就職や就活のことが気になっていますか?
大学1年生に、就職や就活が気になっているかどうかを尋ねたところ、約8割が「はい」と回答し、大多数の学生が、就職や就活を気にかけていることがわかった。
属性別では、理系学生よりも文系学生の方が、就職や就活が気になっている学生の割合が高かった。
●大学のキャリアセンターに張り出されている就職セミナーなどの告知には、たとえ参加する予定がなくても、必ず目を通すようにしている。(法学部)
●TOEIC(R)Testを受験した。少しでも高いスコアを記録して就職に有利になるようにしたい。(情報文化学部・)
●大学2年の夏、海外インターンシップに参加する予定です。(法学部
●いいなと思っている企業の志望職種について詳しく調べ、入社に必要なスキルを磨いている。毎日英語の勉強を続けたことで、英語力も向上中。(デザイン学部)
●就活についての情報を少しずつ集めようと、先輩から話を聞いたりしている。(商学部)
●私たちの学年の就活がどの時期から開始されるのかが気になるので、普段から就活関連の報道はチェックするように気をつけています。(学芸学部)
●自分がどんな分野に興味があるのかを探るために、意識して授業を選択するようにしている。(工学部)
●多くの企業が採用試験に導入しているというので、筆記試験の勉強をしている。(人文学部)
●興味のある業界でアルバイトをしながら、社員の人たちを観察するようにしている。この夏は、大学の短期就業実習にも参加した。(情報工学部)
●教員を目指しているので、教員養成セミナーに参加しています。(文学部)
●ビジネスマナーについての本を買って、自己啓発に励んでいる。(共生科学部)
●学校で行われている「コミュニケーション・セミナー」に参加して、話す力を伸ばすトレーニングをしています。(総合情報学部)
なんと大学1年生の約8割が、今から就職や就活を意識しているのね。リアルボイスの内容を見ていると、就職や就活が気になっている人の半数以上は、すでに何かしらの準備をしている様子。自分の興味を探ったり、就活に有利だと思う資格を取得したり、情報収集したり、セミナーなどに参加したり…。今からできることっていろいろあるものなのね。「働くってどんなことなのかな」「自分にはどんな仕事が向いているのかな」とアンテナを張りながら生活することで、社会の見え方が違ってくるかも。就職ジャーナルの記事を毎日チェックするだけでも、知識が身につくんじゃないかな。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか