支障をきたすという理由から、就活スタート時期が繰り下げとなった就活生の先輩たち。採用に直結する企業との接触はできないにせよ、学内・学外の就活ガイダンスへの参加や、業界・企業研究といった準備なら、どうやら学業と上手に両立できるようね。加えて、知っている企業を増やすことや、自分の職業観を深める作業は、低学年のうちからも無理なくできるはず。みんなも、これから少し意識してみたらどうかな?
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか