自己PRで自分の長所をアピールする際、採用担当者に「あなたらしい強み」としてイメージしてもらうための考え方やポイントをまとめました。また、短所からあなたの長所を探る試みについても触れています。これまで多くの就活生をサポートしてきたリクナビ就職エージェントのキャリアドバイザー(CA)による解説ですので、就活における自己PRや面接の準備をする際に、ぜひご活用ください。
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企業が長所を聞く意図は?
就活の面接において、企業があなたの長所を尋ねる意図としては、主に以下の2つが挙げられます。
- 「自分自身をどのように理解しているか」を知りたい
- 「どのような人物で、入社後どのように力を発揮してくれるか」を知りたい
企業側の意図についてのより具体的な解説は、下記の記事でご覧いただけます。
短所も実は自己PRで使える
中には自分の短所ばかりを気にしてしまい、長所がわからないという就活生も少なからずいます。リクナビ就職エージェントでは、そのような皆さんには「長所と短所は表裏一体とも言える。まずはその短所からポジティブな特性を引き出せないか、一緒に考えてみよう。見つかったらうまく言い換えて伝えてみよう」と提案しています。
例えば「人見知り」であることを短所だと考えている人は、自分では気づけていないだけで、実は「相手が理解できれば仲良くなれる、関係性を深めやすい」「まずは周りを観察するので空気が読める」「聞き上手である」「慎重に行動できる」といったポジティブな面を持っていることも珍しくありません。
「心配性」な人も、裏を返せば「真面目である」「物事を慎重に扱える」「リスクヘッジができる」とも考えられるのです。
長所をうまくアピールするためには
自分の長所が判明したら、次は「どうすれば長所をうまく、わかりやすく伝えられるか」について考えてみましょう。
一番のポイントは、長所をただアピールするのではなく、「仕事のどのような場面で役立てることができるのか」までを伝えること。採用担当者に、自分の長所がいかに強みになるかを明確にイメージしてもらうことができれば、それが理想です。
強みとして伝えるためには、まず、長所を裏打ちするエピソードを掘り起こします。そしてそのエピソードに最もマッチする表現方法を、長所を基にしながら選んでいくのですが、この際、別の言葉に言い換える方がよりふさわしい表現につながるケースもあります。
自分の長所を伝えやすい言葉の選び方や、アピールするポイントを知りたい場合は、次からの例文まとめを参考にしてみてください。
自己PRで使える長所・短所の言い換え例とアピール例文まとめ
本項ではさまざまな長所・短所を取り上げ、それぞれの言い換え例やアピール例文を一部紹介します。
自己PR作成時の「言い換え」は、どの長所・短所においても、あくまで「肉付けして表現する手段」の一つ、ということに変わりありません。しかし、どうすればよりふさわしい表現になるかを検討するためのアプローチは、どのような性質を持つ長所・短所かによって変わってきます。
単なる言葉の置き換えにならないよう気をつけながら、“あなたならでは”の長所や短所を強みとして昇華させましょう。
※クリックで各長所・短所の項目に飛びます
長所系 | |
几帳面 | ハングリー精神 |
諦めない力 | 妥協しない性格 |
リーダーシップ | 協調性 |
行動力 | 粘り強い |
根性がある | メンタルが強い |
コミュニケーション能力 | チームワーク力 |
誰とでも仲良くなれる | 継続力 |
忍耐力 | |
短所系(※ポジティブに言い換える) | |
人見知り | 心配性 |
「几帳面」の言い換え例と自己PR例文
「几帳面」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】学業において発揮した「几帳面さ」をアピール
この例文では、「几帳面さ」を「計画を立てて物事に取り組める」と言い換えています。研究部門で生かせそうだ、というイメージにつながっています。
私の強みは、計画を立てて物事に取り組めることです。例えば、一つの実験に取り組むときには、着手する前に「いつまでに○○をする」と具体的に日付を決め、期日までに確実にやり遂げています。
実は以前は、行き当たりばったりで物事に取り組むことが多く、実験でも思わぬエラーに直面して時間ばかりがかかってしまい、決められた期日を過ぎてしまうことが多かったのです。これではいけないと自身の行動を見直し、エラーが出たときのために日数に余裕を持たせながら、事前に計画を立てることを徹底するようにしたところ、期日を守れるようになっただけでなく実験結果の精度も上がりました。この強みは、御社(貴社)の研究部門においても必ず生かせると考えています。
「几帳面」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「ハングリー精神」の言い換え例と自己PR例文
「ハングリー精神」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】アルバイトにおいて発揮した「ハングリー精神」をアピール
この例文では「ハングリー精神」という言葉をそのまま使い、自己目標を設定・更新を重ねたというエピソードで裏打ちしています。
私には、常に高い目標に向かって突き進もうとするハングリー精神があります。ある情報サイトの広告営業のアルバイトで、企業に電話をかけアポイントを取る仕事をしていましたが、「1日20件に電話をかけ、1件のアポイントを取る」という目標に対して、「2倍の電話をかけ、2件以上のアポイントを取る」という自己目標を設定しました。たくさん電話をかけるためには要点を絞ってサービスの魅力を伝える必要があるため、トークスクリプトを作成して仲間を相手に練習を重ね、内容をブラッシュアップすることで、自己目標を定めてから2カ月で目標を達成しました。また、トークスクリプトをほかのアルバイトにも共有することで、チーム全体の電話件数とアポイント獲得数も増やすことができました。
仕事においても、与えられた目標のさらに上を目指して行動する姿勢を常に意識し、高い成果を上げたいと思っています。
「ハングリー精神」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「諦めない力」の言い換え例と自己PR例文
「諦めない力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】学業において発揮した「諦めない力」をアピール
この例文では、逆境の中で発揮できた「諦めない力」を、学業の資格取得エピソードを交えて紹介。社会人としても成長できることのアピールにつなげています。
私の強みは、逆境の中でも決して諦めない力だと考えています。
大学入学時、TOEICの点数が低く、初心者クラスの英語の授業を受けることになりました。仲が良かった友人たちはもともと英語が得意で、全員が中級・上級クラスを受けていたため、1人だけ劣等感を味わいました。悔しさをバネにしようと思い、「卒業までにTOEICの点数を200点アップすること」を目標とし、毎日2時間の勉強と、電車の中で単語を覚えることを継続しようと決めました。アルバイトで夜遅く帰宅した日など、体力的にきついときもありましたが、あの時の悔しさを思い出して頑張り続けました。その結果、大学3年時には、当初の450点から700点へとアップすることができました。
御社(貴社)に入社後も、逆境の中でも諦めない力を生かして成長を重ね、活躍している先輩たちに少しでも早く追いつけるよう、頑張りたいと思います。
「諦めない力」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「妥協しない性格」の言い換え例と自己PR例文
「妥協しない性格」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】サークル活動において発揮した「妥協しない性格」をアピール
この例文では、「妥協しない性格」を「妥協せず最後までやり抜く力」と膨らませています。その結果として多くの人(の心)を動かす、というアピールになっています。
私の強みは、妥協せず最後までやり抜く力だと考えています。
ゴスペルサークルで幹事長を務め、卒業生の送り出しイベントを企画・開催しました。コロナ禍のためオンラインでの実施となりましたが「お世話になった先輩方に感謝の気持ちを伝えたい」と考え、オンラインでも楽しめる企画にこだわりました。しかし、過去にオンライン開催の事例がないため、どうすれば盛り上がるのかわからず、みんなで意見を出し合いながら企画を考えていきました。試行錯誤する中、メンバー間の衝突もありましたが、「先輩たちのためにより良い会にしたい」という想いを伝えたところ、みんな共感してくれました。細部まで手を抜かずに企画を考え、リハーサルも入念に行った結果、当日は大きく盛り上がり、「ありがとう」と涙を流してくれた先輩もいました。
御社(貴社)に入社後は、どのような状況でも妥協せずやり抜く力を生かし、より多くのお客さまを喜ばせる提案をしていきたいです。
「妥協しない性格」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
【参考記事】妥協しない性格を自己PRでアピールするには?言い換え・例文付き
「リーダーシップ」のタイプと自己PR例文
「リーダーシップ」を発揮できることが長所だという人は、自分がどのようなタイプの「リーダーシップ」を持つのかを掘り下げてみましょう。考えられるタイプには次のようなものがあります。
【自己PR例文】大学のグループワークで発揮した「リーダーシップ」をアピール
この例文では、「リーダーシップ」を「仲間に配慮しながら目標達成できる」タイプであると具体化しています。仕事の場面でも生かせることがイメージしやすいです。
私は、仲間に配慮しながら問題を解決し、目標を達成した経験があります。
大学のゼミでグループワークを行うことになり、私が6人グループのリーダーとなりました。話し合いの結果、街頭で300人の意識調査を行うことになり、駅前で5日間、各自が1日10人からアンケートを回収することにしました。ところが、中には知らない人に声をかけるのが苦手な人もいて、このままでは目標数に届かないと判断。そこで、私はリーダーとして一人ひとりに聞き取りを行い、声をかける担当と聞き取りをする担当が、ペアで活動することを提案。「得意な作業の方が早く進む」と全員が賛成し、方法を変更しました。その結果、目標の300人に4日間で到達し、資料作成に1日長く時間をかけて納得のいく資料を完成させ、プレゼンで最高評価を頂くことができました。
仲間に配慮しながら目標達成できるリーダーシップを、御社(貴社)でも生かしていきたいと考えています。
「リーダーシップ」のタイプや自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「協調性」の言い換え例と自己PR例文
「協調性」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】アルバイトにおいて発揮した「協調性」をアピール
この例文では、「協調性」を「常に相手のことを考えながら行動できる」と言い換えています。結果、一歩先を読んで行動できることも伝わります。
私は、常に相手のことを考えながら行動できるタイプです。
高校時代に初めてアルバイトした飲食店では、接客やメニューを覚えるのが精いっぱいでしたが、大学入学を機に再び働き始めた別の飲食店では、お客さまはもちろん、一緒に働くスタッフの動きも意識して行動する余裕ができました。「相手の立場で考える」をモットーに、お客さまに言われる前に動く接客を心がけ、困っている様子のスタッフには積極的に声をかけ、時にはシフトを代わるなどしてきました。その結果、お客さまからもスタッフからも感謝の声を頂き、昨年には「全国優秀スタッフ賞」を受賞しました。
御社(貴社)に入社後は、常に相手のことを考えて行動できる協調性を生かして、事業に貢献していきたいと考えています。
「協調性」のタイプや自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「行動力」の言い換え例と自己PR例文
「行動力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】サークルにおいて発揮した「行動力」をアピール
この例文では、「行動力」を「目標に向かって率先して行動し、達成した」と具体的に表現。サークルでのエピソードを交えることで、説得力を持たせています。
私は、目標に向かって率先して行動し、達成した経験があります。
大学でラクロス・サークルに入会したところ、創部3年目ということもあり、和気あいあいと競技を楽しむような雰囲気でした。ところが、メンバーに話を聞くと、「実は、もっと強くなって大会に出場し、上位入賞を狙いたい」と思っていたことがわかりました。そこで、強くなるためにどうすべきかを全員で話し合い、まずはコーチを探すことにしました。「みんなで強くなりたい」との思いからコーチ探しを買って出た私は、友人や先輩30人以上に連絡し、その中の1人からラクロス経験者を紹介してもらうことができました。実力のあるコーチを迎え、本格的な練習メニューを組んで練習に励んで2年、目標としていた大会にも出場し、ベスト8に入賞しました。
メンバーの声を聞き、率先して行動して目標達成に貢献した力を、社会人としても発揮していきたいと考えています。
「行動力」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「粘り強い」の言い換え例と自己PR例文
「粘り強い」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】アルバイトにおいて発揮した「粘り強さ」をアピール
この例文では、「粘り強さ」を「諦めずに取り組める」ものとして補強。アルバイトでのエピソードを通じて得られたことについても伝えています。
私は、大学2年の時にアルバイトしていたアパレルショップで、問題解決のために諦めずに対応した経験があります。
ある時、お客さまから取り置きを依頼されていた服を、ほかのスタッフが誤って販売してしまい、私が担当したお客さまを怒らせてしまいました。他店の在庫を確認するなどできる限りの対応をしましたが、結局在庫は見つからず、心からおわびしました。私は、お客さまにこの店を選んだことを後悔していただきたくない一心で、別の服を提案させていただくお願いをしました。最初は歓迎されていない様子でしたが、今まで着たことのない色やスタイルを試着し、結果的に気に入ってご購入いただきました。2時間近い接客となりましたが、最後は感謝の言葉を頂き、定期的に来店いただくまでになりました。
この経験で実感した、諦めずに粘り強く取り組む姿勢を、御社(貴社)でも役立てていきたいと考えています。
「粘り強い」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「根性がある」の言い換え例と自己PR例文
「根性がある」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】学業において発揮した「根性」をアピール
この例文では、「根性がある」を「地道にコツコツ取り組んで成果を出す」と表現。社会人としても生かせることを伝えやすくなっています。
私は、地道にコツコツ取り組んで成果を出した経験があります。
数学が苦手だった私は、大学入試では数学を選択せずに合格しました。ですが、社会人になったら企業の経営・財務状況などを理解できることは重要だと考え、大学生のうちに数字に対する苦手意識を克服するため、簿記の勉強を始めました。専門用語が多く、何度もくじけそうになりましたが、勉強から遠ざからないよう毎日少しの時間でも簿記に触れることを習慣づけ、お気に入りの電卓を手元に置いて自分のモチベーションを保ちました。200時間近くかかりましたが、1年がかりで3級を取得し、その後300時間近く勉強して2級を取得しました。
目標に向かってコツコツ努力を続けて目標を達成した経験を生かして、社会人になっても努力を続けて結果を出していきたいと考えています。
「根性がある」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「メンタルが強い」の言い換え例と自己PR例文
「メンタルが強い」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】部活動において発揮した「メンタルの強さ」をアピール
この例文では、「メンタルの強さ」を「諦めない芯の強さ」と言い換えています。当時の思いも相まってどのようなメンタルなのかがわかりやすくなりました。
私の強みは、諦めない芯の強さがあることです。
私が所属するサッカー部は、毎年全国大会に出場するような強豪で、スカウト入部の部員が多数を占めていることから、一般入部の私はレギュラーには到底なれませんでした。それでも、「なんとか自分もレギュラー入りしたい」と思った私は、ハイレベルの練習に付いていくために、早朝や練習後に自主練習を続け、2年の春には練習に付いていけるようになりました。練習量を増やしたことで徐々にプレーも上達し、周囲からも認められて、3年の春にはレギュラー入りすることができました。残念ながら全国大会での試合出場はかないませんでしたが、諦めずに努力してスカウト選手と肩を並べることができたことは、大きな自信となりました。
御社(貴社)に入社した際には、スポーツで培った芯の強さを発揮して、事業に貢献していきたいと考えています。
「メンタルが強い」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「コミュニケーション能力」の言い換え例と自己PR例文
「コミュニケーション能力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】アルバイトにおいて発揮した「コミュニケーション能力」をアピール
この例文では、「コミュニケーション能力」を「論理的に説明して相手の納得感を得ること」と掘り下げることで、その能力の高さを相手にイメージしてもらいやすくなっています。
私は、論理的に説明して相手の納得感を得ることが得意です。
約2年前からパーソナルトレーナーのアルバイトをしています。マンツーマンで行うトレーニングでは、お客さまから「どんな体を目指しているのか」をヒアリングし、個人個人に合ったプログラムを提案・実践していきます。運動が初めてのお客さまには、筋肉の働きをわかりやすく説明しながら、そこを強化することで日常生活にどう役立つのか、今抱えている肉体的不調にどんな効果をもたらす可能性があるのかを具体的に伝えるよう意識しています。このようにして運動の必要性を理解してもらい、励まし、褒めて、運動を続けるモチベーションを維持するよう心がけてきたことで、私が担当するジムの稼働率は全20拠点中トップとなり、本部から表彰されました。
論理的に説明して相手の納得感を得ていくコミュニケーション力は、どのような仕事にも役立つ力だと思いますので、この力を存分に発揮して御社(貴社)の事業に貢献していきたいと考えています。
「コミュニケーション能力」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「チームワーク力」の言い換え例と自己PR例文
「チームワーク力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】趣味の活動において発揮した「チームワーク力」をアピール
この例文では、「チームワーク力」を「共同作業のまとめ役となって結果を出すこと」と掘り下げています。趣味活動のエピソードを交え、その結果についても紹介しています。
私は、共同作業のまとめ役となって結果を出すことが得意です。
コロナ禍をきっかけにオンラインゲームを始めたところ、一緒に戦う仲間が見つかり、4人でチームを結成しました。勝つためには役割を分担する必要があり、私は、先頭で戦う人の指示に従ってチームを後方で支援するポジションになりました。何度か対戦を重ねるうち、「チームワーク良く動けるようになれば、もっと強くなれる」と確信した私は、対戦後にミーティングを開くことを提案しました。ミーティングでは、私はメンバーの意見をまとめ、今後の攻略方針を提示することに努めました。ミーティングを重ねるごとに連携がうまく取れるようになり、メンバーの息も合ってきて、結成1年後には全国大会に出場するまでになりました。この経験から、個々の力をうまくまとめることで相乗効果が発揮されることを実感しました。
御社(貴社)に入社した際には、共同作業をまとめた経験を生かして、さまざまなプロジェクトで成果を出していきたいと考えています。
「チームワーク力」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「誰とでも仲良くなれる」の言い換え例と自己PR例文
「誰とでも仲良くなれる」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】「誰とでも仲良くなれる」ことを留学時の経験を通じてアピール
この例文では、「誰とでも仲良くなれる」ことを、実体験に基づく形で「さまざまな価値観を持った人たちと意思疎通を図って関係を構築できる」と表現しています。
私の強みは、さまざまな価値観を持った人たちと意思疎通を図って関係を構築できることです。
国境にとらわれないコミュニケーション力と語学力を身につけたいと考え、大学3年の夏休みに1カ月半、ドイツでホームステイをしながら語学学校に通いました。日常生活に使うドイツ語に苦労しましたが、身ぶり手ぶりも駆使してコミュニケーションを取り、ホストファミリーとすぐに打ち解けることができました。学校では、意識して日本人以外の留学生と接し、ドイツ語と英語を交えて会話したり、相手の母国語を少し勉強して披露するなどして、親しくなりました。留学の最後には親しくなったオランダ人とスペイン人の友人に小旅行を提案し、彼らと3日間の旅を楽しみました。現在も連絡を取り合っていて、「次はお互いの母国を訪ねよう」と約束しています。
国籍に関係なく積極的に歩み寄って関係を構築していく力を発揮して、御社(貴社)の事業に貢献していきたいと考えています。
「誰とでも仲良くなれる」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「継続力」の言い換え例と自己PR例文
「継続力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】アルバイトにおいて発揮した「継続力」をアピール
この例文では、「継続力」を「コツコツ取り組んで成長していく」と具体化。アルバイトのエピソードで成長の過程やモチベーションについても伝えています。
私は、コツコツ取り組んで成長を実感した経験があります。
大学の4年間、チェーン店のコーヒーショップでアルバイトを続けてきました。このショップには3段階の職級があり、アルバイトにもチャンスがあることを知って興味を持ち、上級を目指そうと決心しました。接客もコーヒーを淹(い)れるのも初めてでしたが、研修を経て店頭に立ち、ドリンクの作り方や商品の知識を増やしていき、1年後には1ランク上に昇級し、2年後には最上級に合格しました。お客さまのクレームに落ち込んだり、学業との両立が危うくなって辞めたいと思ったこともありましたが、「新しい知識を得て、成長したい」という思いに後押しされ、続けることができました。現在は、代理を任されることもあります。
アルバイトで経験した、コツコツ取り組んで成長していく継続力を、御社(貴社)の業務でも生かしていきたいと考えています。
「継続力」の自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「忍耐力」の言い換え例と自己PR例文
「忍耐力」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【自己PR例文】部活動において発揮した「忍耐力」をアピール
この例文では、「忍耐力」を「すぐに結果が出なくても諦めない心」と掘り下げて表現。部活でのエピソードを通じ、社会人となっても生かせることをアピールしています。
私は、すぐに結果が出なくても、諦めずに目標を達成した経験があります。
中学時代にサッカー部に所属していたので、軽い気持ちでフットサル部に入部したところ、上級者が多くレギュラー入りにはほど遠いレベルでした。そこで、「2年の冬までにレギュラー入りする」という目標を掲げ、1年目は毎日ほかの部員より1時間早くグラウンドに行って基礎練習に励み、2年目は毎日100本シュートを継続しました。こうして徐々に実力が認められ、3年春の大会で念願のレギュラー入りを果たし、創部以来初となる全国ベスト16入りを果たしました。周りから評価されず落ち込んだ時期もありましたが、長くてつらい受験勉強を乗り越えてこの大学に入学できた喜びと達成感を思い返し、途中で諦めることなく目標を達成することができました。
すぐに結果が出なくても諦めない心を、社会人になっても持ち続けていたいと考えています。
「忍耐力」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「人見知り」の言い換え例と自己PR例文
例えば「周囲や相手にどう思われるか気にしてしまう」といった人見知りの場合、下記のような表現でポジティブに言い換えることができます。
- 相手の気持ちを考えた上で行動でき、相手の立場に立って物事が考えられる
- 周りを観察する力があるので空気が読め、協働する力や協調性もある など
【長所として伝える例文】計画を持って行動できることにつなげて繋げてアピール
この例文では、「人見知り」であることを「警戒心がやや強い」と言い換えつつ、それが「事前に行動計画を立て、準備を徹底できる」というポジティブな面につながっていることをアピールしています。
私は警戒心がやや強く、新しいことに取り組む際は一歩踏み出すのに少し時間がかかってしまうタイプなのですが、だからこそ事前に行動計画を立て、準備を徹底できるのが私の強みです。
行き当たりばったりで動くことはなく、目的を達成するために必要な要素を洗い出し、多様な視点から全体を見直した上で行動に移すので、途中で頓挫したり軌道修正を余儀なくされたりすることはほとんどありません。
この強みは、御社(貴社)の研究部門においても必ずや生かせると考えています。
「人見知り」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
「心配性」の言い換え例と自己PR例文
「心配性」を言い換えるケースでは、下記のような表現が考えられます。
【長所として伝える例文】念入りな準備と慎重な判断ができることをアピール
この例文では、「心配性」を「慎重に判断できる・行動できる強み」と言い換えています。きっかけや大学での経験エピソードを交え、それを裏打ちしています。
私はやるべきことに対して用意周到に準備し、慎重に判断していくタイプです。
過去に高額商品を衝動買いして苦い思いをしたことを教訓に、頭の中で事前にさまざまなシナリオを考え、最善と思えるものを慎重に選び、念入りに準備を整えてから着手するようになりました。大学の授業でのプログラミング設計では、慎重に検討と準備を重ねることに時間を費やしたので、実作業に入るのは遅くなりましたが、途中段階でのミスや二度手間に時間を取られることなく、速やかに進めることができました。いち早く完成させたプログラムは、教授から高評価を頂きました。
慎重に行動する強みを丁寧な仕事ぶりに生かして、御社(貴社)の事業に貢献していきたいと考えています。
「心配性」の言い換え例や自己PR例はほかにも下記にて紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
自己PRに悩んだらキャリアアドバイザー(CA)に相談しよう
ここまで長所や短所のさまざまな肉付け方、言い換え例を紹介してきました。しかし、この時点ではまだ自己PRがうまく作れない人や、そもそも長所の探し方がよくわからない、という人もいるでしょう。
そのようなときは、一度CAに相談してみるのも一つの方法です。自己PRの作成方法についてわかっているという人でさえ、「客観的に述べられているかどうか」「強みに対してエピソードがズレていないか」「わかりやすい表現になっているか」を自分で確かめるのは容易ではないため、第三者、特にプロのチェックやアドバイスは心強いフォローとなるはずです。
自己PR作成のガイドだけではありません。私たちリクナビ就職エージェントのCAは、マンツーマンであなたに合った企業選びのお手伝いをします。周囲に相談できる人が見つからない場合は、ぜひ私たちを頼ってください。
\リクナビ就職エージェントをご存じですか?/
『リクナビ就職エージェント』は就活を無料で支援するサービス。
会員登録後、専任のアドバイザーが個別に電話相談を行い、あなたの希望や適性に合う企業選びを一緒に考えます。
エージェントだからこそできる求人情報の紹介、面接アドバイスやOpenESの添削なども行っています。