アルバイトをしていますか?
大学1年生に、アルバイトをしているかどうかを尋ねたところ、6割強が「はい」と回答し、アルバイトをしている学生の方が多いことがわかった。属性別に見ると文系学生よりも理系学生の方が「はい」と回答した学生の割合が高いことがわかった。
週に何時間、アルバイトをしていますか?
アルバイトをしている大学1年生に、週に何時間アルバイトをしているか尋ねたところ、一番多かった答えが「11~20時間」で4割強。次いで、「6~10時間」が3割弱、「1~5時間」が2割強で続いた。平均は、12.0時間となり、週2日なら1日6時間、週3日なら1日4時間という結果になった。属性別では理系学生よりも文系学生の方が長くバイトをしている結果となり、理系学生の10.5時間に対して文系学生は13.1時間と、2時間半強の差が開いた。
●増やしたい。塾講師としてもっと経験を積みたいから。(1週間のアルバイト時間10時間・文理学部)
●減らしたい。睡眠時間が少なくていつも寝不足なので。(1週間のアルバイト時間13時間・文学部)
●増やしたいです。アルバイトの収入を増やして親から仕送りしてもらう額を減らしてあげたいのと、お金に余裕ができたら、海外に留学をしたいためです。(1週間のアルバイト時間16時間・国際情報学部)
●今のままでいいが、そうすると年収103万円を超えて社会保険料を払わなければならなくなりそうなので、減らさなければならず、困っている。(1週間のアルバイト時間28時間・国際文化学部)
●減らしたい。授業で課題を提出しなければならないため、もっと多くの時間を勉強に充てたいので。(1週間のアルバイト時間20時間・工学部)
●増やしたい。留学する費用が足りないため。(1週間のアルバイト時間15時間・法文学部)
●減らしたい。今はバイト先のアルバイトの人数が足りなくて、希望より多く出勤しなければならなくて疲れるから。(1週間のアルバイト時間16時間・人間科学部)
●増やしたい。シフトを変えてみたところ、給料が思っていた以上に減ってしまったので、元の水準に戻したい。(1週間のアルバイト時間16時間・社会福祉学部)
●増やしたい。もう少し稼がないと学費が払えません。(1週間のアルバイト時間16時間・文系学部)
●増やしたい。家庭教師のバイトは、生徒の家庭の都合で時間が決まるため、収入が不安定で困っている。(1週間のアルバイト時間2時間・理工学部)
●喫茶店とピッキング(商品仕分け作業)のバイトを掛け持ちしていますが、喫茶店の方のシフトを増やしたいです。今はまだ戦力と認められていない私ですが、シフトが増えれば、認められたことになると思うので。(1週間のアルバイト時間17時間・看護学部)
●減らしたい。推しメン(ひいきのアイドル)に会いに行くためにバイトしてるのに、バイトのせいでイベント行けないとか本末転倒じゃないですか。(1週間のアルバイト時間6時間・工学部)
ふーむ。理系学生よりも文系学生のアルバイト時間が長いのは、理系の学生さんが実験とかで忙しいってことなのかも。アルバイト時間を増やしたい人の中には、単に収入を増やしたいだけではなく、経験を積みたい、アルバイト先で戦力として認められたいといった気持ちがある人もいるんだね。好きなアイドルに会いに行くためにバイトしている人には、ぜひともバイトと追っかけ活動が両立できる絶妙なバランスを探ってほしいな!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか