周りの学生の通学ファッションで気になるところはありますか?
大学1年生に、周りの学生の通学ファッションで気になるところがあるかどうかを尋ねたところ、半数以上が「はい」と回答した。
属性別に見ると理系学生よりも文系学生の方が、気になるところがあると答えた学生の割合が多い傾向が見られた。
どんなところが気になりますか?(複数回答)
次に、気になるところがあると答えた人に、どんなところが気になるのかについて尋ねたところ、半数近くが「流行を追いすぎている」と答えて一番多く、次いで「お金をかけすぎている」が約4割、「だらしない」が約3割で続いた。「露出が多すぎる」も26.3%に達し、「その他」では、「皆よく似ていて個性がない」といった声が複数挙がっていた。
●朝から授業があって満員電車に乗らなければならないときは、痴漢防止のために露出度を抑えている。(文学部)
●清楚(せいそ)かつ上品に。淡いパステルカラーや花柄などかわいいテイストの服を着るようにしています。(医学部)
●ポロシャツなど襟付きのシャツに綿のパンツが基本。Tシャツや短パンはカジュアルすぎるので着ないことにしている。(理学部)
●子どもっぽい服は、キャンパス内だと幼く見えてしまうから、大人っぽいシンプルな服装にする。また、白衣を着る授業がある日は、重ね着している上から白衣を着るとモコモコになってしまうので、脱いだり着たりが簡単な服を選ぶ。(薬学部)
●色使いに気をつかっている。最近、凝っているのは、ワンポイントのさし色を入れること。(医学部)
●スカートが短すぎないようにするのはもちろんのこと、しゃがんだときに胸元が見えないような服を選ぶようにしています。(国際関係学部)
●2週間くらいのローテーションを組んで、「またあの服」と思われないように気をつけている。(心理学部)
●冷房が効きすぎている教室もあるので、Tシャツにワイシャツを重ねて着ている。また、清潔感のある明るい色の服を着るようにしている。(経済学部)
●階段やエスカレーターを上るときに後ろの人に下着が見えないように、ズボンかロングスカートをはくようにしています。(経済学部)
●温度調節のために、七分袖の服を選んで着るようにしている。(メディアプロデュース学部)
●似たような服ばかり選びがちなので、同じ印象のスタイルが続かないよう、毎日チェックしている。(工学部)
●通学に自転車を利用しているので、袖の長さや背中の開き具合などに気をつけて、日焼けしないような服を選んでいる。(医学部)
ついこの間まで制服を着ていて4月から私服デビューした人も多い大学1年生。みんな、お互いのファッション、自分のファッションを気にしているのね。こうしてみると、大学という場にふさわしく、くだけすぎない実用的なスタイルが好ましいと思われているみたい。服だけでなく、足元もチェックしてね!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか