先輩の事例から学ぶ、就活「失敗しない」ためのポイント

就活生は誰しも「就活に失敗したくない」と思っていることでしょう。一方で、就活半ばにして「失敗した…」とリクナビ就職エージェントに相談に来る人は例年少なくありません。就活後半に差し掛かって「失敗した」と悔やまないために、どんなことに気をつければいいのか、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーに教えてもらいました。

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先輩たちはどんな「失敗」を悔やんでいるのか?

「失敗した」と思っても、その原因を振り返り、前を向いて次に生かすことで必ず糧にすることができます。ただ、予想外の展開や思いも寄らないつまずきなどを経験して落ち込み、なかなか立ち直れないという人は多いようです。

「就活に失敗した…」とリクナビ就職エージェントに相談にいらっしゃる就活生の声として多いのは、以下のようなケースです。

Case1:選考が進んだ段階で志望業界・企業に違和感を覚えてしまった

「好きな業界だから」「伸びそうだから」などの理由で志望業界・企業を決め、応募していたものの、選考が進むにつれ「自分の強みや持ち味を生かせるのはほかの業界ではないか」「自分が求めている環境がなさそう」などと違和感を覚えてしまったというケースは少なくありません。選考がかなり進んでしまってから気づき「今から方向転換しても間に合わない」とあきらめてしまう人もいるようです。

Case2:第1志望群なのに思うように自分をアピールできず、撃沈した

志望度が高い企業ほど、気負ってしまい緊張してしまうことがあります。緊張のあまりガチガチになってしまい、伝えたいことが全然伝えられなかった、まったく自分を出せなかった…と落ち込む人は例年とても多いです。

Case3:あっという間に応募先がゼロになり途方に暮れた

希望条件を絞り込み過ぎている人に多いのが、応募社数が少な過ぎて就活途中で応募先がゼロになってしまうケース。「応募先がゼロ→イチからやり直し」を繰り返すのは心身共に負担が大きく、疲れ果ててしまう人も見受けられます。

Case4:気づいたら応募したい企業の募集が終わっていた

就活になかなか身が入らなかったり、学業が忙しかったりという理由で出遅れ、そろそろ本腰を入れようと思ったときには周囲が内定を獲得し始めていて焦った、という人もいます。応募したいと思っていた企業の募集がすでに終わっていてガックリ…というケースもあるようです。

就活に失敗したと思い悩んでいる就活生のイメージカット
Photo by PIXTA

失敗体験談に学ぶ、後悔しない就活のため準備しておきたいこと

前述のような理由で「失敗した…」と落ち込み後悔しないためには、事前の準備が大切。事前に行っておきたい準備・対策をご紹介します。

何をおいても「自己分析」は行うべし!

自己分析は、すべての就活のベースになるものです。自己分析を通じて自分の「軸」が明確になるので、それに沿って志望業界・企業を選べば「思っていたのと違った…」と後悔する可能性がぐんと減らせます。自己分析の過程で、自分ならではの強みや持ち味、長所なども洗い出されるので、ES(エントリーシート)や面接での自己PRもしやすくなります。

自己分析で自分の軸さえ決めておけば、たとえスタートが遅くなり大幅に出遅れたとしてもすぐに行動に移せるので、比較的短期間でキャッチアップが可能です。自己分析はある程度時間をかけて取り組む必要があるので、ぜひ何をおいても自己分析だけは早めに着手することをお勧めします。

応募先は絞り過ぎず、ある程度まとめて応募を

「〇〇業界しか応募しない」「絶対に〇〇制度がある会社がいい」などと応募先を絞り込み過ぎて、あっという間に応募先がゼロに…という憂き目に遭う可能性があります。

応募社数に「これが正解」というものはありませんが、数社ずつ応募するのではなく、ある程度まとめて応募することをお勧めします。応募社数の目安は、下記の記事を参考にしてみてください。

関連記事:就活では何社受ければいい?応募社数の考え方とスケジュールの立て方

就活には「場数をこなして慣れる」ことも重要。志望度の高い企業だけに絞って応募すると、緊張し過ぎてしまったり、やりとりがうまくいかなかったりと、後悔する結果になる可能性もあります。第1志望群の業界や企業だけでなく、第2志望群、第3志望群も加えて、面接を数多く経験すれば、面接の雰囲気にも慣れ、リラックスして臨めるようになると思います。

模擬面接で面接に慣れておこう

面接で思うように自分をアピールできない人は、とにかく練習あるのみです。何度も練習し、話す内容をブラッシュアップしていくことで、面接の精度も上がっていきます。

お勧めしたいのは、模擬面接を何度も繰り返すこと。スーツを着て、本番さながらの環境をつくり、実際の面接だと思って模擬面接を行うと面接の場に慣れることができます。できれば、キャリアセンターの方やわれわれのような就職エージェントなど、就活のプロを相手に模擬面接を行うと、プロの視点によるフィードバックやアドバイスがもらえます。これを何度か繰り返すことで、自信を持って面接に挑めるようになるでしょう。

就活に失敗はない!そこから学び、明日への糧にしていこう

そもそも就活に失敗はありません。つまずきを振り返り次に生かすことで、より納得のいく就活ができるようになる可能性は大いにあります。

就活のスタート時から、就活のすべてを理解できている人はほとんどいないと思います。会社説明会や選考を通して得られた気づきを内省することで、徐々に自己理解が深まり、最終的に納得のいく選択ができるようになるのです。

就活の過程で「失敗した…」と嘆きたくなるシーンは誰でもあると思います。しかし、失敗ではなく自己理解の材料であり、明日への糧なのだと捉え、前向きに就職に臨んでほしいと思います。

なお、リクナビ就職エージェントでは、「失敗した」と後悔しないために就活生に伴走して就活をサポートしているほか、「失敗経験」を糧にするためのアドバイスなども行っています。失敗が不安な人は、リクナビ就職エージェントを活用するのも一つの方法です。


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取材・文・編集/伊藤理子

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