入学してから、大学生活で驚いたことはありますか?
入学から1年が経過した大学2年生に、入学してから、大学生活で驚いたことがあるかどうかを尋ねたところ、6割強が「はい」と回答し、残りは「いいえ」と答えた。属性別では文系学生よりも理系学生の方が、「はい」と答える人の割合が高い傾向が見られた。
●中高生の時みたいに講義の最初に小テストがあったり、前期テストや後期テストの期間が教科によってまちまちで、教授の決めた本来の期間外の日にテストが行われたりすること。(文学部)
●祝日にも講義があったりするので、実質的に「3連休」は存在しなかったりします。今年はゴールデンウイークにも講義があってがっかり!(人間健康学部)
●高校に比べて学習面での自由度が高く、興味を持って勉学ができるところ。(文学部)
●大学の講義室が狭すぎるため、履修できる人数に限りがあるとかで、履修登録の際に抽選があること。「この講義を受けたい」と思って入学してきた人は、納得いかないと思います。(総合社会学部)
●大学生でも高校のように毎日予習、復習が必要で、思いの外、忙しかったこと。(工学部)
●実験が大変なこと。(工学部)
●カードリーダーで出席を取ること。(生物理工学部)
●すぐにグループに分かれて、高校の時のようにグループごとに群れるのかと思っていましたが、皆、仲が良く、分け隔てなく一緒に遊んでいて、驚くとともにホッとしました。(家政学部)
●授業中にもかかわらず、スマホでゲームをしている人たちがいたこと。(工学部)
●テストに持ち込みができる教科があること。高校では考えられませんよね。(商学部)
●同じ学科になった子たちのほぼ全員にすでにあだ名があったこと。(看護学部)
●かわいい女の子が多いこと。ラッキー!(経済学部)
講義の出欠の取り方や学業の忙しさ、クラスメートの授業態度やテストの形式…大学生活って、高校時代に想像していたのとはいろいろな意味で違うんだね。想像と違ってうれしかったこと、がっかりしたこと、両方あるようだけど、その違いこそが大学生活だと受け止めて、ぜひ前向きに取り組んでほしいな。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか