いざ就活を始めよう!と思ったものの、何から始めればいいのかわからず、なかなか一歩が踏み出せないという人もいるのではないでしょうか?いつごろ、まずは何から始めればいいのか、そしてその後の就活スケジュールについて、リクナビ就職エージェントのキャリアアドバイザーに解説してもらいました。
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目次
まずは就活のスケジュールを把握して動こう!一般的な就活スケジュールを紹介
まず、就活の一般的な流れを大まかに把握しておきましょう。
学校によって異なりますが、大学生の場合は大学2年生ごろから、大学主催の就活セミナーが開催され始めます。その後大学3年生(※1)から始まる「インターンシップ等のキャリア形成支援プログラム」(※2)への参加などを皮切りに、就活準備をスタートする人が多いようです。
そして、年度によって変わる可能性はありますが、3年生の1月下旬~2月上旬ごろからのプレエントリー(※3)、3月からES(エントリーシート)提出、そして大学4年生6月からの選考に臨む、という流れが一般的とされています。
※1 大学生以外は大学院1年生、短大1年生など卒業前年度
※2 2023年度から適用されている新たなインターンシップの定義による
※3 学生が企業側に「御社に興味がある」と意思表示することを「プレエントリー」と言う
大学3年生の6月~:自己分析、業界・企業・仕事研究
大学3年生の6月ごろから、夏のインターンシップ等のキャリア形成支援プログラムの申し込みが始まります。自分に合ったプログラムを選ぶため、このころに自己分析や業界・企業・仕事研究を始める学生が多いようです。
自己分析はさまざまな就活のベースになるため、早めに行っておくのもオススメ。スケジュールに余裕のある時期に取り組んでおくといいでしょう。
大学3年生の7月~9月:夏のインターンシップに参加
この時期に、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムが多く開催されます。業界動向や具体的な仕事内容などについて直接話を聞けたり体験できたりするほか、そこで働く社員の雰囲気、カルチャーに触れられる機会なので、ぜひ活用しましょう。
自分の視野を広げるためにいろいろな企業の社員の声を聞く絶好のチャンスでもあるため、第1志望企業だけではなく、あえて多種多様な企業にエントリーしてみたり、情報収集したりするのもオススメです。
また参加して感じた自分の強み・弱みや、感想をまとめておくと、のちのち選考に向けたES準備などを進める際に非常に役に立ちます。
大学3年生の10月~2月:秋冬のインターンシップに参加
秋冬にも、インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムを開催する企業が多くあります。本格的な就活に入る前のこの時期、仕事理解や企業理解を深めるために参加する学生は多いようです。
さまざまなプログラムがあるので、自分が知りたい内容と合致したものを選ぶといいでしょう。
興味を覚えた業界や企業が見つかったら、業界研究や企業研究に着手し始めるのもオススメです。OB・OG訪問で、社会人の先輩のリアルな声を聞くのもいいでしょう。
大学3年生の2月~:ESの準備
3月に入るとESの提出が重なり、一気に忙しくなる人が多いようです。ある程度志望業界や企業などが絞れたら、自己分析を基にESの作成準備を進めておきましょう。
大学3年生の3月~:会社説明会に参加、ESの提出
大学3年生の終わりごろから、企業の合同企業説明会や、個別の会社説明会などといったイベントが多く開催されるようになります。それらに参加して、さまざまな企業と出会ったり、理解を深めたりしながら、応募したい企業を選んでいきましょう。
そして、準備していたESの提出を開始します。
大学4年生の6月~:選考を受ける~内々定が出始める
大学4年生の6月ごろから選考が始まり、徐々に内々定が出始めます。ただ、就活は内定を得るためではなく、「イキイキと働けそうな、自分に合った企業に出会う」のが目的です。周囲の動向を気にし過ぎず過、焦ることなく納得できるまで就活に臨みましょう。
就活を終えるかどうかで悩んだら、一人で抱え込まずにキャリアセンターや周囲にも相談してみましょう。
就活で何から始めるか迷ったらまず「自己分析」がオススメ!
就活で「何から始めればいいんだろう」と迷ったり悩んだりしたら、まずは自己分析を行うのがオススメです。
自己分析を行えば、自分の「就活の軸」がだんだん見えてきます。それに沿って就活を行えば、自分の志向や強み、持ち味に合った業界や仕事、企業が選びやすくなり、入社後に「思っていたのと違った…」と後悔する可能性をぐんと減らせます。
自己分析の過程で、自分ならではの強みや持ち味、長所なども洗い出されるので、それを基にESや面接での自己PRもしやすくなります。
自己分析はすべての就活のベースになるものなので、ぜひ就活の「初めの一歩」として臨んでおきましょう。
具体的なやり方は、次の記事を参考にしてみてください。
関連記事:【自己分析の方法がわからない人向け】まずはこれだけやってみて!簡単にできる自己分析を紹介
関連記事:就活の自己分析は難しい?苦手意識がなくなる簡単なやり方を紹介
就活で何を始めるか迷ったら、自己分析の次にオススメしたいこと
前述のような理由で、就活の最初にぜひ行ってほしいのは自己分析ですが、その後にオススメしたいことを説明します。
インターンシップへの参加
インターンシップ等のキャリア形成支援プログラムは、社会に出る前にリアルに働く場を体験できる貴重な機会です。社員から直接話を聞いたり、仕事を体験してみたりすることで、業界や企業、仕事についての理解を深めることができるでしょう。
自分にとって「働く」とは何かを考えるきっかけになり、業界や企業選びの新たな気づきを得られる可能性もあるので、就活の進め方に迷っているならばぜひ積極的に参加してみましょう。
業界・企業研究
自分に合った就職先を選ぶためには、業界・企業研究が大切ですが、「どの業界・企業から調べればいいの?」と途方に暮れる人も多いようです。そんなときは、まず合同企業説明会(合説)などの就職イベントに参加することをオススメします。
このようなイベントのメリットは、一度に複数の業界や企業に触れられる点です。いろいろな企業の話を聞いていくうちに、知らなかった業界や仕事、企業の情報を収集できたり、思わぬ自分の興味・関心に気づくことができたりします。
その中から、気になった業界や企業について深掘りして調べることで、さらに理解が深められるでしょう。
OB・OG訪問
興味のある業界・企業の傾向が見えてきたら、OB・OG訪問してみるのもオススメです。
業界動向や企業の内情について具体的に質問できることに加え、ほかでは聞けない「働く社員の本音」が聞ける可能性もあります。先輩たちが自分の仕事や将来のキャリアについてイキイキ話す姿から刺激を受け、就活へのモチベーションも上がるでしょう。その企業に応募したいと思った場合、採用選考の傾向を確認することもできます。
ES準備・筆記試験準備
一般的に、就活においての最初の関門は、ES提出と筆記試験です。そのため、まだ興味のある業界や仕事がわからない、明確になっていない段階でも、ある程度ES準備や筆記試験準備を進めておく必要があります。自己分析で洗い出した自分の強みや持ち味などをベースに、自己PRなどを大まかに考えておき、応募時に企業に合わせて調整するといいでしょう。
試験の内容は、一般常識問題や時事問題など、企業によって異なります。
問題集などの例題を解いてみるだけでも、どのような問題が出されるのかおおよその傾向がわかるので、落ち着いて臨めるようになるでしょう。
面接準備
面接では、誰しも緊張してしまうもの。頭が真っ白になってしまい、言いたいことが言えなかった…と後悔しないためにも、あらかじめ伝えたいことをまとめ、受け答えの練習をしておきましょう。志望動機や自己PR、自己紹介、ガクチカ(※)など、よく聞かれる質問を中心に準備しておくことをオススメします。
※ ガクチカ:「学生時代に力を入れたこと」の略称
面接は「慣れ」もあるので、模擬面接を行うといいでしょう。身近な人に回答を見てもらい、わかりやすい内容か、自分の言葉で伝えられているか、わかりやすくハキハキと話せているか、などを客観的に判断してもらい、ブラッシュアップしておきましょう。
就活を何から始めるか迷ったときの注意点
就活の序盤で迷ったときに、つい取ってしまいがちな行動について説明します。就活をスムーズに進めるためにも、あらかじめ注意点を把握しておきましょう。
やみくもに動かない
何から始めればいいのかわからないからといって、やみくもに思いついたものから着手するのは効率的とは言えません。
まずは自己分析を行い、仮置きでも自分の「就活の軸」を設定することで、それを基に行動できるようになります。仕事選びや企業選び、ESや面接でのアピールもしやすくなるでしょう。
情報の信ぴょう性に注意
業界や企業についての情報を収集するためにネットを活用する人が多いと思いますが、ネット上の情報は玉石混交です。特に口コミ情報はすべてうのみにせず、あくまで参考程度にとどめましょう。
自身で収集した情報に加え、OB・OG訪問をして直接「生の情報」を取りに行ったり、キャリアセンターや就職エージェントなどのプロから情報収集したりするといいでしょう。「生の情報」を取りに行く行動力が、のちのち企業から評価される可能性もあります。
周囲の動きを気にし過ぎない過
何から始めればいいかわからず不安を覚えていると、周りの動きを気にし過ぎて過しまうことがあります。
しかし、周りの動きが合っているとは限りません。「自分だけ出遅れている」と落ち込んだり、「周りは動いていないからまだまだ先だ」と安心したりせず、自分でスケジューリングすることが大切。冒頭で説明した一般的な就活スケジュールを参考に、行動計画を立てることをオススメします。
就職エージェントを活用するのも有効
何から始めればいいかわからないという人は、就職エージェントのサポートを得るという方法もあります。
リクナビ就職エージェントでは、キャリアアドバイザーが就活を通して伴走。「初めの一歩」としてやっておきたい自己分析もサポートしていますので、就活の進め方がわからず不安な人もスムーズに就活を進められるでしょう。
就活中の迷いや不安などの相談にも乗っているので、就活へのモチベーションを保ちながら最後までやり遂げたいという人は、ぜひリクナビ就職エージェントを活用してみてください。
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