大学内やアルバイト先などに、悩みを話したり相談したりできる友達はいますか?
大学1年生に、大学内やアルバイト先などに、悩みを話したり相談したりできる友達がいるかどうかを尋ねたところ、約3人に2人が「はい」と回答し、残りの約3分の1は「いいえ」と答えた。属性別に見ると学部生よりも大学院生の方が「はい」と答える学生の割合が多いことがわかった。
●クラスの友達に講義でわからないことなど相談する。(子ども科学部)
●アルバイトをしていないので、同じくアルバイトをしていないクラスメートに、お金の使い方について相談した。(政治経済学部)
●母に、大学生活や将来の不安について話を聞いてもらっています。(農学部)
●高校からの友達に、性格の合わない大学のクラスメートのことを相談した。(保健科学部)
●試験が迫っている時期に、授業内容でわからないことや過去問などについて学科の先輩に話を聞いたりする。(工学部)
●彼氏に、今、大学で学んでいることに興味がなくて困っているという相談をした。(理工学部)
●家と学校が遠くてバイトする時間がない。いい方法がないかバイトしているクラスメートに相談に乗ってもらっている。(理学部)
●一人暮らしの料理のコツについて、同じ一人暮らしの友人によく尋ねている。(農学部)
●恋人が連絡をくれなくなってしまい、別れるべきかどうか迷っていることを高校時代の友人に相談した。(文学部)
●同級生に、大学生活になかなか慣れなくて毎日が疲れるという悩みを打ち明けた。(医用工学部)
●親と顔を合わせるとすぐに喧嘩(けんか)になってしまうことなどを、友達や先輩に相談している。(看護学部)
●サークルの先輩に、就活を始めるタイミングについて話を聞かせてもらった。(文学部)
クラスメートや高校の時の友人、サークルや学科の先輩、家族…みんな、悩みや相談事に応じて、ふさわしい相談相手を選んでいるんだね。相談って、相手から何かヒントをもらえるだけじゃなくて、人に話すことで自分の考えが整理されたり、話すだけでスッキリできたりすることもあるから、相談相手が特にいないという人も、迷ったり悩んだりしたときは、身近な誰かに相談してみたらどうかな?
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか