大学1年生の時にサークルや部活に入りましたか?(複数回答)
大学2年生に、1年生の時にサークルや部活に入ったかどうかを尋ねたところ、約半数は「サークルに入った」と回答。「部活に入った」と答えた学生は約2割となり、「どちらにも入らなかった」という学生は約3人に1人となった。属性別に見ると、理系学生よりも文系学生の方が、「どちらにも入らなかった」と答える学生の割合が高い傾向が見られた。
サークルに入ったのはいつですか?
大学1年生の時にサークルに入った人に、入った時期(複数のサークルに入っている場合は、一番最初に入った方の時期)を尋ねたところ、約4人に3人は「大学1年4月」と回答。「大学1年5月」も15.4%で続き、合わせて9割強が大学1年の4~5月にサークルに入っていることがわかった。
部活に入ったのはいつですか?
大学1年生の時に部活に入った人に、入った時期(複数の部活に入っている場合は、一番最初に入った方の時期)を尋ねたところ、8割が「大学1年4月」と回答。「大学1年5月」も17.1%で続き、わずかな学生を除いて、ほとんどが大学1年の4~5月に部活に入っていることがわかった。
●演劇がやりたくて、いくつかサークルを回ったところ、新歓の時に「1年生はアルコールを飲めないのだから、上級生も飲まないことにしている」というルールが徹底されているサークルがあった。ここなら安心だと思い、そのサークルに決めた。(心理学部)
●活動するのがお昼休みだけのサークルがあり、ラクそうだと思ったから。(文学部)
●写真に興味があったので、少人数でこぢんまりと楽しめそうなサークルにしました。(文学部)
●ダンスのサークルに入ることは決めていて、そのサークルの雰囲気を知るために、何度も体験練習に参加した。一番、雰囲気の良いサークルを選んだ。(工学部)
●学術系の部活に入りたくて、興味ある部活の説明会をいろいろ回り、そのうち最も活動内容が濃そうな部活を選びました。(生命科学部)
●先輩の熱い思いに感動し、この先輩についていきたいと思った部にしました。その先輩は、僕の悩みも親身になって聞いてくれました。(経済学部)
●同じ専攻の友達が一緒に入ったことや、新しいスポーツをするサークルなので全員が初心者からのスタートだったことも決め手になった。(文学部)
●初心者が多く、先輩が親切でテニスの指導を優しくしてくれるサークルを発見。飲みを強要されないこともわかって、最終的にそこに決めた。(理学部)
●見学に行って楽しかったことと、ほかの大学の人ともかかわれるというところに魅力を感じた部に入った。(看護栄養学部)
●1年間にかかる費用の面からサークルを決めた。(工学部)
●同じ学部の先輩が多いサークルを選びました。実際、試験のことなどを詳しく聞けて大正解!(生活科学部)
●そのサークルの活動内容に、「近所の小学校にボランティアをしに行く」というものがあり、そこに魅(ひ)かれた。(文理学部)
活動内容や活動頻度、雰囲気や先輩たちの指導ぶりや費用…実にいろいろなポイントが決め手になっているようね。中でも私が注目したのは「飲み」。未成年の間はお酒が飲めないことも影響しているのか、飲み会が多い、いわゆる「飲みサー」を敬遠する人が多いように感じたわ。大学1年生のみんなも、自分の志向や好み、学業やアルバイトとの兼ね合いなどを考えながら、納得のいくサークル・部活選びをしてね!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか