就活の自己PRで、「リーダーシップ」を強みとしてうまく伝える方法【例文付き】

自分の強みだと考えている「リーダーシップ」を、自己PRで効果的にアピールする方法を知りたい。そんな就活生の皆さんに、効果的に伝えるポイントや具体例を、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーがアドバイスします。

「リーダーシップ」にもいろいろなタイプがある

リーダーシップのある人と聞くと、先頭に立ってみんなを引っ張るイメージが強いと思いますが、和を重んじて周囲と気持ちをそろえていく人、問題を指摘してみんなに問題意識を持ってもらう人、違う価値観や多様性を重んじる人なども、リーダーシップがある、と言えます。

ほかにも、下記のような人が「リーダーシップを持つ」に該当します。

ファシリテーターを任せられる人

例えば、グループをぐいぐい引っ張って強引に進めるのではなく、その中に発言していない人の存在に気づいて、「ちょっと君の意見も聞かせて」と言えたり、メンバー・関係者の合意形成を促せるような人です。

目標達成に向けて優先順位を判断できる人

例えば、アルバイト先で「今日は在庫の関係でAのメニューをプッシュしていこう」とか、部活で「大会で勝つためには、この力が不足。今週はそれを補える練習を重点的にやっていこう」と、目標のためにやるべきことをメンバーに伝え、みんなを鼓舞できるような人です。

他人を頼れる人

自分でなんでもできてしまうと、メンバーの作業の進め方やスピード感が気になって、つい手を出したくなります。そうすると、メンバーの貢献意欲が低くなってしまいます。そんなとき、メンバーに「今日はここまでやろう」とか、「ここは○○さんだから任せているんだ」と伝えることで、メンバーの貢献意欲は上がっていきます。そういう人がリーダーとして存在するチームは、強い力を発揮できます。

「リーダーシップ」は企業に評価される?

リーダーシップを持つ人に期待できるのは、

  • 目標を設定し、それに向かって人々の気持ちをそろえ、先導力を発揮する
  • 問題に直面したとき、仲間にも問題意識を持ってもらえるような説得力のある働きかけができ、影響力を発揮できる
  • 自分で物事を動かす意志があり、最善の選択ができる
  • やるべきことに対し、当事者意識をもって臨める

といったことです。

社会人になると、特に組織に所属する場合は、チームの一メンバーとして働く機会も多くなります。冒頭に挙げたような人であれば、これらの期待が大きく持てるため、企業からは「組織に必要な人材」として評価されると考えられます。

自分に当てはまる「リーダーシップ」タイプの見つけ方

リーダーシップを自分の強みとするからには、何かしらそれにちなんだエピソードがあるはずです。そのエピソードについて、まずは「どうしてそれをやろうと思ったのか」を深掘りしていきましょう

そうすると、「こうした方が、みんなが楽だと思うから」とか、「ここがボトルネックになっていて、それを取り除かないとチーム全体が次のステップに進めないと思ったから」など、動機やきっかけが明らかになってきます。

動機やきっかけが明らかになったら、次は「誰と一緒に、何に取り組んだのか」「どのように進めていったのか」を振り返っていきましょう

このようにして、エピソードを振り返りながらリーダーシップを深掘りしていくと、“推進力のあるリーダーシップ”や“判断力のあるリーダーシップ”のように、リーダーシップを補う言葉が見つかり、具体的で自分らしい表現(=自分のタイプ)に行き着くでしょう。

自分を中心にグループディスカッションする青年

「リーダーシップ」を効果的にアピールする方法

繰り返しになりますが、みんなを引っ張っていった経験だけがリーダーシップではありません。周りの人を理解して足並みをそろえたり、協働するために周囲に気配りしたりして、自分が中心となってやり遂げる。その結果得られたことがある──そのようなエピソードを、リーダーシップとしてアピールしていきましょう。

効果的にアピールするためのポイントは、次の2つです。

ポイント1. 発揮した場面を具体的に伝える

採用担当者は、あなたがエピソードで語る取り組み自体を目にしていません。ですから、採用担当者がイメージできるよう、どういう場面でどんなリーダーシップを発揮したのか、言葉を補って具体的に伝えてください

例えば、かかわったグループの人数(数字)を添えて伝えると、規模感をイメージしてもらいやすくなります。

中には、「人数が多い・大規模のグループにかかわっているほど評価されるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、そういうことでは決してありません。小規模なグループでのエピソードであっても、「誰に対して、どんなことを、どういう手順で、どんなこだわりを持って取り組んだのか」をしっかり伝えることができれば、評価につなげられるでしょう。

ポイント2. 頑張ることができた自分の気持ちを伝える

自分の気持ちを伝えることは、効果的にアピールする上で特に大切です。リーダーシップを持って何かに取り組んだ時、うまくいかなくて葛藤したことがあるはずです。その時、「どういう思いで、頑張ることができたのか」に、自分の価値観が表れます。それこそが“自分らしさ”なのです

「リーダーシップ」を強みとして伝える際に気をつけたいこと

自分の「リーダーシップ」をアピールする際、いきなり「リーダーシップがあります」と断言してしまうと、採用担当者の受け取り方によっては、(イメージが先行して)期待値が高くなりすぎてしまうかもしれません。

伝える際は、「リーダーシップを発揮した経験があります」程度にしておいた方が、採用担当者の期待値を上げ過ぎずに耳を傾けてもらえるでしょう。

「リーダーシップ」を強みとした自己PR例文

「リーダーシップ」を強みとする自己PRの例文をご紹介します。これらを参考にしながら、自分ならではの自己PRをまとめてみましょう。

仲間に配慮しながら目標達成できるリーダーシップの自己PR例

私は、仲間に配慮しながら問題を解決し、目標を達成した経験があります。

大学のゼミでグループワークを行うことになり、私が6人グループのリーダーとなりました。話し合いの結果、街頭で300人の意識調査を行うことになり、駅前で5日間、各自が1日10人からアンケートを回収することにしました。ところが、中には知らない人に声をかけるのが苦手な人もいて、このままでは目標数に届かないと判断。そこで、私はリーダーとして一人ひとりに聞き取りを行い、声をかける担当と聞き取りをする担当が、ペアで活動することを提案。「得意な作業の方が早く進む」と全員が賛成し、方法を変更しました。その結果、目標の300人に4日間で到達し、資料作成に1日長く時間をかけて納得のいく資料を完成させ、プレゼンで最高評価を頂くことができました。

仲間に配慮しながら目標達成できるリーダーシップを、御社(貴社)でも生かしていきたいと考えています。

先頭に立って問題解決に当たるリーダーシップの自己PR例

私は、先頭に立って問題解決に当たった経験があります。

大学時代、テニスサークルのサークル長を務めていた時、感染症流行の影響で大学のテニスコートを利用できない時期がありました。しかし、テニスは相手との距離が十分保てる競技であり、練習の再開を望むメンバーが多かったので、サークル長としてなんとか期待に応えたいと考え、大学に相談した上で、20件近くのレンタルコートに連絡して場所を確保しました。久々に練習を再開できたことで、メンバーから大いに感謝されました。さらに、コートが取れない日のために壁打ちのできる公園を探したり、自宅でできるトレーニングプログラムを共有したりして、その後の活動を継続させました。

みんなの先頭に立ち、率先して問題解決に当たるリーダーシップを、御社(貴社)でも発揮していきたいと考えています。

課題解決に向けて推進力を発揮できるリーダーシップの自己PR例

私は、課題を解決するために推進力を発揮した経験があります。

大学1年からアルバイトを続けている飲食店で、現在はアルバイト4名のチーフを任されています。店長から「アルバイトが担当しているホールのお客さま対応が遅い」という指摘を受け、チーフとして対策を考えることになりました。観察してみると担当するエリアによって偏りがあることがわかりました。そこで、メンバーの特徴を踏まえつつ、誰にどこを任せれば効率的に進むのかを考えて再配置し、私は担当を持たずに全体のサポート役に回りました。この改善で、お客さま対応が目に見えてスムーズになり、店長にもその成果を認めていただきました。

業務改善のためにアイデアを出し、推進していくリーダーシップを、御社(貴社)の業務でも役立てていきたいと考えています。

強みの伝え方に迷った場合はキャリアアドバイザーに相談する方法も

この記事を読んで、「リーダーシップ」の自己PRに取り組んでみたものの、「自分のリーダーシップを具体的にアピールする言葉が見つからない」「そもそも自分の強みがまだ見つからない」という人もいるでしょう。

「一人で取り組むのは難しい」「これでいいのか自信がない」と感じる場合は、リクナビ就職エージェントに相談してみませんか?

専任のキャリアアドバイザーと対話しながらエピソードを深掘りし、自分一人では気づけなかった強みを一緒に見つけていきましょう。


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プロフィール 東 佑樹(ひがし・ゆうき)リクナビ就職エージェント・キャリアアドバイザーのSV(スーパーバイザー)。大学卒業後、IT業界にて法人営業を経てリクルートキャリア(当時)に転職。キャリアアドバイザーとして中途領域を経験し現在新卒領域を担当。自身が対峙する学生が納得感をもって意思決定ができるような支援を心がけている。

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