先輩たちに聞きました。 社会人になったらどんなふうに働きたい?

今週は、大学2年生~大学院2年生1175人のアンケートを紹介します。
先輩たちは社会人になったらどんなふうに働きたいのでしょうか?
先輩たちに聞きました。 社会人になったらどんなふうに働きたい?トップ画像

「生活と仕事、バランスよく働きたい」が8割超。次いで「自分の能力を生かしてやりがいのある仕事」が半数以上。

■社会人になったらどんなふうに働きたいですか?(複数回答)
社会人になったらどんなふうに働きたいですか?(複数回答)アンケート結果(円グラフ)

大学2年生~大学院2年生に、社会人になったらどんなふうに働きたいかを尋ねたところ、「生活や自分の時間を大切にバランス良く働きたい」が約8割でダントツ。次いで、「自分の能力を生かしてやりがいのある仕事がしたい」が約半数で続き、「責任の重い仕事や社会貢献度の高い仕事がしたい」「プライベートを犠牲にしても出世を目指したい」を大きく引き離した。「その他」では、「プライベートに支障がでない程度に働きたい」「人の役に立ちたい」「そもそも働きたくない」といった声が寄せられた。

最多は「仕事とプライベートは半々が理想」(約30%)。全体では、仕事を優先する人の方がやや多いという結果に。

■理想的な「仕事:プライベート」の比率は?
理想的な「仕事:プライベート」の比率は?アンケート結果(円グラフ)

次に、仕事とプライベートのバランスについて、理想的な比率を尋ねたところ、一番多かったのが「仕事5:プライベート5」で全体の約3割。「仕事6:プライベート4」が約2割で続き、多くの先輩たちが、仕事とプライベートを半々かこころもち仕事に比重を置きたいと考えていることがわかった。

「能力を発揮したい」「社会貢献」「生活とのバランス」・・・。それぞれの価値観で、働き方に求めるものも大きく違う

どんな風に働きたい?~リアルボイス編~画像
では、先輩たちが、具体的にどんな働き方が良いと考えているのか、彼らのリアルボイスを紹介します。

自分の能力を発揮/伸ばせる仕事がしたい

能力を存分に発揮して、仕事を任されたり、昇格したりしたい。年功序列システムではなく、きちんと自分の力を評価してくれる職場がいい。(仕事5:プライベート5が理想・総合管理学部3年)

自分にしかできないようなレベルの高い技術・知識を身につけ、あまり管理されずにスタンドプレーができるような仕事がいい。(仕事6:プライベート4が理想・経営学部3年)

業務で海外とのやりとりがあり、数カ月に何回かは海外出張で走り回っているような働き方をしたい。(仕事7:プライベート3が理想・外国語学部4年)

表立った仕事でなくてもよいので何かしらの技術職に就きたい。また、毎週決まった休みでなくてよいが、一定の休みは欲しい。(仕事6:プライベート4が理想・ 情報理工学部3年)

大学・大学院で身につけた知識や経験を生かして、会社と社会に貢献したい。onとoffのメリハリをつけて、休日は趣味に打ち込みたい。(仕事8:プライベート2が理想・大学院人間発達環境学研究科 2年)

専門性の高い医療現場において、機械化が進む中で人による判断が必要な場面で自分の能力を生かして働きたい。(仕事7:プライベート3が理想・ 医学部3年)

社会に貢献したい

地域の人々と密接にかかわって、人々の安全を守る仕事をすることで、地域の人々の信頼を得たい。同時に結婚・出産後も働き続けつつ、冠婚葬祭や親族の怪我(けが)や病気の時にはプライベートを優先したい。(仕事6:プライベート4が理想・理学部3年)

社会貢献できる仕事であると同時に職場環境がよく、自分の好きな仕事が楽しくできる仕事に就きたい。出産後も続けられるとうれしい。(仕事6:プライベート4が理想・経済学部2年)

世間をあっと驚かせるような成果を出せる仕事。例えば、会社の看板商品となるような商品を作りたい。かつ、仕事に精を出しつつも、プライベートを優先させたい。(仕事4:プライベート6が理想・大学院理工学研究科2年)

生活と仕事を両立させ、和やかに仕事したい

やりがいをほどほどに感じながらも、普通に生活できるだけの収入を得て、大きな成功などは望まず趣味に生きがいを感じながら生きていけるような働き方がしたい。(仕事4:プライベート6が理想・メディア学部2年)

明るく和やかな職場で、自分が必要とされていると感じられる仕事がしたい。会社の人とは適当な距離感を保ちつつも、仲良く過ごせるような雰囲気がいい。(仕事4:プライベート6が理想・外国語学部4年)

定時に終わるような働き方を希望。(仕事4:プライベート6が理想・経営学部3年)

研究員Fのひとりごと画像

先輩たちの多くが、「仕事もプライベートもほどよく」と考えているんだね。リアルボイスでは、「やりがいのある仕事」「社会や人々のためになる仕事をしたい」「職場の仲間と和やかに働きたい」といった声も多かったよ。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉からもわかるように、やりがいや充実感を持って働くと同時に、家庭や地域生活などにおいてもきちんと役割を果たすのは、男性、女性のいずれにとっても大切なことなんだね。僕自身も、シゴト総研の主任研究員として、レポート発表の前は残業の嵐だけど、終わって一段落したら、すかさず有給休暇を取るようにしてバランスを取っているんだ。

【調査概要】
調査期間:2014年10月17日~10月19日
調査サンプル:大学2年生~大学院2年生1175人
調査協力:株式会社クロス・マーケティング

文/日笠由紀
イラスト/中根ゆたか


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記事作成日:2014年11月6日 記事更新日:2024年2月22日

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