【ベルギー編】外国人が多い街ブリュッセル

Reported by コーラル
ベルギーのブリュッセルにある多国籍企業のオフィスに勤務。ワインや産地直送の新鮮な食材のおかげで、現地での食生活も充実中。週末を利用して、パリ、ロンドンやそのほかのヨーロッパの都市を気軽に訪れる小旅行が、気分転換にもなっている。

誕生日を迎えた本人がお菓子を振る舞う不思議

こんにちは。コーラルです。今回は、ベルギーの文化についてお話しします。

 

ベルギーに来て「えっ!?」と思ったのは、職場の同僚たちが、自分の誕生日にケーキやチョコレートなどを会社に持ってきて、同僚に振る舞っていること。オフィスにあるキッチンのテーブルに、誕生日を迎えた本人が、持参したケーキを置くのです。加えて、「今日は私の誕生日なので、マフィンを焼いてきました」とか、「ケーキを買ってきました。どうぞ」といったメールが全員に配信されます。それを読んだメンバーが、ありがたくキッチンに頂きに行くというわけです。私がいる部署には、30人強のスタッフがいるので、ケーキなら1~2ホール。マフィンやチョコレート、クッキーなどは、大体人数分といったところでしょうか。祝われる本人が持参するというところに、いまだに違和感を感じつつも、いつもおいしく頂いています。どうやら、違和感をおぼえるのは私だけではないようで、イギリスやアイルランドから来ているスタッフなどは、「自分の誕生日にお菓子を振る舞うなんて変。お祝いをもらう側なのに」とこぼしていますね。

 

また、バカンスの後などは、日本のように、旅行先や帰省地のお土産を振る舞う習慣もあります。誕生日と同様に、「○○からのお土産です。どうぞ」というようなメールが全員に配信され、誕生日のときよりもさらにバラエティに富んだお菓子が頂けるので、実はとても楽しみ。私も、フランス、日本、アメリカ、ギリシャ土産を振る舞ったことがあります。

 

電気やガスの申し込み時に使用言語も登録

ベルギーには、フランス語、フラマン語(フランス北東部、ベルギーの北部で話されている言語)、ドイツ語の3つの公用語がありますが、私の住んでいる地区は、フランス語が第一言語とされているため、基本的に区役所などからの通知はフランス語で送られてきます。しかし、同じ地区に住んでいる友人は、以前、ブリュージュ(フラマン語圏の都市)で外国人登録をし、その後ブリュッセルに引っ越しをしてきたため、自動的に、あまり精通していないフラマン語の通知書が届くと嘆いていました。ガス、電気、水道、インターネットについても、確か初めて登録した際に、今後のコミュニケーション言語を選択するように言われて、「フランス語で」と登録したような記憶があります。

 

「フランス語」と言っても、ベルギーのフランス語は、フランスにおけるフランス語とは少し違います。特に、明らかに違うのは数字。70台と90台の数え方がそうで、フランスでは「soixante-dix(70)」「soixante-et-onze(71)」なのが、ベルギーではそれぞれ「septante」「septante-et-un」になり、90台では、「quatre-vingt-dix(90)」の代わりに「nonante」を使っているので、実にややこしいですね。また、「Bonne soiree」(良い晩を)などと言ったときの返しが、フランスでは、「vous aussi」(あなたもね)や、「toi aussi」(君もね)であるのに対し、ベルギーでは、「Egalement」(同じようにね)という返しをするようです。

 

ブリュッセルは、欧州連合(EU)の本部があるため、非常に外国人が多いという特徴があります。しかし、ヨーロッパの国々から来ている人が多いので、日本人がパッと見で外国人とベルギー人を区別するのは難しいと思います。現地のベルギー人も外国人と接することに慣れているようで、私自身、特に「よそもの」として扱われているように感じることはありません。旅行者も、もともと外国人が多い街だと思っているのか、あるいは外国人だから聞きやすいのかわかりませんが、明らかに外国人の私に道を尋ねてきたりします。日本人の私からすると少し不思議に思いますが、地元民と思われているかと思うと、悪い気はしません。

 

ブリュッセルは、気温の日較差が大きく、朝晩は凍えるほど寒いのに、昼間は汗ばむほど暑くなることがあります。私自身、もともと寒がりなこともあり、出かけるときは、常に最悪の事態を想定して用意するようにしています。昼間でも急に寒くなることがあるので、暖かめの服装か、上着を持って出かけるのが基本です。また、急に雨に降られることもあるので、「いい靴」で出かける必要があるときは、雨に降られてもいいような靴もバッグに入れて持っていきます。

 

次回は、私のブリュッセルでの生活についてお話しします。

 

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通りの名前もフランス語(上段)とオランダ語(下段)の二言語で併記されている。

 

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中央の古い駅舎の後ろに見えるのが、欧州連合(EU)の機関の一つである欧州議会が入るビル群「エスパース・レオポルド」。その前にある広場は、「ルクセンブルグ広場」と呼ばれており、タクシー乗り場にもなっている。毎週木曜日の夜は、この広場を取り囲むカフェやパブに、欧州議会のインターン生などを中心としたEU関係者が多く集い、かなりのにぎわいを見せている。夏には、広場の芝生の上で、ワインなどの飲み物を持ち寄って即席パーティーをする人も。

 

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EU内の諸機関に勤めている関係者の車のナンバープレート。ナンバープレートで勤務先がわかってしまうことになる。

 

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オープンエアーのカフェで一服する人も多いブリュッセルの夏。

 

構成/日笠由紀

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