LINEやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用していますか?
大学1年生に、LINEやTwitterなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用しているかどうかを尋ねたところ、実に約9割が「はい」と回答。ほとんどの学生がSNSを利用しており、利用していない学生は1割程度であることがわかった。属性別では理系学生よりも文系学生の方が、利用率が高い傾向がそれぞれかなり顕著に見られた。また、居住地別に見ると、首都圏の利用率が85.1%と一番低く、東海圏が88.5%、関西圏が88.7%と続いて、その他の地域が93.2%と、きわめて高い利用率を示した。
どのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用していますか?(複数回答)
次に、どのSNSを利用しているかを尋ねたところ、一番多かったのが「LINE」で8割超となり、「Twitter」が6割超、「Facebook」も3割を超える水準で続いた。「その他」では、複数の学生が「ameba」を挙げていた。
●LINEを友人との交流や、サークルの連絡手段の一つとして使っている。(LINEを利用・社会学部)
●連絡はほぼLINEのみ。Twitterで企業やアーティストの最新情報を得ている。(LINEとTwitterを利用・生物資源学部)
●Twitterを自分の意見を発信するために使っている。(LINEとTwitterを利用・理学部)
●Twitterでは複数のアカウントを登録し、「大学での友達のやりとり用」「同じ趣味のネットを通した友達と交流する用」「芸能人や有識者の呟きを眺める用」と、分けて使っている。LINEはサークルの連絡をしたり、家族や友達との雑談をしたりするのに使っている。(LINEとTwitterを利用・文学部)
●Facebookで企業などが発信する情報や友人知人の近況を知るようにしている。(Facebookを利用・医学部)
●mixiでは、同じアーティストを追いかけているファンとの交流ができ、アーティスト本人からのリプライもあったりして、つながれるのが面白い。(FacebookとTwitterとmixiを利用・教養学部)
●LINEは単なる連絡手段。Facebookは友人への近況報告や海外の友人との連絡手段として。(LINEとFacebookを利用・外国語学部)
●Twitterでは、常に自分の行動や意見を呟(つぶや)き続けている。Facebookでは友達の動向のチェック。LINEはメールの代わりに使用している。(LINEとFacebookとTwitterを利用・総合人間学部)
●Facebookで告知されている企業やブランドのイベントをチェック。化粧品の無料サンプルキャンペーンなど結構耳寄りな情報がいっぱいある。(LINEとFacebookを利用・国際教養学部)
●Twitterは現実逃避と愚痴のはけ口として、LINEは連絡手段、Facebookは今、放置状態です。(LINEとFacebookとTwitterを利用・農学部)
●Twitterでは友達や先輩をフォローし、リプを返し会話を楽しんでいる。Facebookではサークルのレギュラー練習の反省を秘密のグループ内で共有。LINEでは家族や友達と他愛(たわい)のない話をしたり、サークルなどの連絡事項などのやり取りをしている。(LINEとFacebookとTwitterを利用・学芸学部)
●amebaでブログを書いている。(LINEとamebaを利用・国際政策学部)
ひとつのサービスだけを、ほかのサービスと兼用せずに使っている人の割合を出してみたところ、“LINE一筋”な人はLINE利用者の約2割を超え、3%台にとどまったほかのサービスの“一筋率”を大きく引き離した。つまり2割の学生はLINEだけで用が足りているということになるんだね。複数のSNSを利用している人は、「リアルタイムでの情報収集や会ったことのない人との意見交換にTwitter」「知人や友人・企業とのつながりのためにFacebook」など、SNSの特徴に応じてうまく使い分けているようだよ。『就職ジャーナル』にも、Facebook公式ページ、Twitter公式アカウントがあるから、よかったら「いいね!」やフォローをよろしく!
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか