【見本あり】履歴書・エントリーシート(ES)を手書きで美しく書くコツは?書家に本気で教えてもらった

就活において、企業から提出を求められる応募書類が履歴書、エントリーシート(ES)。パソコンで記入する場合もありますが、企業によっては手書きを求められる場合も。この記事では、企業に好印象を与える履歴書・エントリーシートの書き方、手書きできれいに書くコツを紹介します。

履歴書・エントリーシートにはどんな項目がある?

履歴書

履歴書は、住所、氏名、生年月日、学歴、資格など、応募者の基本情報を知るためのもの。趣味や特技、志望動機などを書き入れる欄もあります。企業が独自のものを用意するケースもありますが、多くの場合はフォーマットが決まっており「JIS(日本工業規格)」という国の標準規格にのっとった市販の履歴書や、学校独自の履歴書を使用することなります。すべての項目を過不足なく埋めることが大切です。

エントリーシート

エントリーシートは、採用選考の一環として使われるものです。フォーマットは、企業によってさまざまですが、住所氏名などの基本情報のほかいくつかの設問が設けられ、それに対する答えをフリースペースに自由に記入するというケースが多いようです。

設問は、「志望動機」「自己PR」などのほか、「自分の長所・短所」「成功体験・失敗体験」「学生時代に頑張ったこと・打ち込んだこと」「ゼミで学んだこと」「リーダーシップを発揮した経験」「入社したらやってみたいこと」など、さまざまな角度から応募者である学生の人となりや個性をつかもうとしています。

いずれの項目も、おおよその文字数が提示されていることが多いようです。文字量は多すぎず少なすぎず、読みやすく書くのがポイント。少なくとも枠内の8割以上は埋め、かつギチギチに詰め込みすぎないようにしましょう。

さらに詳しく知りたい人は「エントリーシートと履歴書の違い」についての記事を読んでみましょう。

書家直伝!手書きの履歴書・エントリーシートのきれいな書き方

企業は応募書類の内容から「あなたの人となり・個性」を知りたいと考えています。書く内容ももちろんですが、手書きの文字からは個性が伝わります。
書家であり、『就活生・新社会人のためのペン字練習帳』などの著書もある川原世雲さんに、履歴書・エントリーシートのきれいな書き方をうかがいました。また、今回は履歴書を実際に書いていただきましたので、併せて紹介します。

書家・川原世雲さんのプロフィール画像プロフィール 川原世雲(かわはら・せいうん)書家。東京書芸協会会長。月刊競書誌『実り』の手本揮毫。『宛名書きのすべて』『就活生・新社会人のためのペン字練習帳』など著書多数。

履歴書・エントリーシートを書く前に知っておきたい3つの心得

まずは、履歴書やエントリーシートを書き始める前に、知っておいてもらいたい3つの心得を紹介します。

その一「鉛筆で線を引いておくとまっすぐな文字が書ける」

6文字の氏名を書く場合の鉛筆線の例の画像
▲6文字の氏名を書く場合の鉛筆線の例

横書きで文字を書く場合、右肩上がり、右肩下がりなど、文字がまっすぐに書けない人も多いはず。そういうときは、定規を使って文字の上下左右を囲むように鉛筆で線を引いておくと、まっすぐに書けるだけでなく、項目内の文字の大きさを統一できるのでオススメです。このとき、項目内に何文字入れる必要があるのか計算しつつ、線を引くのがポイントです。

また、それでも心配という人は鉛筆で下書きをしておいてもよいでしょう。特に、エントリーシートの自由記入欄など枠が大きい場合は、あらかじめ考えておいた内容を鉛筆で書き入れておくといいと思います。ボールペンで清書した後は、十分に乾いているかどうか紙で押さえてみるなどして確認してから消しゴムで下書きを消すのを忘れずに。

その二「項目ごとにボールペンの太さを使い分ける」

氏名は1.0ミリ、住所は0.7ミリ、ふりがなは0.5ミリのボールペンで書いた履歴書の画像
▲氏名は1.0ミリ、住所は0.7ミリ、ふりがなは0.5ミリのボールペンで書いた履歴書

項目によってボールペンの太さを変えるとバランスが整い、文字全体がきれいに見えます。最も目立たせたい氏名は1.0ミリ、名前や住所などのふりがなは0.5ミリ、それ以外の項目は0.7ミリのペンで書くのがオススメ。ふりがなを太いペンで書いてしまうと、文字が潰れて読みにくくなるので注意。そのほか、資格欄など枠の大きさに対して文字数が多くなる箇所があれば、ペンの太さを一段階細いものに変えるといいでしょう。
なお、エントリーシートの自由記入欄の中に見出しを入れる場合は、見出しを1.0ミリで書いて目立たせ、その他を0.7ミリにすると読みやすくなります。

その三「枠内のバランスを意識する」

余白を入れてメリハリのある履歴書にする例の画像
▲余白があると、メリハリが出るので読みやすい

文字は枠とのバランスを意識するとぐんときれいに見えます。履歴書・エントリーシートとも、既定の枠内にバランスよく書き入れましょう。上下左右どちらかに寄りすぎるのではなく、枠内中央に書くようにすると、上下左右の余白が文字全体を明るく、すっきり見せてくれます。

履歴書・エントリーシートの各項目をきれいに書くコツ

それでは、履歴書やエントリーシートの項目を書く場合のコツを紹介します。

氏名、住所など基本情報

企業が最初に見るのが氏名、住所です。氏名は、誰しもこれまでの人生で一番多く書いてきたであろう文字。応募者の人柄が最も表れる文字であることから企業の注目度も高く、気合いを入れて丁寧に書くことが重要です。

基本情報は決められた枠内にきれいに収めることを意識しましょう。前述通りペンの太さを変えながら、枠内の上下左右の余白を意識し、中央にバランスよく書き入れましょう。氏名の姓と名の間は少し開け、ふりがなもそれに準じると読みやすさが増します。住所は番地、マンション名を一回り小さく書くとバランスがよく、美しく見えます。

エントリーシートなどの自由記入欄を書くときのコツ

自由記入欄は、長い文章を相手に読ませる工夫が大切です。見出しだけ少し太いペンを使用するとアクセントになります。ただ色ペンを使って線を引いたり、強調したい文字を極端に太く書いたりしてアピールすると、逆に読みづらくなる可能性があるのでやりすぎには注意しましょう。

一息で読みやすい1行の文字数は35文字ほどと言われています。フォーマットのサイズにもよりますが、制限されている文字数が400文字ならば、35行で割って11行余りと算出し、11行で書くことを意識してみましょう。そして「改行は、文章の区切りのいいところで」が鉄則。単語の途中で改行されていると非常に読みづらくなるので注意しましょう。

あまりに文字がぎゅうぎゅうに詰まっていると、読み手を疲れさせてしまうので注意を。枠内の上下左右の余白を意識するほか、行間を均等に空けるとバランスがすっきり整い、読みやすさがぐんと増します。1文字の半分程度の広さを目安に空けるよう心がけましょう。

字のうまい下手よりも「一文字一文字を丁寧に」が大切

字が下手だから…と気に病むことはありません。手書きの文字からは書き手の表情が見えてきます。たとえ下手でも思いを込めて丁寧に書けば、熱意、意欲が伝わり、受け取る方に与える印象もぐんと上がるはず。文字の大きさやバランス、配置などに気を配りながら、一文字一文字じっくり丁寧に書くことが、きれいな応募書類を書く最大のコツです。

取材・文/伊藤理子
撮影/鈴木慶子


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