先輩たちに聞きました。 社会人とじっくり話したこと、ある?

大学入学から就活開始までに、じっくり話したことのある社会人は何人いますか?

img_souken_graph01_vol2352014年3月に4年制大学・大学院を卒業した先輩たちに、大学に入ってから、じっくり話したことのある社会人が何人いるかと尋ねたところ、一番多かったのが「0人」で、約4人に1人は、じっくり話したことのある社会人が一人もいないことがわかった。次いで、「5人」が15.2%、「3人」「2人」が1割強で続く結果となった。平均は5.1人で、属性別に見ると、女性よりも男性の方が、じっくり話したことのある社会人の数が多い傾向が見られた。

その中に「こんな社会人になりたい」と思った人はいますか?

img_souken_graph02_vol235次に、じっくり話したことのある社会人がいると答えた先輩に、「その中に『こんな社会人になりたい』と思った人はいますか?」と尋ねたところ、半数以上の学生が「はい」と回答し、学生時代の間にロールモデルとなり得る社会人に出会っていることがわかった。属性別に見ると、学部卒よりも大学院卒、文系学部卒よりも理系学部卒の方が、「はい」と答えた先輩の割合が多い傾向が見られた。

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偶然誘われたパーティーで出会った、ある企業の社長。まだ大人ではない私のことを、決して見下すことなく、一人前に扱ってくれた上、とても楽しそうに自分の夢を語っていらした。変に格好をつけずに、純粋に夢を語れる大人って、実はなかなかいないと思う。(造形学部・女子学生)

部活の先輩。当時から、何かを頼んだときの作業のスピードがとても速く、しかも、ものすごい量をこなしているのに、しんどそうな様子を絶対に見せなかった人で、社会人となった今も、OB・OG訪問のことなどを相談すると、すぐに対応してくれた。(経済学部・男子学生)

アルバイト先の店長。一見、いい加減に見えて、周りの状況を実に的確に把握している。「怒る」のではなく「叱る」ことができる人。本来ならバイトがしなくてはならないことも、知らない間に黙って準備しておいてくれる。(文学部・女子学生)

父親。普段あまり話したことがなかったが、就活の折々に話をするたびに、仕事に対して誇りを持っていることが言葉の端々から伝わってきた。将来、自分もこういう信念を持てるようになりたいと思った。(工学部・男子学生)

内定先の社員の方。私の勝手な申し出にも、決して怒らず冷静に対応してくれた。相手の気持ちをきちんと汲(く)み取ってくれる方だと思った。(経済学部・女子学生)

大学の指導教授。学生の甘えを許さず、一切妥協しないタイプなので、ゼミ中も厳しい指導を受けたが、今思えば、そのおかげで、社会人になる前に自分を律する習慣が身についたのだと思う。今は心から感謝している。(経済学部・男子学生)

海外で出会った駐在員の方。日本とその国のために仕事に打ち込み、プライベートでも思いっきり遊んで人生を楽しんでいらした。そのバランスの良さにとても惹(ひ)かれた。(社会学部・女子学生)

就活を通じて知り合った、設計業務に携わる方。自分が設計した建物が、実際に人々に利用されたときの感動は忘れられないと誇らしげにおっしゃっていた。(理工学部・男子学生)

ゼミの2歳上の女性の先輩。社会人になってからも、自分の時間と仕事の時間、どちらも大切にして、両立しているところを尊敬しています。(法学部・女子学生)

地元の陸上競技クラブ会長。陸上競技関係者はもちろんのこと、それ以外にもあらゆる人とのゲートブリッジを果たしているから。(商学部・男子学生)

2歳上の学科の先輩。仕事を「やらされている」のではなく、「やりたいからやっている」という感覚で働いていて、とてもイキイキしていた。(文学部・女子学生)

バイト先の上司。人が嫌がる仕事を率先してやるその後ろ姿に多くのものを学びました。(文学部・男子学生)

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先輩たちが挙げてくれた「なりたい社会人」。どなたもとても素晴らしいね。大学生・大学院生である時期に、こうしたお手本となるような社会人と出会えたことは、先輩たちにとっても得難い糧となっているに違いないね。みんなの大学生活でも、こうした素晴らしい出会いがありますように。そのためには、積極的に人や社会とかかわっていく姿勢も必要だよ。

文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか

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