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掲載日:2013年2月14日

大学4年生・大学院2年生に聞きました。エントリーシート、どのくらい通過するもの?

エントリーシート、何社に提出した?

解説
  就活を経験した大学4年生・大学院2年生に、エントリーシートを提出した会社の数を尋ねたところ、平均は26.4社という結果になった。昨年同時期の調査では27.1社だったのでほぼ同水準といえる。内訳を見ると、約6割が20社以下である一方、約1割は51社以上にエントリーシートを送ったこともわかった。
  属性別に見ると、女子学生・学部生・文系学生の方が、男子学生・大学院生・理系学生よりも多くエントリーシートを提出している傾向が見られた。特に、文系学生の平均29.6社に対して、理系学生は20.5社と、文系学生の方が約1.5倍のエントリーシートを提出していることがわかった。

そのうちエントリーシートが通過したのは何社?

解説
  次に、エントリーシートが通過した会社の数を尋ねたところ、平均は14.5社。昨年同時期の調査では16.4社だったので、約2社分減っていることになる。内訳を見ると、全体の半数以上が10社以下である一方、約1割は31社以上に。
  属性別に見ると、女子学生・学部生・文系学生の方が、男子学生・大学院生・理系学生よりも通過したエントリーシートが多い傾向が見られた。また、学部生と大学院生、文系学生と理系学生に有意な差が見られた。
  提出した会社の数に対する、通過した会社の数の割合(通過率)を求めたところ、全体の平均は65.9%。昨年同時期の調査では66.0%だったので、同水準と言える。属性別では、概して男子学生(68.5%)、大学院生(71.6%)、理系学生(69.2%)の方が通過率が高い傾向が。また、提出した社数別では、10社以下で通過率77.8%、25社以下が73.1%、50社以下で68.6%、51社以上なら45.8%と、提出した社数が少ないほど通過率が高いことがわかった。

エントリーシートを書く上で大切なことは?         〜リアルボイス編〜

具体的な数字と、わかりやすい表現。「責任感」「リーダーシップ」はみんなが書くことなので、もっと具体的に「締め切りを必ず守る」「人を説得して、協力を求めることができる」などにするといい。(通過率88.9%・法学部・女子学生)

丁寧な字を心がける。そして、最初から指定された文字数ぴったりに書くことを目指すのではなく、多めに書いてから、いらない部分を削っていくと重要な部分が残る。(通過率50.0%・文学部・男子学生)

過去の経験を書くのであれば、その経験が、今の自分にどう役立っており、これから先の自分にどうかかわっていきそうかを述べること。「社会人になってから頑張っている自分の姿」を人事担当者が想像できるように書くといいと思います。(通過率87.5%・理学部・女子学生)

ごく短い行数でずばりと結論を展開して、インパクトを与えること。なぜその結論に至ったのか、その根拠や理由が聞きたくなるような文章を作ること。(通過率80.0%・法学部・男子学生)

抽象的な言葉を避ける。そして、過去のエピソードを書いたときは、時間をおいてからもう一度よく読んでみて。そのエピソードの場面が想像できるかという視点でチェックすると、ぐっとリアルな文章になるよ。(通過率33.3%・法学部・女子学生)

嘘(うそ)を書かない。また、どの企業でも「謙虚さ」は共通して求められるように思うので、「謙虚だけれども、ハングリー精神はある」ということを訴えるようなエピソードがあるといい。(通過率100.0%・大学院工学研究科・男子学生)

大学のキャリアセンターだけでなく、先輩や家族にも見てもらってアドバイスを受けること。複数の人にチェックしてもらう方が確実。(通過率4.0%・法学部・女子学生)

字を丁寧に書き、誤字脱字がないようにすること。いくら内容が良いものでも、エントリーシートが読みづらいと人事担当者も読む気が失せるだろうし、いい加減な性格だと思われてしまうかもしれないから。(通過率100.0%・文学部・男子学生)

ほかの会社ではなく、この会社でないとならない入社志望理由を書こう。また、その会社で自分自身が働くことになったときの会社側のメリットや、志望する職業に自分が向いていることをそれとなく文章に織り込みたい。(通過率90.0%・理学部・女子学生)

数値ははっきり示すが、過程などは具体的に書きすぎず、「もっと詳しく聞いてみたいな」という気持ちをかきたてるつくりにしておく。(通過率100.0%・法学部・男子学生)

自分の経験や思いを、すべて正直に書く。色鉛筆なども使って、目立たせる部分を作るのも重要。(通過率36.4%・経営学部・女子学生)

「5W1H(いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように)」を明確にした文章で。情報がまとまっていて伝わりやすくなる。(通過率80.0%・法学部・男子学生)

研究員Fのひとりごと

通過しやすいントリーシートを作成するためには、具体的な根拠やリアルなエピソード、そしてディテールをあまり詳細に書き込まずに、簡潔で読みやすくする工夫などが必要なんだね。キャリアセンターのカウンセラー、友達や家族などに読んでもらったりして、客観的な視点からチェックするのも一案。リクナビ2014の「エントリーシート・面接のオキテ」も参考にしてみて! 

研究員F
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文/日笠由紀 イラスト/中根ゆたか デザイン/ラナデザインアソシエイツ

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