今週は、大学2年生~大学院2年生675人のアンケートを紹介します。
先輩たちが考える、大学1年生の時にやっておくべきことはなんでしょうか?
一番やっておけばよかったことは「勉強」、次いで、「アルバイト」「資格取得」「旅行」
■大学1年生の時を振り返って、やっておけばよかったと思うことは?(複数回答)
大学生活の先輩である大学2年生~大学院2年生に、大学1年生の時を振り返って、やっておけばよかったと思うことについて尋ねたところ、最も多かった答えが「勉強」で4割強。「アルバイト」も3割台で続き、「資格取得」「旅行」も3割弱に上った。「その他」では、「免許(普通自動車第一種運転免許)取得」という答えが複数挙がっていた。
「勉強すればよかった…」が多い?生活面では「早く○○すれば…」な反省も
「もっと勉強すればよかった…」という声多数
●1年生の時に単位を落とした科目があったのですが、3年生になって再履修しようとしたら、ほかの科目の時間とぶつかってしまい、その科目の単位取得を4年次に先送りせざるを得ない状況に。就活にも影響を与えそうで心配。(総合情報学部3年)
●1年生の間は、基礎的な教養をバランス良く身につけられる時間だった。しかし、怠けて遊んでしまったために、より専門知識が必要になってきた今、かなり苦労している。(神学部2年)
●受験が終わったばかりの、覚えている英単語の量が人生で最大だった1年生のうちに、英検を受けて資格をとっておくべきだった。(大学院工学研究科1年)
●長期休暇を資格取得のために使うべきだった。(文学部3年)
●留学とか資格取得とか、就活の際に話のネタになるようなことをしておけばよかったと思う。(社会情報学部3年)
「アルバイト、サークル…早く始めればよかった…」大学生活での反省点も
●アルバイトを早くに始めて、就活資金を稼いでおくべきだった。(経済学部4年)
●アルバイトをしておけばよかった。1年生のときが一番暇があったのに、それでも「忙しい」と思ってしまって、ついつい先延ばしにしてしまったから。(児童教育学部3年)
●サークルになじみやすい1年生のうちに、サークルになじんでおくべきだった。(工学部2年)
●入りたかったサークルが、2年生からは入れないサークルだったため、1年次に入っておくべきだったと後悔している。(文学部2年)
●学年が上がるにつれて忙しくなって、余裕がなくなってくるので、今より時間があった1年生のころに、もっとおしゃれに興味を持って研究しておくべきだったと思う。(人間文化学部3年)
●もっと恋をすればよかった。(教育学部4年)
●時間割に余裕があったので、空いている時間に学校の近くのカフェ巡りをしておけばよかった。だんだん気持ちに余裕がなくなってきているのを感じる。(現代教養学部2年)
「もっと勉強しておけばよかった」と考えている先輩たちが一番多いなんて、さすが学業を本分とする大学生・大学院生。1年生の時に勉強することは、専門科目に進む前の基礎学力をつけたり、希望する学科や研究室に進むための絶対条件だったりするから、悔いのないようにしっかり学んでおいた方がいいんだね。ただ、勉強一筋だと、アルバイトや部活・サークル活動、遊びなど課外活動に悔いを残すようだから、自分にとってベストなバランスを探りたいね。わが研究所の肉食女子Gは、「大学生活、恋愛に力を注ぎ過ぎた」と悔やんでいたけど、それはそれでうらやましいボクなのでした…。
【調査概要】
調査期間:2014年5月23日~5月25日
調査サンプル:大学2年生~大学院2年生675人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか