先輩たちに聞きました。 エントリーシートにかかった時間は?

1社分のエントリーシートを作成するのに、平均何時間かかりましたか?

img_souken_graph01_vol231就活中の先輩たちは、1社分のエントリーシートを書くのにどのくらいの時間がかかっているのだろうか? 今回は、就活中の大学3年生・大学院1年生に、1社分のエントリーシートを書くのにかかる時間について尋ねてみた。すると、一番多かったのが「1時間~2時間」で全体の約3割。次に、「2時間~3時間」「1時間以内」が18.6%、18.3%でほぼ並び、平均は4.0時間となった。
属性別に見ると、学部生よりも大学院生、文系学生よりも理系学生の方が、1社分のエントリーシートにかかった平均時間が長い傾向が見られた。

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12月までに自己PRや学生時代頑張ったことをまとめておいたのでラクだった。特に、「200字」「400字」といった何通りかのありがちな字数でまとめておくと、使い回すこともできるし時間短縮になる。(現代心理学部)

どんなに面倒でも、下書きをすること。効率が悪いようでいて、実は一番効率の良い方法だと思います。(家政学部)

今までの自分の経験を洗い出す一方で、自分の性格の強みと弱みも、できる限り列挙する。そして、経験から導かれる自分の個性や性格を書き出したら、先に列挙した強み・弱みと結び付けられそうなものをピックアップ。そのリストをもとにエントリーシートを書いたら、一本筋の通ったものが書けた。(経営学部)

下書きを、家族や友人、キャリアサポートの職員の人たちに添削してもらったところ、自分で見直すよりも鋭い指摘が。その後も同じ観点でセルフチェックができるようになって、とてもやりやすくなりました。(人間発達学部)

最初に結論を書くようにする。あとの理由づけは、文字数に応じてシンプルにしたり詳しくしたり。こうすることで、要点を書き漏らすことがなくなった。(大学院理工学系研究科)

周りの人に「自分のことはどう見えるか」などを聞き、自分でも納得できる意見をチョイス。一人で悶々(もんもん)と考えるよりもちゃっちゃと進められた。(理工学部)

その企業について研究してわかったことをメモして、自分がやりたいこととの関連を見つけると、志望動機が書きやすくなる。(造形学部)

会社説明会でメモしたノートを見て、内定者や社員の方の志望動機を参考にしたり、説明会で感じたその会社の雰囲気を思い出してから書くようにした。(経営学部)

最初は文字数を気にせずに好きなだけ書く。そのオリジナルバージョンをいったん保存しておいて、あとは字数制限に応じて削ればいい。(大学院未来科学研究科)

まずは、今まで自分の転機になった出来事などを、年表形式にしてまとめた。次に、なぜその選択をしたのか、そのときどんな気持ちだったか、その後、具体的にどんな行動をしたか、なるべく具体的に書き出してひとまとめにしておいた。「~~な経験を教えてください」的な設問には、そのメモでほとんど対応できた。(社会学部)

マッピングで自分の思考を整理。その「思考マップ」を見ることで、設問への答えがロジカルな構成でまとめられました。(情報学部)

スマートフォンとPCで同期できるクラウドサービスを利用しています。電車での移動中に内容を考えてスマホにメモ。家のPCで文章にまとめるようにすれば、時間を有効に使えます。(文系学部)

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1社に4時間! 先輩たちがエントリーシートを書き始めたのがごく最近であることを考えると、今後、慣れるに従ってだんだん時間が短縮できそうな気もするね。そして、「今までの自分の体験を洗い出す」「自分の転機になった出来事を年表形式でまとめる」といったことなら、大学1年生の今からでもできそう。就活のためというよりも、大学生という今の自分を知るために、一度、経験・体験の棚卸しをしてみてもいいかもね。僕なんか社会人になった今でもたまにやってるけど、自分を見つめ直すいいトレーニングになってるよ!

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか

記事作成日:2014年3月6日 記事更新日:2024年2月13日

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