大学に入学してからの1カ月間で、友達はできましたか?
入学から間もない大学1年生に、大学で友達ができたかどうかを尋ねたところ、8割強が「はい」と回答し、大多数の1年生に友達ができたことがわかった。属性別では理系学生よりも文系学生の方が、「はい」と答えた学生の割合が多い傾向が見られた。
その友達とは、どんなきっかけで知り合いましたか?(複数回答)
次に、その友達との出会いのきっかけについて尋ねたところ、約9割が「クラスや学科が一緒」と回答し、約半数で続く「新入生オリエンテーション」と4割弱の「部活やサークルが一緒」を大きく引き離す結果となった。「その他」では、「TwitterなどのSNSで知り合った」「授業で隣に座った」「授業で同じ班になった」「寮が一緒」といった回答が見られた。
●あいさつだけでも毎日、自分から率先して行い、続けること。それが基本。(バイオ環境学部)
●服装や持っているバッグなど、趣味が合いそうな子を雰囲気などから見極めて、話しかけてみる。(国際文化交流学部)
●最初に座ってから20秒時間があくと、お互いの間に壁ができてしまい、しゃべり出しづらくなるので、座ったらすぐに周りの人に声をかければいいと思います。(工学部)
●どの科目を取るか、履修科目を相談しながら一緒に考えたことで、一気に距離が縮まった。(政治経済学部)
●コミュニケーション力が高そうな人を見つけて話しかけると、そこから広がると思う。(水産学部)
●Twitterで同じ学部の人を片っ端からフォロー。感じの良いリプを送って好感を持ってもらっておくと、リアルで会えたときにスムーズに会話できます。(メディアプロデュース学部)
●まず、下宿か通学かを尋ねる。どちらにも不満があるはずなので、お互いに愚痴を言い合ったりして盛り上がれる。(外国語学部)
●授業など、重要で真面目なことを質問してから、先生や授業内容に関する冗談を言って笑いを取ると、一気に緊張がほぐれて仲良くなりやすい。(医学部)
●笑顔で会話をすることが基本。そして、新入生歓迎会などに積極的に参加をすること。(商学部)
●趣味や出身地を尋ねて、それらに関連した質問をしたりする。(工学部)
●「LINEやってる?」と気軽に聞いてつながるようにする。(薬学部)
●ガムやアメなど、ちょっとしたお菓子を「どう?」と勧めると、良いきっかけになる。だからカバンの中にはいつもプチおやつを常備!(工学部)
履修や試験について情報交換したり、冗談を言い合ってリラックスしたり、困ったときにはお互いに助け合ったりもできる、大学での友達。友達がいることで、学生時代はグンと充実したものになりそうだね。まだ友達ができていないという人も、クラスやゼミ、サークル・部活、アルバイトや寮、家が近い同士など、あらためて周囲を見回して、気が合いそうな人に積極的に声をかけてみたらどうかな?
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか