今週は、大学1年生348人のアンケートを紹介します。
大学1年生は1ヶ月のランチ代にいくらかけているのでしょうか?
約7割が「1万円未満」と回答、平均額は約6000円
■1カ月にかかるランチ代はいくらですか?
大学1年生に、1カ月にかかるランチ代の額を尋ねたところ、全体の約7割は1万円未満に収まっており、平均額は6072円となった。
属性別に見ると、文系学生と理系学生の間に有意な違いは見られなかった。
お弁当持参、食堂の割引制度利用など…みんなの昼食代節約術を公開
リアルボイス編では、みんながどう工夫して昼食代を節約しているのか、また、はまっている昼食は何かを紹介します。
●きんぴらごぼうや鶏肉のそぼろなどのおかずを一気にたくさん作って冷凍し、“自家製冷凍食品”に。朝、ごはんと一緒に詰めれば立派なお弁当になります。マイブームはチョコチップメロンパン(117円)です。(1カ月のランチ代300円・教育学部)
●弁当を持参するので安上がり。今では友達もみんな弁当になり、わいわい言いながら食べている。(1カ月のランチ代2000円・経営学部)
●学食のビュッフェのサラダバーにはまっています。家からコーンフレークとグラノーラをスープ容器に入れて持っていき、購買で買った豆乳をかけて食べると、昼食代が100円以下で済むし、健康にも良いんです!(1カ月のランチ代1万円・経済学部)
●生協で売っている弁当の容器をリサイクルすると、次回、割引してもらえる。(1カ月のランチ代4500円・文芸学部)
●大学には、弁当だけでなく、水筒も持っていく。1カ月で2000円近く節約できる。(1カ月のランチ代6000円・現代心理学部)
●いつも安い学食で食べているが、ご飯を家で炊いて、お弁当箱で持っていくと、その分、おかずを豪華にできる。最近は、牛とろコロッケ(54円)が安くてサクサクしていておいしくてマイブーム。まだ一度しか食べていないが、チーズ揚げ餅のおいしさにも感動した。(1カ月のランチ代1万円・人間発達文化学類)
●学食にあるカレーがお気に入り。味が濃くて眠気が覚めるので、午後からの授業に最適!(1カ月のランチ代1万円・教育学部)
●極力お弁当を作っていく。どうしても外で買わないといけないときは、コンビニじゃなくてスーパーで買うようにしている。その方がだいぶ安い。(1カ月のランチ代4000円・芸術学部)
●量り売りのお総菜は、「100g下さい」と量で言うのではなく、「200円分下さい」などと値段を先に指定すれば予算オーバーせずに済む。できるだけポイントが貯(た)まるお店で購入するのもコツ。(1カ月のランチ代1万1000円・文学部)
●「から揚げボックスポテトつき」(から揚げ5個入り130円)がマイブーム。ご飯を持ってくるのもよし、パンを買い足しても300円以下に収まるので、経済的だと思う。(1カ月のランチ代2000円・経済学部)
●「ミールカード」という1日500円まで自由にメニューが選べる定期のようなものに登録しています。ランチ代を計画的にコントロールができるので家計簿とかがつけられない私にはピッタリ。その日のトータル額が500円以上になると、プリペイドカードからの引き落としになり、食費に響いてしまうので、いかに上手に500円以内に収めるかが毎日の腕の見せどころです。(1カ月のランチ代1万円・人間社会学部)
●学食の明太フランスパン(140円)の大ファン。とても140円とは思えないボリューム感!(1カ月のランチ代5000円・経営学部)
「お弁当や水筒持参」「ごはんを持参しておかずだけ学食で調達」「ミールカードや容器リサイクルなどの制度を利用」…みんなの賢いランチ代倹約術には舌を巻いたよ。大学生活を3カ月続けてみて、「どうも食費がかさむなあ」と思っている人は、一度、ほかの人の倹約テクニックをまねしてみては?
【調査概要】
調査期間:2014年7月5日~7月9日
調査サンプル:大学1年生348人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか