今週は大学3年生~大学院2年生645人のアンケートを紹介します。
先輩たちは、大学1~2年の過ごし方を後悔しているのでしょうか?
約6割が「後悔している」と回答
■大学1~2年の時の過ごし方で後悔していることはありますか?
大学3年生~大学院2年生に、大学1~2年の時の過ごし方で後悔していることがあるかどうかを尋ねたところ、65.4%が「はい」と回答し、約3人に2人が、大学1~2年の時の過ごし方を後悔していることがわかった。属性別では、特に違いは見られなかった。
勉強、資格、アルバイト・・・「もっとやっておけば」「バランスを間違えた」との後悔の声、多数
リアルボイス編では、先輩たちが実際にどんなことを後悔しているのか紹介します。
後悔していることが「学業・資格勉強」
●専攻分野の理解をもっと深めておくべきだった。そしてもっとさまざまな本に触れ、活字に強くなっておくべきだった。(法文学部4年)
●空いている時間に資格取得にもっと前向きになるべきだったこと。今になって焦っている。(経済学部3年)
●大学の夏休みと春休みを勉強の復習をせずすべてバイトに充てていたこと。(薬学部4年)
●授業に出て単位を確実にとっておくべきだった。(総合政策学部3年)
●TOEIC(R)テストやそのほかの資格勉強について、全力を尽くして勉強したとは言えないため、遊びの時間を削ってでも行うべきだったと後悔している。また、学内サークルだけでなくインカレサークルにも参加して、人脈を広げておくべきだった。(総合情報学部4年)
●TOEIC(R)テストを受けておくべきだった。公務員講座も受けておくべきだった。(経済学部4年)
後悔していることが「課外活動(アルバイト、ボランティア含む)」
●短期でもいいから海外留学しておきたかった。(大学院法学研究科2年)
●部活動に時間を割きすぎた。留学やインターンシップなど、将来を見据えた活動もすべきだった。(法学部4年)
●2年生の時に新しいバイトを始めなかったことや、地域の行事やイベントに参加していなかったことが悔やまれます。そして、彼氏を作るために、積極的に新しい人に出会おうとしなかったことを全力で後悔しています。(経済学部3年)
●ボランティアなど就活で役立ちそうなことをしておけばよかった。暇ならバイトをして貯金しておけばよかった。(大学院先進理工学研究科1年)
●長期休暇中に教習所に通ったりして有意義に過ごせばよかったと悔やんでいます。バイトもしておけばよかった。(経済情報学部4年)
●サークル活動にほぼすべての空き時間を費やしたため、ボランティアやアルバイトなど、自分が興味を持っていたほかのことに挑戦できなかった。(人文学部4年)
先輩たちの実感のこもったリアルボイスからは、悔いのない大学生活とは、学業や資格などの勉強、サークルなどの課外活動、そしてアルバイトやボランティアなどの絶妙なバランスの上に成り立ってるってことが伝わってくるね。
一方で、悔いが残らないほどに夢中で打ち込めることに出合えるのも素晴らしいことだと思うよ。みんなも先輩たちの声を参考に、これからの過ごし方を再考してみたらどうかな?
【調査概要】
調査期間:2015年12月10日~12月11日
調査サンプル:大学3年生~大学院2年生645人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか