スケジュール管理をしていますか?
大学2年生~大学院2年生に、スケジュール管理をしているかどうかを尋ねたところ、全体の8割弱が「はい」と回答し、大多数の学生が、スケジュール管理をしていることがわかった。属性別では、理系学生よりも文系学生の方が、「はい」と答えた学生の割合が多いという結果となった。
スケジュール管理の方法は?(複数回答)
次に、スケジュール管理をしている学生に、その方法について尋ねたところ、全体の8割強が「手帳」と回答してダントツ。「スマートフォンのカレンダー・スケジュール機能」が約3割で続き、「PCのカレンダー・スケジュール機能」もちょうど1割となった。「その他」では、「カレンダー」という答えが複数見られた。
●手帳に5色のボールペンで、バイトは黄、プライベートはオレンジ、サークルは緑、重要事項は赤、研究室関係は青と書き分けている。(工学部4年生)
●スマートフォンの待ち受けにスケジュール表を貼り付けて、頻繁に目に入るようにしている。(大学院理工学研究科1年生)
●メンディングテープに予定を書いてから手帳に貼るようにすると、急な変更やキャンセルにも対応できるし、手帳をきれいに使うことができる。(国際関係学部3年生)
●手帳のメモ欄に「やること」を箇条書きにして忘れないようにしています。実行済みの用件には斜線を引くようにすると、達成感も味わえるし、今後やらなければならないことも明確になります。(造形学部3年生)
●用件を記号化して、重要なものから順に手帳に書くようにしている。(情報コミュニケーション学部2年生)
●スマートフォンのスケジュールアプリを利用し、定期的にあるイベントはスタンプを使って一目でわかるようにしている。例えば、テストならノートのスタンプなど。(水産学部3年生)
●1カ月単位で書けるページにおおまかなスケジュールを、1週間単位で書けるページに詳細を書き込んでいる。(理工学部3年生)
●使いやすい手帳アプリを探してスマートフォンにインストールし、アイコン(絵)等を使ってわかりやすく入力している。(大学院理学研究科2年生)
●手帳の1日分のスペースを上の方・真ん中・下の方と分け、時間帯ごとに記入すると1日の流れがつかみやすい。(現代福祉学部4年)
●終日予定がある日は、手帳のその日の枠を蛍光ペンで囲って予定が入れられないことを強調しておく。(大学院文学研究科2年生)
●スマートフォンのアラーム機能を利用して、重要な用事は必ず前日に通知がくるようにしている。(薬学部4年)
●テストがある日は赤色ボールペンで手帳に記入。テレビに好きな芸能人が出る日も、黒色のシャープペンシルで書いて、見終わったら消すようにしています。いっぱいテレビに出ているので消さないと手帳が真っ黒になっちゃうから(笑)。(教育学部2年)
授業やアルバイト、サークルやデート…大学生・大学院生って結構忙しいよね。それだけに、約8割の先輩たちがスケジュール管理をしているのには納得。そしてそのまた約8割、つまり全体の6割強の先輩が手帳を利用していたけれど、うち約2割は手帳とスマートフォンの兼用派。スマートフォンのアラーム機能を上手に利用して、予定をリマインドしている先輩たちもいたから、これからは手帳とスマートフォンの両方の持ち味を生かしてスケジュール管理をする時代なのかもね。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか