今週は、大学1年生~大学院2年生500人のアンケートを紹介。1カ月で自由に使える金額は?
最多は1万円以上2万円未満で約30%。次いで1万円未満が4人に1人。自由に使えるお金はないという人も6.2%
■「1か月に自由に使えるお金はいくらありますか?」(n=500、単一回答)
大学1年生~大学院2年生に、1カ月で自由に使える金額はいくらかと尋ねたところ、「1万円未満」が23.6%、「1万円以上2万円未満」が28.6%と、合計52.2%となり、全体の半数以上が2万円未満という結果に。「自由に使えるお金はない」と答える学生も、6.2%となりました。
使い道は趣味・娯楽が75%。一方、3人に1人は貯金も!
■「お金の使い道は?」(複数回答)
次に、その使い道を尋ねたところ、全体の約4分の3の学生が「趣味・娯楽」と回答。「食費・交際費」も約7割で続きます。次いで、「ファッション・身だしなみ」が約半数、「預貯金」と答えた学生も、全体の約3分の1に上りました。
お金にまつわる失敗談は?~リアルボイス編~
●クレジットカードを使って買い物をしまくっていたら、一括では支払えない額になってしまったので、リボ払いに切り替えたりしてなんとかやり過ごしたが、結果的に余計な金利を払って損してしまった(自由に使えるお金はない・医学部2年)
●インターネットでできるクレーンゲームにハマってお金を使い過ぎた(自由に使えるお金はない・経済学部2年)
●レンタルDVDを延滞してしまい、高い延滞料を払わなければならなくなってしまった(自由に使える額1万円未満・文系学部1年)
●入学祝いなどでお金をたくさんもらった時に、服や普段買わない食品をたくさん買い過ぎてしまい、気づいたらもらった額を使い切って自分の預金を引き出して買い物していた(自由に使える額1万円未満・理系学部2年)
●配信終了間近のアプリゲームに4万円以上も課金してしまった(自由に使える額1万円未満・文系学部4年)
●クレジットカードの支払いとバイトの給料日がうまくかみ合わず、支払いまでに残高を増やすことができなかったため、仕方なく親に借金した(自由に使える額1万円以上2万円未満・芸術学部1年)
●予約したホテルをキャンセルした時、キャンセルの条件をよく確認していなかったせいで全額がキャンセル料となり、まったくお金が返ってこなかった(自由に使える額1万円以上2万円未満・生物学専攻3年)
●部活の遠征のために新幹線のチケットを買ったところ、そのチケットを旅先でなくしてしまい、また同じのを買わないといけなくなった(自由に使える額1万円以上2万円未満・土木建築工学専攻4年)
●忙しくて自動車学校の教習期限内に教習や検定を受けることができなくなり、教習料金を無駄にしてしまいました(自由に使える額2万円以上3万円未満・教育学部4年)
●大学1年生の時、クレジットカードを初めて持ったこともあり、サークル活動にお金を使い過ぎたせいで、リボ払いにしてしまい、結局その時の支払いを、大学4年生になるまで返し続ける羽目になった(自由に使える額3万円以上5万円未満・大学院物理学研究科1年)
●短期アルバイトの給料が、月額13万円で、2カ月分で26万円になったので,つい調子に乗ってブランドの服を自分に買ったり、当時の彼女に財布を買ってあげて国内リゾートの高級ホテルに泊まったりしていたら、あっという間に自己資産が 20 円ほどになって焦った(自由に使える額3万円以上5万円未満・経営工学専攻4年)
●就活に予想以上に多くの費用がかかってしまい、普段通りにお金を使っていたら、月末にお金がなくなってしまった(自由に使える額10万円以上・大学院機械工学研究科2年)
お金の自由度が増す分、管理が大切に。先輩の失敗体験を参考にしよう
みんな、大学生になると、高校生の時よりも自由になる金額が増えたり、クレジットカードが使えるようになったりする分、お金を使い過ぎてしまうことも多くなるみたいだね。きちんと管理しないと手痛い失敗をしてしまうこともあるようだから、先輩たちの失敗体験を教訓に、お金の管理の仕方を考えてみては?
【調査概要】
調査期間:2018年9月26日~9月28日
調査サンプル:大学1年生~大学院2年生500人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング
文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか
記事更新日:2024年2月13日