就活≒恋愛って本当? アドバイザーが語る就活と恋愛の「共通点」とは?

就活≒恋愛って本当? アドバイザーが語る就活と恋愛の「共通点』とは?

就活を「恋愛」に例え、進め方やアプローチ方法が語られることがあります。初めての就活も、恋愛に例えて考えることで「あ! こうやって考えたらいいんだ」と、少し身近に感じられるかも。今回は、「就活アドバイザー」と「婚活アドバイザー」に、就活と恋愛は本当に似ているのか、その共通点や相違する部分についてお話をうかがいました。

プロフィール

眞山祐衣(まやま・ゆい)

リクナビ就職エージェント・キャリアアドバイザー。就職希望の学生の就職相談や企業の紹介など就活支援を担当。全国の文系大学生を担当するチームのリーダー。

プロフィール

軽部紋子(かるべ・あやこ)

ゼクシィ縁結びカウンター・マッチングコーディネーター。現在は、銀座店のマネジャーとして、お客様のパートナー探しをサポート、たくさんの出会いを提供している。前職では人材紹介会社で法人営業を経験、人材業界にも理解がある。

就活と恋愛の共通点は、「求める条件の整理」が重要なこと

-就活と恋愛が似ているとよく言われますが、具体的にどういった点が似ていると思いますか?

眞山
私は、「相手に求める条件が整理できているかどうかが肝である」という点で、似ていると思います。学生さんと日々接していると、「こういう企業に行きたい」と相談を受ける機会が多いのですが、「それって、どうして?」と掘り下げていくと、実はその条件じゃなくても良かったり、思い込みだったりなんてことも多いんです。一生懸命なあまり、自分の求める条件が見えなくなってしまう…そんなことからも恋愛に近いところがあるのかなと思います。

例えば「大手企業に行きたい」という学生さんのケースで考えてみると、なぜ大手に行きたいのかを掘り下げて考えてもらいます。安定している企業がいいのか、言わずと知れた有名企業であることがいいのか、など理由はきっとさまざまでしょう。理由をかみ砕いて考えてみると、実は大手じゃなくても良かった、という可能性もあります。

軽部
確かにそうですね。恋愛でも相手の表面的な条件だけで判断しようとすると、本当に自分に合っているのかわかりませんし、長続きしない可能性も高いです。就活も恋愛も、自分が選ぶものだけど相手からも選ばれるもの。相手が求める条件も重要です。そうするとまずは、自分自身が求める条件の整理が大事になってきます。恋愛も就活と同様に「どんな相手だったらハッピーになれるのか」といったことを考えたとき、自分が本当に譲れない条件を軸にして探していく方が成就につながると思います。

また、私は「成就した後のイメージを持つこと」も大切だと考えています。恋愛だったら「この人と一緒になったら、どんな楽しいことが二人でできそうかな」とイメージするように、就活ならば入社後の自分をイメージすると、条件の整理に加えて、志望動機の一助になるのではないでしょうか。

就活と恋愛は、「期限の有無」に違いがある

-両者の共通点を教えていただきましたが、反対に就活と恋愛の違う点はどこにあるのでしょうか?

眞山
就活は、決定までに期限がありますね。恋愛には期限があるものはないと思いますが、一般的に新卒の就活は「学校を卒業するまで」という期限があります。また、企業によって採用期間も決まっていたりします。

就活の時期がおのずとやってくるのも、恋愛とは違う点ではないでしょうか。心の準備ができてなかったり、やりたくないな、と思っていたりする学生さんにはつらいかもしれません。

軽部
そうですよね。新卒採用は限られた期間で行われる場合が多いので、恋愛とは違いますよね。

後は、就活を「働く」という視点で捉えると、「お金を稼ぐ」ということにもなります。生きるために必要なものですよね。そういった意味で考えると、恋愛は人により必要性が異なるものと感じています。生活がより楽しく色付く「プラスα」と考えている人も多いと思うので、これも両者の違う点ではないでしょうか。

就活でも恋愛でも、「良縁」に出会う確率を上げるために

-先ほど「就活やりたくないな…」と思っている学生さんのお話が出ましたが、そういう学生さんはどのようにして就活を始めたらいいのでしょうか?

眞山
よく学生さんから「やらなくちゃいけないのはわかってるのに一歩踏み出せない」「何から手を付けたらいいのかわからない」といったことを相談されることがあります。就活を始めたい気持ちはあるんだけど、準備ができていなくて踏み出せない人って意外と多いんです。

でも、もっと気軽に考えてみてもいいと思っています。私は、そんな学生さんに「まず動きだしの第一歩として、『出会いの場』である説明会に行ってみたら?」とアドバイスするようにしています。

軽部
その通りだと思います。恋愛だと、まずは合コンや飲み会に行くような感覚でしょうか。就活も恋愛も、「出会い」はとても大切ですよね。とはいえ、気合を入れ過ぎて、普段の自分を取り繕って行っても意味がありません。まずは「出会いの場」に赴いてみることが大切。周りに出会いがあふれている場合はいいのですが、出会いがない人はつくらなくてはいけません。

一方で、恋愛では、「一生懸命頑張っていると周りから思われるのが恥ずかしい」という方もいますが、一歩踏み出すことで良縁に出会う確率も上がり、合理的なんです。これはきっと就活も同じですよね。当たり前のように出会いの機会や幅を増やすことで、思いも寄らないステキな企業に出会えることもあるでしょう。

眞山
就活と恋愛、似ている点が本当に多いですね!
就活も一生懸命に進めていくと、企業に落ちる機会も増えるでしょう。受ける企業が増えれば、当たり前ですよね。その期間だけを見ると、「たくさん落ちちゃってつらい…」とうまくいってないように感じますが、立ち止まってみると、始める前よりも考え方が変わっていたり、視野が広くなっていたりする。あきらめずに続けていくことが大切だと思うんです。

軽部
経験を積むことが一番大事ですよね。恋愛でも、うまくいかないことはあります。でも、告白してフラれたからといって、次の恋に踏み出せないほど落ち込んでいる人は少ないですし、うまくいかなかった経験があるからこそ、気づけたことや得られるものがあります。良縁をつかむ人は、それまでの経験を糧にして、自然と自分が変わっていったり、自分の新たな一面も見つけることができたりしています。経験の積み重ねにより、本当に自分にフィットする相手を見つけていけるのではないかなと思っています。

“自分に合う企業”に出会えるように、あなたらしく就活を進めよう

-最後に、就活生の皆さんに向けてアドバイスをお願いいたします。

軽部
仕事の中で数々の恋愛相談を受けて思うのは、「どんな方にも合う方がいる」ということ。ありのままの姿を受け入れてくれる相手は、あきめずに探せばきっとどこかにいるんだと思います。これは、おそらく就活も同じではないでしょうか。少しくらいうまくいかないことがあっても、あきらめないで、ぜひ自分らしく働ける企業を見つけてください。

恋愛では、動く前より動き始めてからのほうがモテたり、出会いが増えたりすることがあります。きっと就活でも、まずは動き始めてみることが、結果的に良い方向につながるのではないでしょうか。行動あるのみ! です。

眞山
就活生の皆さんに覚えておいてほしいのは、「入社できるのは一社だけ」ということ。たくさんの内定を取ることが目的ではないんです。これは恋愛も同じですよね。大勢にモテなくても、あなたを選んでくれる一人に出会えればいいんですから。

本当に自分が働きたいと思えて、活躍できるような企業を入社までに見つけるために、焦らずに、まずは第一歩を踏み出してみてください。困り事があれば、私たちのようなアドバイザーに相談したっていいんです。ありのままのあなたを受け入れてくれる企業が見つかることを応援しています。

 

構成・文・撮影/就職ジャーナル編集部

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