【ベトナム編】日本人も外国人も根本のところでは変わらない

Reported by 蓮太郎
ベトナムのホーチミンにある日系企業の現地法人に勤務。現地での楽しみは、ゴルフやテニス、マンション内にあるプールで子どもと泳ぐこと。家族サービスの一環として、定期的に現地の日本食レストランで和食を味わっている。

ベトナム人にならって堂々と英語が話せるように

こんにちは。蓮太郎です。今回は、海外で働く際に心がけておきたいことについてお話しします。

 

ベトナムへの赴任は、自ら志願して実現しました。もともと海外駐在を希望していたところに、ちょうどベトナムへの公募があり、新支店オープンの準備が整ったところに赴任できるのは、とてもタイミングが良いと思ったからです。TOEIC(R)テストのスコアが720点以上あることが応募の条件だったのですが、私のスコアは620点。そこは、気合いで勉強しますということをアピールして例外扱いにしてもらいました(笑)。

 

赴任前は、4カ月の間、週3回、カフェで英会話のプライベートレッスンを受けました。平日は出社前に勤務先ビルの地下のカフェで、休日は自宅近くのカフェで。先生には時給2000~2500円のレッスン料を払い、「今日はビジネス英語を」「今日はくだけたカジュアルな会話を」といった具合にバリエーションをつけてリクエストをしていました。赴任後は特に何もしていませんが、ベトナム人にとっても英語は外国語。決してきれいな発音ではなくても、実に堂々と英語を話すので、私も同じように、恥ずかしがったりせずに話せるようになりました。オーストラリア人、インド人の英語も同様に癖がありますが、すっかり理解できるようになりました。

 

ベトナム語は、仕事では必要ありませんが、少しでも話せると、現地の人々は大いに盛り上がってくれます。社内で現地のスタッフと話しているときなどは、私がいるとどうしても「英語で話さなくちゃ」と彼らに気をつかわせてしまうので、そんなときはちょこっとベトナム語を話して、「ここはベトナム語でどうぞ」と促すようにしています。せっかくなので、もう少し話せるようになりたいと思い、このたび、現地スタッフからベトナム語を習うことを決心。ちょうど先日、「次回のキックオフ(年度初めの社内イベント)では、ベトナム語でスピーチするぞ!」と宣言したところです。「有言実行」式で、とにかく初めに宣言してしまうのが、私のやり方なのです。

 

怠け者は日本人にもいる

将来、海外で働きたいと考えている学生さんに言いたいのは、海外であろうと、日本であろうと、やり方は変わらないということ。こう言ってしまうと、身もふたもないと感じるかもしれませんが、日本人も外国人も、根本のところは、そう変わらないのです。「ベトナム人だから残業しない」とか、「ベトナム人だから怠ける」とか、そんなことはまったくなくて、日本人だって残業しなかったり、怠けたりする人はいるはず。民族とか人種とは別の部分で、一人ひとりの価値観や性格は違うわけで、本来、仕事の仕方は、そうした個々人に合わせて変えていくべきだと思うのです。

 

例えば、同じことを部下に伝えるにも、相手のタイプに応じて、言い方を変えればいい。ストレートに言った方が伝わる人には、単刀直入に話すようにするし、人から言われたことに反発するようなタイプの人には、自分からその言葉が出てくるように誘導して気づかせる…そんなふうに、接し方や話し方を変えるわけです。日本にいるうちから、そういったふうに、一人ひとりの個性を意識して接していれば、海外に行っても、特にやり方を変える必要はないと感じています。

 

社会人になってから悔やんでいるのは、学生でいる間に、もっといろいろな人と会って話しておけばよかったということ。自分の世界に閉じこもらずに、どんどんネットワークを広げておけば良かったと、つくづく思います。そうすれば、今、困難に直面したときにも相談しに行けたのにと、それは痛烈に後悔していますね。

 

加えて、今後、一緒に仕事をしていきたいなと思うのは、建設的で前向きな話ができる人。愚痴ばかり言う後輩とはお酒を飲みたくないんです。「今後、こうしていきたい」「今後はこうなりたい」といったビジョンについて話せる相手とは、きっといい仕事ができるでしょう。最近、若い人と接していて思うのは、人の意見を聞かず、自分の考えを曲げない頑(かたく)なな人が多いということ。自分の考えをしっかり持っていることは良いのですが、人の意見に耳を貸さないのはもったいない。まずは、相手の意見も受け入れてみて、「なるほど、そういう考え方もあるんだな」と、いったんは吸収してほしい。それから、あらためて、自分なりにジャッジすれば良いのだと思います。柔軟になることで、得るものがたくさんあると思いますよ。

 

 

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ベトナム中部の都市ダナンの観光名所Ba Na Hills。標高約1500メートルの山の上までケーブルカーが通っている。

 

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アルミニウムまたはステンレス製の、底に細かい穴を多数開けたフィルターで抽出するベトナムコーヒー。コーヒーの粉が沈むのを待ってから飲む。

 

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ヤギ料理のレストラン。ベトナムでは、ヤギの焼肉やヤギ鍋が安くておいしいと大人気だ。

 

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朝食用ステーキ。ステーキは、ベトナムではポピュラーな朝食メニューの一つだ。

 

構成/日笠由紀

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