サークル(あるいは部活)やアルバイト先は、もう決めましたか?(複数回答)
大学に入学して2カ月が経過した1年生に、サークルや部活、アルバイト先を決めたかどうかを尋ねたところ、7割近い学生が「サークル(部活)を決めた」と回答し、「アルバイト先を決めた」と答えた学生も、半数近くに上った。また、全体の32.0%は、サークル(部活)とアルバイトの両方を決めた一方で、全体の19.8%が、「どちらも決めていない」と回答した。
属性別に見ると理系学生よりも文系学生に、「サークル(部活)を決めた」「アルバイト先を決めた」と答えた割合が高い傾向が見られた。「どちらも決めていない」と答えた割合では、文系学生よりも理系学生の方が高かった。
●家から近く、まかない(スタッフ向けの食事)がもらえて食費が浮くので、駅前のレストランのウェイトレスに決めました。(生活科学部)
●中高と弓道部だったから弓道部。上級生にいろいろ教えてもらえる「縦の関係」が欲しかったので、体育会にして正解だった。(工学部)
●ジャグリングサークルに所属を決めました。自分には特技と言えるものが何もないので、何か1つでも身につけておきたかったからです。(国際関係学部)
●ドラッグストアのアルバイトを始めた。ドラッグストアに興味があったことと、就活にも役立ちそうな気がしたため。(経営学部)
●学園祭の企画をするサークルに入っています。活動日は月水金ですが、アルバイトが入っていない水曜日だけの活動でもOK。融通が利くし、やりがいも満点です!(法学部)
●カフェでアルバイトするのってオシャレかなと思ったので、カフェでバイトをスタート。(国際文化学部)
●高校の時に農業高校で畜産について習っていたので、水産についてはどんな作業があるのか興味があり、水産加工のバイトにした。(地域環境科学部)
●サークルの雰囲気が楽しそうだったので、地元のリンゴ農家のお手伝いをするサークルに入りました。(人文学部)
●個別指導の塾にアルバイトを決めたのは、もともとそこに生徒として通っていて、先生にスカウトされたから。加えて、マナーや社会性を学べると思い、ホテルの配膳のアルバイトもかけもちしている。どちらも、とても厳しい仕事だが、その分やりがいもあるし、時給も良いのがうれしい。(経済科学部)
●口笛を吹くのが好きなので、口笛アンサンブルのサークルに入った。想像以上に楽しい!(文学部)
●模擬国連サークル。他大学の人と交流できる点が魅力だった。(教養学部)
●大学の先輩でもある彼氏が入っていたから「よさこいサークル」(ダンスサークル)に。大人の人たちと話をするのが好きなので、バーでのアルバイトも楽しんでいます。(人文学部)
約5人に1人はまだサークルやアルバイト先を決めていないんだね。様子を見ているところなのかな? それとも、勉強が忙しかったりして、どっちもやらない予定なのかな? 「先輩たちに聞きました。 大学1年生のうちにやっておくべきことは?」という調査では、4割弱の先輩たちが「アルバイト」、2割強の先輩たちが「部活・サークル活動」を、それぞれ「しておけばよかった」と後悔しているという結果になったから、特に理由がなければ、悔いを残さないようにぜひ検討してみてほしいな。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか