先輩たちに聞きました。大学1~2年生の時に読んだ本で、就活に役立った本は?

大学1~2年生の時に読んだ本で、就活に役立った本はありますか?

img_souken_graph01_vol2362014年3月に4年制大学・大学院を卒業した新社会人に、大学1~2年生の時に読んだ本で、就活に役立った本があったかどうかを尋ねたところ、「ある」と答えたのは約8人に1人の水準にとどまり、ほとんどが「ない」と答えた。属性別では、女性よりも男性、理系出身者よりも文系出身者の方が、「ある」と答える人の割合が高い傾向が見られた。

 

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梶原しげる著『そんな言い方ないだろう』という本。どんな言葉づかいだと日本人として恥ずかしいのか、例がたくさん紹介されていたので、正しい言い回しを心がけるようになった。(文学部卒・女性)

 

外山滋比古という言語学者の、『思考の整理学』という本を読んで、多忙な就活における時間の有効な使い方を学んだ。(経済学部卒・男性)

 

『段取り力――「うまくいく人」はここがちがう』(斎藤孝著)。社会人になったときにやるべきことがイメージできたので、就活の段取りが上手にできたのは当然として、面接でも事務処理能力の高さをアピールできた。(教育学部卒・女性)

 

松岡修造の『本気になればすべてが変わる-生きる技術をみがく70のヒント』という本を読んで、どんな困難でもあきらめないことや、挫折しないための考え方を知ることができた。そのおかげで、就活がうまくいかないときも、あまり落ち込まなかった。(商学部卒・男性)

 

スティーブ・ジョブズの組織作りを取り上げた『ジョブズはなぜ天才集団を作れたか』(ジェフリー・L・クルークシャンク)という本。集団をまとめるうえで大切なことや、斬新な発想をするための考え方が参考になった。(食産業学部卒・女性)

 

司馬遼太郎の『関ヶ原』。いくら頭が切れても、周りの人間に信頼されなければ身を滅ぼすということがよくわかり、就活の場面でも協調性をアピールするようになった。(文系学部卒・男性)

 

千葉博著『スランプに負けない勉強法』。スランプに陥ったときの対処法を身につけられたので、就活中、スランプに陥ってもさほど長引かずに済んだ。(法学部卒・女性)

 

柳田理科雄さんと高橋智隆さんの『史上最強のロボット』という、一番強いロボットをジャンル別に考える本。性能やコストを考えたものづくりとは何かを教えられ、メーカーへの就活時に役立ちました。(工学部卒・男性)

 

『植木理恵の行動心理学入門 他人の心がカンタンにわかる!』という本。「長くつき合う相手には、最初に長所をアピールすべし」というノウハウを面接で活用した。(応用心理学部卒・女性)

 

ANAラーニング『接遇の達人ANAのCAが明かす21世紀型デキる男のビジネスマナー』。「恐れ入りますが」「申し訳ありませんが」などの「マジックフレーズ」を使うことや、会話の際に「否定」から入らないことの大切さを学んだ。就活を振り返ると、この2つを意識したことで、集団面接やグループディスカッションなどの通過率が高まったように思う。(大学院政治学研究科卒・男性)

 

柳浩太郎の『障害役者~走れなくても、セリフを忘れても~』という本が、自己分析をするうえで役立った。(教育学部卒・女性)

 

ジュール・ヴェルヌの『十五少年漂流記』。面接で、「最近読んだ本は?」と聞かれたので、この本の名前を出したら、面接担当者の愛読書だったらしく、会話が弾んだので。(文学部卒・男性)

 

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そっかー。約8人に1人しか、低学年の時の読書が役立っていないのね。ちょっと残念…。でも、役立ったと話す先輩たちからは、この時期に本を読んだことがきちんと身になっていることが伝わってくるわ。読書から先輩たちが得たものは、決して就活の表面的なノウハウにとどまることなく、社会人になってからも十分に役立つはず。みんなにもぜひ今のうちに有意義な読書をしてほしいな。

 

 

 

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか

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