面接練習のサービスや依頼先として代表的な12個の方法について、利用するメリットや注意点などを比較。面接練習の目的に応じたサービスの選び方や、オススメを紹介し、効果的な面接の練習の仕方などを含めて、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー、横山仁美さんに詳しくうかがいました。
プロフィール 横山仁美(よこやま・ひとみ)リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザー。2018年、株式会社リクルート(現・株式会社インディードリクルートパートナーズ)に新卒入社し、理系(情報・数学・生物・物理)と文系領域を担当。年間400~500人をサポートしている。学生自身が納得して社会人としての一歩を踏み出せるようにアドバイスすることを心がけている。
目次
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代表的な面接練習サービスと練習相手のメリット・注意点
面接の練習をする方法として代表的な、面接練習サービスと練習相手を12個選出し、それぞれの特徴、利用するメリット、注意点などをまとめました。
どの面接練習サービスを活用すれば良いか、どの相手に面接練習を依頼すれば良いか迷ったときの参考にしてみてください。
<代表的な面接練習サービス・練習相手12選>
- 家族に依頼する
- 友人に依頼する
- 社会人の先輩に依頼する
- 志望企業のOB・OGに依頼する
- 参加したインターンシップ先の人事担当者に依頼する
- ChatGPTなどのAIサービスを利用する
- 模擬面接・面接練習アプリを利用する
- 企業が開催する面接練習イベントに参加する
- 学校のキャリアセンター(就職課)を利用する
- 新卒応援ハローワークなど自治体の相談所を利用する
- 就活塾や就活サロンなどの就活相談サービスを利用する
- 就職エージェントを利用する
面接練習法1. 家族に依頼する
家族との面接練習は、自分の性格などを理解した上で、遠慮せずにストレートな指摘をもらいやすいのが特徴です。「今は〇〇な印象を受けるから、もっと△△な話し方をした方が良い」など、自分らしさを伝えるヒントがもらえるかもしれません。
▼メリット
- 気軽に頼める
- すぐに練習できる
- 納得いくまで付き合ってもらいやすい
- 自分の性格や特性をよく知っている
▼注意点
- 就活に対する知識はないかもしれない
面接練習法2. 友人に依頼する
友人との面接練習は、学校生活など、組織の中で発揮されている自分らしさが伝わるか確認しやすいのが特徴です。特に、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などでは、「〇〇のエピソードを交えた方がいい」など、具体的なアドバイスをもらえるかもしれません。
▼メリット
- 気軽に頼める
- すぐに練習できる
- 納得いくまで付き合ってもらいやすい
- 学生生活についてよく知っている
▼注意点
- 就活に対する知識はあっても、企業目線、社会人目線でのチェックは難しいかもしれない
面接練習法3. 社会人の先輩に依頼する
部活やサークル、バイト先など、社会人の先輩との面接練習は、社会人としてどう感じるか、面接担当者に近い感覚でフィードバックをもらえるのが特徴です。友達や家族よりも実践的なアドバイスがもらえるでしょう。
▼メリット
- 社会人目線でのチェックができる
- 一般的な常識やマナーなどもチェックしやすい
▼注意点
- 先輩が所属する会社や業界の視点でのチェックに偏るかもしれない
- 日程調整に時間がかかるかもしれない
面接練習法4. 志望企業のOB・OGに依頼する
志望企業のOB・OGとの面接練習は、ホームページや採用パンフレット、会社説明会などだけではわからない企業の特性に合わせた練習ができるのが特徴です。「うちの会社は〇〇を重視するから、△△な経験をアピールすると良い」などと、具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。
▼メリット
- 社風や文化、実際の仕事内容を考慮したアドバイスがもらえる
- 一般的な常識やマナーなどもチェックしやすい
▼注意点
- OB・OGが所属する会社や業界の視点でのチェックに偏るかもしれない
- 日程調整に時間がかかるかもしれない
面接練習法5. 参加したインターンシップ先の人事担当者に依頼する
企業によっては、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムに参加した学生と人事担当者の距離が近く、その後の就活相談を受け付けているケースもあります。そうった場合には、模擬面接をしてもらえないか相談してみるのも良いでしょう。
▼メリット
- 人事や採用担当者と面接練習ができる
- 質問意図や企業が見ている視点などを教えてもらえる
- その企業が本番の面接選考でもしている質問を知れる
▼注意点
- 実現できるかどうかは企業や担当者による
面接練習法6. ChatGPTなどのAIサービスを利用する
ChatGPTなどのAIサービスでは、テキストベースで面接練習をすることができます。例えば面接の種類や、応募する業界・職種・面接形式、重点的に練習したい部分や質問などを入力すると、AIが質問を投げかけ、それに回答を記入することで、改善点などのアドバイスをもらえます。
ただし、実際に会話のやりとりをできるわけではないので、あくまでも面接準備として回答の素案作成にとどめて利用するのがオススメです。
▼メリット
- 基本的には無料で面接練習できるサービスが多い
- 自分一人でも面接練習ができる
- 短時間ですぐに面接練習ができる
- ポイントを簡潔にまとめる参考になる
▼注意点
- テキストベースでの添削が中心なので、話し方の練習にはならない可能性がある
- ほかの学生との差別化が図りづらい
面接練習法7. 模擬面接・面接練習アプリを利用する
模擬面接アプリや面接練習アプリでは、AI面接担当者からの質問に話して答えることで、面接評価や改善点などのアドバイスをもらえます。アプリによっては、自分の面接を録音・録画で振り返る機能などもあり、一人で面接練習をするときには便利かもしれません。
一方で、ほかの学生との差別化が図りづらいので、就活のプロとの面接練習も併用すると良いでしょう。
▼メリット
- 基本的には無料で面接練習できるサービスが多い
- 自分一人でも面接練習ができる
- 短時間ですぐに面接練習ができる
- 自分や周囲が気づかなかった面接の癖などを客観的に分析できる
▼注意点
- ほかの学生との差別化が図りづらい
面接練習法8. 企業が開催する面接練習イベントに参加する
企業が開催する模擬面接や面接練習イベントに参加すると、実際の人事や採用担当者から、面接評価をフィードバックしてもらえます。例えば、リクナビでは、キーワード検索で「模擬面接」と入力すると、模擬面接を体験できるオープン・カンパニー&キャリア教育等を見つけることができます。
▼メリット
- 基本的には無料で面接練習できるイベントが多い
- 人事や採用担当者と面接練習ができる
- 質問意図や企業が見ている視点などを教えてもらえる
- その企業が本番の面接選考でもしている質問を知れる
▼注意点
- 面接練習イベントは人数制限があるケースが多く、参加競争率が高いかもしれない
面接練習法9. 学校のキャリアセンター(就職課)を利用する
ほとんどの学校のキャリアセンターや就職課では、希望する学生に対して面接の練習を無料で行っています。
個別の企業に対する情報量にはバラツキがありますが、学校推薦を受ける企業の面接練習をしたいときには、キャリアセンターに依頼するのが良いでしょう。対面での練習機会も多いので、入退室の仕方やマナーなど基礎的な面接練習をしたいときにもオススメです。
▼メリット
- 面接練習を無料でできる
- 学校の就職率や先輩や内定者の情報を理解した上でのアドバイスをもらえる
- 就活の動向を踏まえつつ企業視点でチェックをしてもらえる
- 学校推薦があるなどかかわりが深い企業に対しては、詳細な情報を得やすい
▼注意点
- 希望者が集中する時期には、練習をしたくても予約を取れない可能性がある
- 日程に余裕を持って申し込むなどの対策が必要
- 担当者によって経験も異なるため、望んだアドバイスが得られない可能性がある
- 個別の企業に対する情報量にバラツキがある
面接練習法10. 新卒応援ハローワークなど自治体の相談所を利用する
各都道府県に設置されている「新卒応援ハローワーク」では、実践的な面接練習やアドバイスなどを無料で行っています。
新卒者の就職支援を専門とする職業相談員のほか、キャリアコンサルティング有資格者や企業の人事労務管理経験者などにも相談できるので、より実践的なアドバイスが期待できます。各学校などと連携しているケースもあり、学校ごとの事情を理解した上でサポートしてくれる場合もあります。
▼メリット
- 面接練習を無料でできる
- 就活のプロとして、最新動向を踏まえつつ企業視点でチェックをしてもらえる
- さまざまな人の就職や転職を支援してきた視点から、客観的なアドバイスをもらえる
▼注意点
- 希望者が集中する時期には、練習をしたくても予約を取れない可能性がある
- 日程に余裕を持って申し込むなどの対策が必要
面接練習法11. 就活塾や就活サロンなどの就活相談サービスを利用する
就活塾や就活サロンでは、有料で模擬面接や模擬グループディスカッション、ES(エントリーシート)添削などを行ったり、志望業界に関連する資格取得などをサポートしたりするサービスを提供しています。例えばコンサル業界など、特定の業界に特化してサービスを提供するケースもあります。
無料で面接練習をできるサービスはほかにもあるため、申し込む前に料金表や講師の実績などを確認し、依頼料金に見合ったフィードバックが得られそうか、事前に見極められると良いでしょう。
▼メリット
- 就活のプロとして、最新動向を踏まえつつ企業視点でチェックをしてもらえる
- さまざまな学生の就活を支援してきた視点から、客観的なアドバイスがもらえる
▼注意点
- 有料サービスのため、面接を練習するのにもお金がかかる
面接練習法12. 就職エージェントを利用する
就職エージェントとは、専門知識を持つプロのアドバイザーが、マンツーマンで就活をサポートしてくれるサービスのこと。就職エージェントに登録すると、担当キャリアアドバイザーと面接練習ができます。求人の紹介も可能なので、応募している企業に沿った面接練習、面接アドバイスも可能。同じ視点でES添削も行ってくれます。
周りに相談相手がいない、就活をどう進めていけばいいのかわからないという人には、向いているでしょう。
▼メリット
- 面接練習を無料でできることが多い
- 就活のプロとして、最新動向を踏まえつつ企業視点でチェックをしてもらえる
- さまざまな学生の就活を支援してきた視点から、客観的なアドバイスがもらえる
- 担当のキャリアアドバイザーが付き、マンツーマンで面接練習ができる
- 就活全般をアドバイスしてくれ、納得のいく就活が行えるよう伴走してくれる
- 就活生一人ひとりの志向や価値観に合った企業紹介も受けられる
▼注意点
- 電話やオンラインでの練習が中心になるケースがある

面接練習サービス・練習相手の選び方
面接練習をするときは、目的に応じて使うサービスや相手を選ぶと良いでしょう。
例えば、面接本番まで時間がないときは、練習実施までのスピードを優先してサービスや相手を選びましょう。家族や友人に面接相手を依頼したり、ChatGPTなどのAIサービスや模擬面接・面接練習アプリを利用して自分一人で練習したりするのがオススメです。スマートフォンで自分の面接練習を録画して見直すことを繰り返す方法も良いでしょう。
また、初めて面接練習をする場合や、入退室を含めたマナーなども確認したい場合は、就活のプロから丁寧にフィードバックをもらえるサービスを選ぶと良いでしょう。就職エージェントやキャリアセンター、新卒応援ハローワークなどがオススメです。
志望企業に合わせた実践的な面接練習をしたい場合は、志望企業への理解が深い人やサービスを選びましょう。例えば、実際に志望企業で働いているOB・OGや、企業情報と就活動向を熟知している就職エージェントなどがオススメです。
【目的別】オススメ面接練習サービス・練習相手の一覧表
今すぐ練習 | 自分一人で 練習 |
基本的な練習 | 志望企業の練習 | |
---|---|---|---|---|
今すぐ練習 | 自分一人で 練習 |
基本的な練習 | 志望企業の練習 | |
1. 家族 | ◯ | |||
2. 友人 | ◯ | |||
3. 社会人の先輩 | ◯ | |||
4. 志望企業のOB・OG | ◯ | |||
5. インターンシップ先の人事 | ◯ | |||
6. ChatGPTなどのAIサービス | ◯ | ◯ | ||
7. 模擬面接・面接練習アプリ | ◯ | ◯ | ||
8. 企業の面接練習イベント | ◯ | |||
9. キャリアセンター(就職課) | ◯ | |||
10. 新卒応援ハローワークなど | ◯ | |||
11. 就活塾や就活サロンなど | ◯ | |||
12. 就職エージェント | ◯ | ◯ |
就活のプロと面接練習できる「リクナビ就職エージェント」がオススメな3つの理由
ここでは、就活のプロと面接練習できる「リクナビ就職エージェント」を利用するメリットを3つ紹介します。
- 自分の属性に合ったキャリアアドバイザーと何度でも納得いくまで練習できる
- 面接練習に加えて、就活全般をサポートしてくれる
- 選考を受けると企業からの面接フィードバックがあり、強み・弱みが明確になる
1. 自分の属性に合った専任アドバイザーと何度でも納得いくまで練習できる
リクナビ就職エージェントでは、理系・文系・体育会系、学科や専攻など個人の属性に合った専任アドバイザーから就活サポートが受けられます。
自分の属性に合ったキャリアアドバイザーと面接練習ができるので、「研究内容や専攻の説明の仕方」「〇〇学部が聞かれやすい質問」などを具体的に相談できるのが特徴です。
同じ担当者と納得いくまで、何度でも練習できるので、自信もつけやすいでしょう。
2. 面接練習に加えて、就活全般をサポートしてくれる
リクナビ就職エージェントでは、面接練習以外にも、自己分析や業界研究、ES添削、自分に合いそうな求人紹介など、幅広く就活サポートを受けられます。
なお、紹介求人の選考を受ける場合には、事前にどんな人物を採用したいか、企業の詳細な採用要件をヒアリングしているので、より効果的な面接練習が可能。応募後の選考日程調整・選考辞退・内定承諾前の質問など、企業との調整まで代行してくれるのが特徴です。
もちろん、紹介された求人に応募するかどうかは、自由に決められます。
3. 選考を受けると企業からの面接フィードバックがあり、強み・弱みが明確になる
一般的に、就活では選考に落ちた理由を知ることはできません。しかし、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーから紹介を受けた求人に応募すると、企業から面接評価とその理由が得られます。すべての企業からのフィードバックを保証するものではありませんが、これまでに多くの企業がこの取り組みに協力してくれています。
面接練習だけではわからなかった、自分の強み、弱み、改善点がより明確になります。万が一選考に落ちてしまった場合でも、自分に足りないことを補うために努力することで、他社の選考に生かすこともできるでしょう。
通過した場合も、「次回の面接では、〇〇についてもっと深掘りして聞く予定です」などと、次の面接準備につながるフィードバックが得られるケースもあります。
リクナビ就職エージェントによる面接の練習方法とは?
リクナビ就職エージェントでは、次のような5ステップで面接の練習を行っています。
- 自己理解を深める
- 応募先の企業理解を深める
- 想定される質問への回答を練り上げる
- 本番を想定して面接の練習を行う
- 気になった点、修正した方がいい点をフィードバックする
【ステップ1】自己理解を深める
リクナビ就職エージェントの就活サポートは、キャリアアドバイザーとの面談から始まります。頑張ってきたことや、得意なこと、苦手なこと、やってみたいことなどを、他人に話すことで自己理解が深まります。「強みがない」「頑張った経験がない」「やりたいことがない」という人へのサポートも慣れているので、あの手この手でこれまでの経験を引き出し、本人も気がついていないような強みや感情を掘り起こして整理します。
【ステップ2】応募先の企業理解を深める
面接では、企業が求める人物像と自分との共通点を見つけてアピールすることが重要。そもそも企業を理解していなければ、応募先に伝わる志望動機や自己PRを考えることもできません。就活生と一緒に、応募先の求人票や企業ホームページをじっくり見て、事業内容や企業理念、ビジョンの理解、仕事内容の理解を深めることから始めます。
【ステップ3】想定される質問への回答を練り上げる
企業理解を深めたら「この会社に入社し、志望職種に就けたら、どんなやりがいが得られそうか」を一緒に考え、就活生の「就活の軸」との接点を見つけます。そして、その接点となった情報を志望動機や自己PRに盛り込んでいきます。長々と話さないためにも、それぞれ1分程度を目安にまとめましょう。
関連記事:「就活の軸」って何のこと?見つけ方、面接で聞かれたときの答え方の例を紹介
【ステップ4】本番を想定して面接の練習を行う
面接の練習は、キャリアアドバイザーが採用担当者役となり、本番の面接さながらに行います。自己紹介から始まり、自己PR、志望動機、長所や短所、最後の逆質問まで、就活の面接で聞かれる可能性が高い質問を一通り聞いていきます。
【ステップ5】気になった点、修正した方がいい点をフィードバックする
話す内容や話し方、姿勢など、採用担当者として気になった点、違和感を覚えた点をフィードバック。どのように修正すれば応募先にアピールできるのかを共に考え、回答内容などを練り直します。
その上で、二度三度と練習を繰り返すことで、面接の精度を上げます。
【事例紹介】練習を経て面接の精度がグンと上がった就活生たち
面接の練習をすると、話す内容や話し方などがどんどんブラッシュアップされ、見違えるようにイキイキ話せるようになります。
ここでは、リクナビ就職エージェントでの練習により面接の精度が上がり、志望企業から内定を獲得した就活生の事例を2つ紹介します。
【事例1】シンプル過ぎた回答内容をブラッシュアップし、自分を効果的にアピールできるように改善
▼問題点が明確なケース
営業職や販売職など、人とのコミュニケーションが必要な仕事を志望していたAさん。しかし、本番を前に面接の練習をしてみたところ、「聞かれたことにだけ答える」という一問一答タイプであることが判明。会話がぶつぶつ途切れてしまい、話がなかなか広がっていきませんでした。
▼リクナビ就職エージェントが行った面接練習とサポート
本人に意図を確認したところ、「聞かれたことにはきちんと回答しているつもりだった」とのこと。しかし、面接は自分という人間をアピールする場。一問一答の細切れ状態が続くやり取りでは、Aさんの人柄も強みも熱意も伝わらないとフィードバックしました。
その上で、あらためて前述の5つのステップで面接トレーニングを実施。志望企業に合わせて、自身の強みや成果などを盛り込んだ回答例を共に考え、意見交換しながら練り上げ、面接の練習を重ねました。
そして実際の面接の後は、思うように話せなかった部分を振り返って回答内容をブラッシュアップ。
▼面接練習をした結果
このように振り返り練習を繰り返したところ、スムーズに自己アピールができるようになり、少しずつ会話も弾むように。そして見事、半導体関連メーカーの法人営業の内定を獲得しました
【事例2】自分ではわからなかった表情や姿勢に気づき、面接での印象が改善
▼問題点が不明なケース
書類選考は通過するものの、1次面接から先に進めないと悩んでいたBさん。キャリアアドバイザーと電話で面接練習をしたときには、回答内容や口調もしっかりしていて、特に問題はないように思われました。本人も、言いたいことはきちんと言えているはずなのに…と面接に落ちてしまう原因がわかりづらい状態にありました。
▼企業からの面接評価フィードバックを利用して問題点を解明
リクナビ就職エージェントでは、紹介した求人に応募すると、企業から面接のフィードバックをもらえるケースがあります。そこで、キャリアアドバイザーが、Bさんが落ちてしまった理由を企業に確認した結果、会話練習だけではわからなかった問題点が判明。
オンライン面接中、表情が硬く見え、会話のキャッチボールもうまくいかなかったこと。そして受け答え中、何度かうつむき加減になる場面があり、全体的に消極的に見えてしまったことの2点でした。
▼リクナビ就職エージェントが行った面接練習とサポート
Bさんとは、Web会議システムを利用し、実際の面接と同じ環境をオンラインで用意して練習を実施。面接中、表情が硬いままうつむき加減にもなってしまうため意思疎通を取りづらい、ということをフィードバックしました。
その上で、相手の話に興味を持って聞いているという姿勢を示すことの重要性を説明し、オンラインならではの姿勢の保ち方や相づちの打ち方をアドバイス。言葉だけではなく、自らの態度でもこちらの気持ちを伝えられるよう、練習を重ねました。
▼面接練習をした結果
Bさんは練習を重ねるごとに表情が和らいでいき、会話のキャッチボールも円滑に進むようになりました。徐々にオンラインが多い1次面接も通過できるようになり、最終的には希望通り、自動車部品メーカーの設計開発職の内定を得ることができました。
関連記事:就活でのWeb面接(オンライン面接)の注意点、普通の面接との違いは?─知っておきたいポイント集
(まとめ)面接の練習は、本番前に必ずしておこう
本番の面接で最大限自分をアピールするためには、事前の練習が必須です。
1人当たりの面接時間は、30分から長くても1時間程度。採用担当者とやりとりをしていると、意外にあっという間に終わってしまいます。
無料で利用できる面接練習サービスなどを活用して、本番にできるだけ近い環境を用意して練習しましょう。就活の面接は、場数を踏むことが大切と言われます。本番さながらの練習をすれば、実際の面接でも緊張し過ぎることなく効果的に自分をアピールできるようになります。練習によって、自分の話し方や身ぶり手ぶり、姿勢などの思わぬ癖にも気づけるでしょう。
また、実際に企業の面接を受けた後は、本番を振り返ることも大切です。うまく答えられなかったことを洗い出して再度回答内容を練り直し、練習しましょう。
それを繰り返すことで、回答内容が磨かれ、自分を効果的にアピールできるようになります。
関連記事:面接で落ちる理由がわかりません。【面接中の無意識に出る癖(仕草や話し方)が与える印象とは?】就活なんでも相談室 Vol.12
\リクナビ就職エージェントをご存じですか?/
『リクナビ就職エージェント』は就活を無料で支援するサービス。
会員登録後、アドバイザーが個別に電話相談を行い、あなたの希望や適性に合う企業選びを一緒に考えます。
エージェントだからこそできる求人情報の紹介、面接アドバイスやOpenESの添削なども行っています。