【理系学生】自己PRのポイントは?先輩の失敗例や改善ポイントをプロが解説

理系学生の中には、応募企業に評価される自己PRを考えたいけれど、理系の知識や経験をどうアピールすればいいかわからない、研究内容をうまく伝えられる自信がない…と悩む人が多いようです。
そこで、理系学生の自己PRのポイントについて、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーに聞きました。理系学生ならではのエントリーシート(ES)・面接での自己PR失敗例と改善ポイントもご紹介します。

プロフィール 濱田千佳(はまだ・ちか)リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー。「自分のらしさや強みを理解した上で入社後を見据えた選択をしてもらいたい」という想いで日々学生のサポートを行っている。

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理系学生の自己PRで、企業は何を見ている?

自己PRで見られるポイントは、業界や職種、企業によって異なります。例えば、自社の業務内容と学生の研究内容との親和性を重視する企業もあれば、コミュニケーションや研究に取り組む姿勢などを重視する企業もあります。

ただ、どの企業も理系学生には「論理的思考力」を期待する傾向があります。エントリーシート(ES)や履歴書、面接でも「この学生は、ロジカルな視点で物事を捉えつつ業務に臨んでくれそうかどうか」という視点で見られることが多いようです。

自己PRで「論理的思考力」そのものをアピールするのも一つの方法ですが、ほかの強みを伝える際にも、自己PRに一貫性を持たせ、物事をロジカルに整理しわかりやすく伝えることを意識するといいでしょう。自己PRの構成とまとめ方を通じて、論理的思考力の高さをアピールすることができます。

「文系学生に比べるとコミュニケーションが苦手」という印象を持つ採用担当者が多いため、コミュニケーション能力があるかどうかも見られています。研究や部活、アルバイトなど、他者と協働した経験などを交えながら自己PRをまとめるといいでしょう。

関連記事:【例文あり】コミュニケーション能力を自己PRで伝えるときのポイント

これらに加え、院生の場合は、研究内容や成果、研究を通して身についたスキルや知識なども見られます。学部生の場合は、就活時期は研究室に入る前~入りたてに当たるため、研究内容よりも、能力・性格(何ができるか)が自社で仕事をしていく上で合っているかどうか、応募企業・仕事に対する意欲があるかどうかが重視される傾向にあります。

エピソードは「受け手が想像できるもの」を選ぼう

自己PRでは、特別な経験や優れた実績が必要というわけではありません。頑張ったこと、熱中したこと、モチベーション高く取り組んだことも、立派な自己PRになります。

今までの経験を振り返り、課題に対して強みを発揮しながら取り組み、解決したり改善したりしたエピソードを選び、以下の流れを意識して整理しましょう。受け手が場面を想像できるぐらい、シンプルにわかりやすく伝えることができれば、論理的思考力のアピールにもなります。

 

【自己PRの書き方(伝え方)の流れ】

  • 自分の強み
  • その強みが発揮された経験は何か
  • 課題は何か
  • 課題にどう取り組んだのか
  • 結果どうなったのか

この流れで自己PRを整理すると伝わりやすくなります。中でも「課題をどのように解決しようとしたのか」「その課題の解決にどのような思いで取り組んだのか」がアピールポイントになるので、他のパートより厚めに構成しましょう。

理系学生の自己PRイメージカット

【ES・履歴書】自己PR「うまくいかないパターン」と改善ポイント

理系学生にありがちな、ESや履歴書に記載した自己PRでうまくいかないパターンと改善のためのポイントを紹介します。

専門用語が多い、説明が長い

自己PRで研究内容を説明する理系学生は多いですが、専門用語を羅列したものがよく見受けられます。誰が読んでもわかるよう言い換えたり補足説明を付けたりするなどの工夫が必要です。

また、研究内容が難しくなるほど、前提となる説明ばかりが長くなり、課題にどう取り組んだのかが極端に少ないケースが見受けられます。

自己PRを通して企業が知りたいのは、「あなたはどんな人なのか。どんな強みを発揮して活躍してくれそうか」ということ。どんな思いで取り組んだのか、具体的に何をどうしたのか、自分ならではの思いや行動についての説明を充実させましょう。

他者とのかかわりが見えない

他者とかかわったエピソードがなく、一人きりで研究に取り組んだように見えてしまう自己PRが非常に多いと感じます。たとえ研究職志望であったとしても、会社組織においては黙々と一人で業務を進める学生よりも、他者とコミュニケーションを取りながら協働できる学生のほうが評価される傾向にあります。その点を意識して自己PRをまとめましょう。

どんな勉強、研究であっても多かれ少なかれ、他者とのかかわりがあったはず。周囲とどう協力して研究を進めたのか、どんなフィードバックを得てそれをどう活かしたのかなど、人とのかかわりについて触れておきましょう。

【面接】自己PR「うまくいかないパターン」と改善ポイント

面接でうまくいかないパターンと、改善のためのポイントを紹介します。

大枠を伝えず細部ばかりを詳細に話してしまう

面接で研究内容を伝える際、細部の専門的な話ばかりを一生懸命解説してしまう理系学生は少なくありません。真剣に研究に向き合ってきたからこそ「研究の根幹部分」を伝えたくなるのだと思いますが、その研究テーマの専門家でもない限り、聞き手はほとんど理解できないでしょう。専門分野に明るくない人にも伝わるよう、シンプルにかみ砕いて説明しましょう。

自己PRの冒頭に「〇〇を目的に行っている研究で…」と説明を付け加えるだけでも、印象はかなり変わります。面接前に第三者に自己PRを聞いてもらい、内容が理解できるかどうか、自分の強みが伝わるかどうか、感想を聞いてみるのも有効です。その際、2~3分ぐらいに収めるよう意識しましょう。

自己PRなのにアピールが弱すぎる

文系学生に比べると、コミュニケーションが苦手で謙虚なタイプが多いとされる理系学生。誇れる経験や実績があるのに強くアピールせず、さらっと説明するだけ…という学生もいて、もったいなさを感じます。自分を良く知る第三者に自己PRを聞いてもらい、強みがしっかりアピールできているかどうかチェックしてもらうといいでしょう。

理系学生は、「事実である」と証明できないことをアピールするのに抵抗感を覚えるのか、「成果とまでは言えないかもしれませんが…」「どこまでが自分の実績かはわかりませんが…」などと自信なさげに聞こえる枕ことばを付けてしまう人が多いのですが、ここはアピールし切ったほうが好印象です。

就職エージェントに相談して、客観的な視点からアドバイスをもらうのも有効

就職エージェントは、専任のアドバイザーがマンツーマンで就職をサポートします。リクナビ就職エージェントの場合、キャリアアドバイザーがこれまでの経験をじっくり聞いた上で、学生一人ひとりの強みや持ち味を引き出し、企業視点を踏まえた自己PRのアドバイスを行っています。

自分で考えた自己PRに自信が持てないときは、キャリアアドバイザーが客観的な視点で足りない部分を具体的に掘り下げ、ブラッシュアップを手伝います。個別面談をした結果からあなたの志向や価値観に合った企業を直接紹介することも可能です。

就活の相談相手がほしい、納得のいく就活を行いたいという人は、就職エージェントの活用も検討してみてください。

取材・文・編集/伊藤理子


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