入学してから、大学生活で驚いたことはありますか?
入学から1年が経過した大学2年生に、入学してから、大学生活で驚いたことがあるかどうかを尋ねたところ、約3人に1人が「ある」と回答し、残りは「ない」と答えた。
属性別では、理系学生よりも文系学生の方が、「ある」と答える人の割合が高い傾向が見られた。
●何事も自主的に動かなければならず、責任が伴うため、高校よりも実社会に近いところ。(理学部)
●部活にとてもお金がかかること。(看護学部)
●テストのとき、教科書やプリントを持ち込んでいい科目が多かったこと。(工学部)
●本を読まない学生が多い。ニュースで話題になっている事件や社会問題をさっぱり知らない法学部生がいたのにもビックリ。(文学部)
●薬学部だから覚悟はしていたけれど、実験が多い!(薬学部)
●周りの友人との金銭感覚の違い。お嬢様が多いのか、金遣いが荒い。(教養学部)
●初年次のゼミに28歳の人がいたこと。本来、大学って何歳になっても学べる場なんだなと実感した。(地域政策学部)
●図書館の規模。想像以上に大きい! 中で勉強している人の多さにも驚いた。大学生ってこんなに勉強するものなんだ!(教育学部)
●メンタルな面でいっぱいいっぱいになってしまい、困っていたら、手を差し伸べてくれる友人が現れたり、学内にもカウンセリングセンターなどの施設があったこと。(理工学部)
●ゼミの先輩のプレゼンテーションの素晴らしさに驚嘆!私もこのレベルに到達したいと心から思った。(文学部)
●大学の先生が、意外と出席を重視していたこと。レポートやテストの結果は決して悪くなかったはずだった科目で、出席率が理由で単位を落としてしまった。(外国語学部)
●大学入学でいきなりデビューしちゃった人が多いのか、今や周りがカップルだらけに…。なんか簡単にくっつきすぎちゃう気がするのは俺だけですか!?(農学部)
なるほど、多くの先輩たちが、大学の授業やほかの学生たちの様子、施設や設備などから、大学が高校と違うことを実感したんだね。驚きついでに何か発見があったときは、なるべくその後の自分の行動に生かしたいね。例えば、図書館で勉強している先輩たちの姿に刺激を受けたのなら、自分も週に1日、長時間こもってみるとか。困ったことがあったら、大学のサポート施設に相談してみるとか。ただのビックリだけでは終わらせないみんなの頑張りを期待してるよ!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか