LINEやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用していますか?
大学1年生に、LINEやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用しているかどうかを尋ねたところ、実に約9割が「はい」と回答。ほとんどの学生がSNSを利用しており、利用していない学生は1割に満たないことがわかった。属性別では、理系学生よりも文系学生の方が、利用率が高い傾向が見られた。
どのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用していますか?(複数回答)
次に、どのSNSを利用しているかを尋ねたところ、一番多かったのが「LINE」で、実に約8割! 「Twitter」が約6割、「Facebook」も4割を超える水準で続いた。「その他」では、「Google+」「Skype」「ameba」などが挙げられた。
●大学から公式な休講メールが来る前に、友人のツイートで休講だということがわかったりする。(LINE・Facebook・Twitterを利用・教養学部芸術学科)
●LINEのグループチャットで、友達の誕生日計画やサプライズ企画、遊ぶ予定などを立てる。(LINE・Facebook・Twitter・ mixiを利用・文学部)
●Twitterで言論人をフォローしていると、彼らのツイートや、リプへの反応を見ることで、世論の流れや有識者の論調を知ることができる。(LINE・Facebook・Twitterを利用・総合理系学部)
●父が転勤族だったため、友人がいろいろな所にいる私。遠くに住んでいる友人がどんなふうに毎日を過ごしているかを知ったり、そういった友人と連絡をとるのには、Facebookがとても便利です。(LINE・Facebook・Twitterを利用・美術学部)
●いつも、待ち合わせの場所を「○○駅」とだけ決めておいて、その駅についた時にLINEで駅のどの辺にいるかを互いに連絡しながら落ち合うようにしている。おかげで事前に駅の構造(改札の数など)を調べる必要がなくなった。( LINE・Twitterを利用・人間社会学部)
●電車の遅延や、大学の休講といった、緊急の情報は、Twitterで得るようにしている。学食の期間限定メニューもチェックできてうれしい!(LINE・Twitterを利用・社会学部)
●Facebookで、企業の懸賞サイトを利用している。結構当たる確率が高いような気がする。(Facebookを利用・地球環境科学部)
●趣味の情報に始まり、地震などの災害情報に至るまで、さまざまな情報を瞬時に交換できるTwitterを活用しています。共通の趣味を持った人たちと交流することもできて楽しい。(LINE・Facebook・Twitterを利用・メディア学部)
●Facebookでは、時事問題に対する自分の意見を発信するようにしている。そこに寄せられるみんなの意見もとても参考になる。(LINE・Facebook・Twitterを利用・経済学部)
●テレビ番組の感想など、リアルタイムの情報を収集するときはTwitter。「今の放送事故モノじゃね?」などと共有できて、仲間と一緒にテレビを見ている気分になる。(Twitterを利用・理工学部)
●暇なときは、Twitterでつぶやくといい時間つぶしになる。近くにいる友達とランチできたりもするし。(LINE・Twitterを利用・人文学部)
●芸能人の情報収集や、チケットの譲渡などにはTwitter。広く呼びかけて、興味ある人と相互フォロー→ダイレクトメッセージで受け渡しのやりとりなど、必要に応じて公開/非公開を使い分けられる。(LINE・ Twitterを利用・総合福祉学部)
ひとつのサービスだけを、ほかのサービスと兼用せずに使っている人の割合を出してみたところ、“LINE一筋”な人はLINE利用者の約2割を占め、3~7%台にとどまったほかのサービスの“一筋率”を大きく引き離していたよ。リアルボイスを見ていると、クラスやサークル・部活の連絡にもLINEが使われているようだから、いまや大学1年生にとってLINEは重要な伝達手段になっているのかも。複数のSNSを利用している人は、「リアルタイムでの情報収集や見知らぬ人との意見交換にTwitter」「知人や友人・企業とのつながりのためにFacebook」など、SNSの特性に応じて上手に使い分けている模様。『就職ジャーナル』にも、Facebook公式ページ、Twitter公式アカウントがあるから、よかったら「いいね!」やフォローをよろしくね。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか