社会人になったらどんなふうに働きたいですか?(複数回答)
大学2年生~大学院2年生に、社会人になったらどんなふうに働きたいかを尋ねたところ、「生活や自分の時間を大切にバランス良く働きたい」が約8割でダントツ。次いで、「自分の能力を生かしてやりがいのある仕事がしたい」が6割弱で続き、「責任の重い仕事や社会貢献度の高い仕事がしたい」「プライベートを犠牲にしても出世を目指したい」を大きく引き離した。
●人と接する仕事で、専門性が必要な仕事に就きたい。同時に、結婚・出産しても続けられるぐらいプライベートを大切にした働き方がしたい。(経営学部4年)
●休みの日なのに仕事のことを考えるのはイヤ。仕事のスイッチをオン・オフしやすいような働き方がいい。(人間学部3年)
●社会に貢献できる仕事をしたい。特に、人々の職業選択や人生設計などをサポートできる仕事ができればと思う。(文系学部3年)
●メンタルなストレスが多いと言われる職業を目指しているので、心身の休息も大切だと思う。そのため、睡眠や趣味の時間も大切にしたい。(人間科学部2年)
●地元で、地域の人と触れ合えるような仕事をしたい。(文系学部3年)
●自分の能力を最大限に発揮し、自分に足りないものは補いながら自己の成長につながるような仕事がしたい。(大学院法科研究科)
●仕事は残業しないようにテキパキと業務をこなし、仕事が終わったら家族や趣味のために時間を使いたい。(工学部4年)
●人に夢を与えられる人になりたいです。ウェディングやテーマパークなど、非日常のサービスを提供できる職場で働けたらいいな。(外国語学部2年)
●周りの人から「どんな仕事をしているの?」と聞かれたときに、胸を張って話せるような誇りを持てる仕事がしたい。(先進理工学部3年)
●お金を稼ぐことはもちろん大切だが、自分が楽しむことも忘れないように働きたい。もちろん仕事が楽しかったら万事オーケーだが、そうもいかないだろうと思っている。(都市教養学部3年)
●海外に出て働きたい。会社以外にもコミュニティを持っていたいので、自分の趣味も大切にしたい。(言語文化学部2年)
●あまり出世できなくてもいいのでのびのびと仕事したい。(文学部4年)
なるほど、先輩たちのほとんどはプライベート重視派なのね。でも、それだけではなくて、やりがいのある仕事、社会や人々のためになる仕事をしたいという意欲も感じられるのは、実に頼もしい限り。「ワーク・ライフ・バランス」という言葉もあるように、やりがいや充実感を持って働くと同時に、家庭や地域生活などにおいても役割を果たすのはとても大切なことなのね。
文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか